HOME 国内、五輪

2025.02.14

ドーピング違反で池田向希のパリ五輪7位入賞取り消し 日本勢の入賞は10に
ドーピング違反で池田向希のパリ五輪7位入賞取り消し 日本勢の入賞は10に

競歩の池田向希

2月14日、陸上競技の不正行為を調査する独立機関アスリート・インテグリティー・ユニット(AIU)が、男子競歩の池田向希(旭化成)のドーピング違反を認定した。同時に2023年6月20日以降に池田が出場した大会の記録、成績も取り消すと発表。昨夏のパリ五輪7位入賞を含む成績が抹消されることになった。

取り消しの対象となるのは、パリ五輪のほか、23年8月のブダペスト世界選手権(15位/1時間19分44秒)、24年2月の日本選手権20km競歩で出した世界歴代3位の1時間16分51秒など。陸上競技において日本人選手がドーピング違反で五輪、世界選手権の記録が抹消されるのは初めてのことになる。

広告の下にコンテンツが続きます

なお、21年東京五輪、22年オレゴン世界選手権での銀メダルの記録は取り消し対象にはならず、池田の自己記録は19年全日本競歩能美大会でマークした1時間17分25秒となる。

これにより、パリ五輪男子20km競歩で8位だった古賀友太(大塚製薬)の順位が7位に繰り上がる見通し。また、日本勢のパリ五輪入賞数は戦後最多入賞となる11だったが10に減った。

2月14日、陸上競技の不正行為を調査する独立機関アスリート・インテグリティー・ユニット(AIU)が、男子競歩の池田向希(旭化成)のドーピング違反を認定した。同時に2023年6月20日以降に池田が出場した大会の記録、成績も取り消すと発表。昨夏のパリ五輪7位入賞を含む成績が抹消されることになった。 取り消しの対象となるのは、パリ五輪のほか、23年8月のブダペスト世界選手権(15位/1時間19分44秒)、24年2月の日本選手権20km競歩で出した世界歴代3位の1時間16分51秒など。陸上競技において日本人選手がドーピング違反で五輪、世界選手権の記録が抹消されるのは初めてのことになる。 なお、21年東京五輪、22年オレゴン世界選手権での銀メダルの記録は取り消し対象にはならず、池田の自己記録は19年全日本競歩能美大会でマークした1時間17分25秒となる。 これにより、パリ五輪男子20km競歩で8位だった古賀友太(大塚製薬)の順位が7位に繰り上がる見通し。また、日本勢のパリ五輪入賞数は戦後最多入賞となる11だったが10に減った。

ドーピング違反により取り消される主な記録

23年8月19日 ブダペスト世界選手権 男子20km競歩 1時間19分44秒 15位 24年2月18日 日本選手権20km競歩  男子20km競歩 1時間16分51秒 1位 24年4月21日 世界競歩チーム選手権 男女混合リレー 2時間57分04秒 2位 24年5月18日 ラ・コルーニャ国際GP 男子20km競歩 1時間17分59秒 5位 24年8月1日  パリ五輪       男子20km競歩 1時間19分41秒 7位 24年9月22日 全日本実業団選手権  男子10000m競歩  38分48秒03 3位

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.31

過去最高2位の東北福祉大「100%以上の力を発揮」大東大はアクシデントも「冷静に対応できた」 各チームに課題と収穫/富士山女子駅伝

◇全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝、12月30日/静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場:7区間43.4km) 学生女子駅伝2大タイトルの一つ、富士山女子駅伝が行われ、城西大が2時間22分36秒で初 […]

NEWS 逆境はねのけ初優勝の城西大「選手たちの思いが強かった」 ルーキー3人が区間賞/富士山女子駅伝

2025.12.31

逆境はねのけ初優勝の城西大「選手たちの思いが強かった」 ルーキー3人が区間賞/富士山女子駅伝

◇全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝、12月30日/静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場:7区間43.4km) 学生女子駅伝2大タイトルの一つ、富士山女子駅伝が行われ、城西大が2時間22分36秒で初 […]

NEWS 箱根駅伝 ご当地選手をチェック! 福岡市出身6人が登録 川崎市、新潟市、姫路市、北九州市からも多数エントリー 徳島県から4年ぶり箱根路なるか

2025.12.31

箱根駅伝 ご当地選手をチェック! 福岡市出身6人が登録 川崎市、新潟市、姫路市、北九州市からも多数エントリー 徳島県から4年ぶり箱根路なるか

2026年1月2、3日に開催される第102回箱根駅伝のスタートまであと2日。12月29日には各チームの区間エントリーも発表された。 今回も登録された21チーム336人全員にアンケートを実施。その回答を元に出身地を都道府県 […]

NEWS 【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第64回「駅伝とチームマネジメント~棄権を今後の糧に~」

2025.12.30

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第64回「駅伝とチームマネジメント~棄権を今後の糧に~」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第64回「駅伝とチームマネジメント~棄権を今後の糧に~」 年の瀬が迫り、その先には箱根駅伝が待 […]

NEWS 今季の最終決戦を制するのは青学大、駒大、國學院大、中大、早大!? 創価大、帝京大などの5強崩しなるか/箱根駅伝

2025.12.30

今季の最終決戦を制するのは青学大、駒大、國學院大、中大、早大!? 創価大、帝京大などの5強崩しなるか/箱根駅伝

第102回箱根駅伝は2026年1月2日に往路、3日に復路の全10区間217.1kmで行われる。 前回大会でシード権を獲得した10校と、予選会を突破した10校とオープン参加の関東学生連合チームを合わせた21チームが出場。今 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top