日本学連は3月8日、都内で栄章贈与式を行い、2024年に日本学生新記録を樹立した選手たちを表彰した。
女子10000m競歩で2度の学生新記録を樹立した柳井綾音(立命大)は「パリオリンピックを目指すにあたって力がついた結果、自身の記録を2度更新することができました」と笑顔であいさつした。
23年6月にマークした学生記録の44分27秒72を、昨年は5月の関西インカレで44分21秒85、7月のホクレンディスタンスチャレンジで43分49秒85へと更新。さらに、パリ五輪では男女混合リレー競歩に出場し、髙橋和生(ADワークスグループ)とのペアで13位に入った。
そんな1年を、柳井は「国際大会を経験して、すごく学びが大きかった」と振り返る。
パリ五輪をはじめ、さまざまな場面で「トップ選手と一緒に関わる中で、競技に対しての取り組み、練習への取り組み方について、すごく新鮮な学びがありましたし、そのあたりは自分に足りないところと思うことができました」。記録についても、「国際的に見るとまだまだ」と捉え、「もっと世界と戦えるようなタイムを目指したい」と言葉に力を込める。
2月の日本選手権20㎞競歩では4位にとどまり、同じ学生で1学年上の梅野倖子(順大/3位)にも先着を許した。3月16日の全日本競歩能美大会にも出場予定で、まずはワールドユニバーシティゲームズ(7月/ドイツ)の2大会連続の代表をつかみ、「世界陸上も狙いたい」と23年ブダペストに続く2大会連続の世界選手権代表への思いも強くする。
4月になると最上級生を迎える柳井。「悔いがないように、変われる1年になれるように、自分自身を磨いていきたい」と学生ラストイヤーへの意気込みを語った。
※代表内定条件の記述に誤りがありました。お詫びをして訂正いたします。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.04.29
-
2025.04.29
-
2025.04.29
-
2025.04.29
2025.04.29
100mH田中佑美が予選トップ通過も決勝棄権「故障ではない」昨年の結婚も明かす/織田記念
2025.04.28
100mH田中佑美が国内初戦「ここから毎週のように緊張する」/織田記念
-
2025.04.26
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.04.01
-
2025.04.12
-
2025.04.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.04.29
“ラストシーズン”の寺田明日香「意外と走れた」決勝6位も予選で12秒台マーク/織田記念
◇織田記念(4月29日/広島・ホットスタッフフィールド広島) 日本グランプリシリーズの織田記念が行われ、女子100mハードルは中島ひとみ(長谷川体育施設)が自己新となる12秒93(+1.8)で優勝した。 東京五輪代表で元 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)