公益財団法人東京2025世界陸上財団は4月24日に理事会を開催し、「東京2025世界陸上サステナビリティプラン」を発表した。
同プランは大会スポンサーや東京都が主体的に実施するものも含め、持続可能性に配慮して大会準備・運営を行うための取り組みの方向性をまとめたもの。世界陸連(WA)は持続可能性に関して6つの柱(気候変動と炭素、持続可能な生産と消費、地域環境と大気環境、グローバルな平等、多様性・アクセシビリティ・ウェルビーイング、リーダーシップ)を掲げているが、それらを踏まえ、持続可能な大会の実現を通じて国際スポーツの新しい世界基準となる“東京モデル”の確率などを目指していくという。
取り組みの例として、「気候変動と炭素」への取り組みとしては暑さ対策、次世代型ソーラーセル(太陽電池)やバイオ燃料といった再生可能エネルギーの活用、電気自動車の活用などが挙げられた。特に猛暑が想定されていることもあり、暑さ対策については観客向けには国立競技場周辺やマラソン・競歩コースの沿道に冷風設備を備えた休憩所の設置、暑さ対策グッズの配布、選手向けには暑さ指数の情報提供やアイスバスの設置などが盛り込まれた。
このほか、「持続可能な生産と消費」への取り組みとしてはペットボトルの再生利用や食品ロスの抑制など、「地域環境と大気環境」に対しては国立競技場周辺でジョギングをしながらゴミを拾うプロギングの実施や、国立競技場・練習会場のトラック等の施設改善、大会後の活用を目指してくという。また、子どもたちへの体験イベント、誹謗中傷や差別禁止などへの対策を掲げるセーフガーディング、陸上競技への関心の向上を目指す取り組みなども挙げられている。
また、前述のセーフガーディングに関しては「セーフガーディングポリシー」が策定した。WAが対象とする行為(虐待、ハラスメント、搾取)に加え、迷惑撮影、SNS等の誹謗中傷への対応を目指し、今後は具体的な「プラン」策定に取り組んでいくという。
2025年東京世界陸上は9月13日から21日まで、国立競技場をメインスタジアムとして開催。東京での開催は1991年以来2度目、国内では2007年大阪以来となる。
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