HOME 駅伝、箱根駅伝

2024.10.20

東海大が14位で本戦出場逃す!! 2週間後の伊勢路で「リベンジという意味で8位入賞を」/箱根駅伝予選会
東海大が14位で本戦出場逃す!! 2週間後の伊勢路で「リベンジという意味で8位入賞を」/箱根駅伝予選会

第101回箱根駅伝予選会でチームトップの23位だった東海大の花岡寿哉

◇第101回箱根駅伝予選会(10月19日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地スタート、昭和記念公園フィニッシュ:21.0975km)

第101回箱根駅伝予選会が行われ、東海大は11時間3分39秒の14位にとどまり、第89回大会以来12年ぶりに本戦を逃した。

広告の下にコンテンツが続きます

この結末を誰が予想していただろうか。東海大は6月の全日本大学駅伝関東地区選考会は余裕のトップ通過。夏合宿も順調に消化していただけに、まさかの本戦出場を逃した梶谷優斗駅伝主将(4年)は「申し訳ない気持ちでいっぱいです」と肩を落とした。

西出仁明ヘッドコーチは「10月に入ってからチーム全体の調子が上がらなかった」と明かした。今月7日のチームエントリーの段階で主力の兵藤ジュダ(3年)、竹割真(同)、永本脩(2年)がメンバー外に。加えて当日に鈴木天智(3年)、五十嵐喬信(4年)が欠場した。

鈴木は1週間前の最後のポイント練習ラスト400mで捻挫という不運。全日本選考会メンバー8人中5人が欠場という事態がチーム状況を如実に表していた。

レース戦略としては、花岡寿哉(3年)、檜垣蒼(1年)、南坂柚汰(2年)、越陽汰(4年)の4人を第1グループ。残り8人を梶谷、水野龍志(4年)、野島健太(同)をリーダーとする第2グループとして集団走を計画した。

エース花岡に関してはフリーで走らせる構想ももちろんあったが、「檜垣がハーフへの不安要素がないわけではないので誰か一緒にいた方がいい」(西出コーチ)という判断。結果として檜垣は花岡に次ぐチーム内2位と結果を出した。

誤算だったのは越が5km過ぎで早々と脱落し、これに第2グループのロホマン・シュモン(3年)が反応したこと。「集団走から5km以降1人だけ飛び出す形となり、オーバーペースになっていた」(西出コーチ)。気温が上がるなか、20kmまではチーム7番手と持ちこたえていたが、最後は残り約10メートルで転倒し、無念の途中棄権となった。

両角速駅伝監督はロホマンについて昨季「不器用だが地道に努力する選手」と評し、上尾ハーフで学内2位となる1時間2分40秒という成果を称えていた。本戦で10区に抜擢されたロホマンは総合11位でゴール後「花岡や(兵藤)ジュダだけでなく同学年として自分もチームを引っ張る存在になりたい」と語っていた。攻めた走りを見せたロホマンに、指揮官は病院まで付き添った。

東海大の本戦への道は閉ざされた。しかし2週間後には全日本大学駅伝が控える。「全日本では必ずリベンジという意味で8位入賞を目指す」(梶谷主将)。過酷な“立川決戦”で味わった屈辱を伊勢路で晴らすことができるか。

文/荒井寛太

◇第101回箱根駅伝予選会(10月19日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地スタート、昭和記念公園フィニッシュ:21.0975km) 第101回箱根駅伝予選会が行われ、東海大は11時間3分39秒の14位にとどまり、第89回大会以来12年ぶりに本戦を逃した。 この結末を誰が予想していただろうか。東海大は6月の全日本大学駅伝関東地区選考会は余裕のトップ通過。夏合宿も順調に消化していただけに、まさかの本戦出場を逃した梶谷優斗駅伝主将(4年)は「申し訳ない気持ちでいっぱいです」と肩を落とした。 西出仁明ヘッドコーチは「10月に入ってからチーム全体の調子が上がらなかった」と明かした。今月7日のチームエントリーの段階で主力の兵藤ジュダ(3年)、竹割真(同)、永本脩(2年)がメンバー外に。加えて当日に鈴木天智(3年)、五十嵐喬信(4年)が欠場した。 鈴木は1週間前の最後のポイント練習ラスト400mで捻挫という不運。全日本選考会メンバー8人中5人が欠場という事態がチーム状況を如実に表していた。 レース戦略としては、花岡寿哉(3年)、檜垣蒼(1年)、南坂柚汰(2年)、越陽汰(4年)の4人を第1グループ。残り8人を梶谷、水野龍志(4年)、野島健太(同)をリーダーとする第2グループとして集団走を計画した。 エース花岡に関してはフリーで走らせる構想ももちろんあったが、「檜垣がハーフへの不安要素がないわけではないので誰か一緒にいた方がいい」(西出コーチ)という判断。結果として檜垣は花岡に次ぐチーム内2位と結果を出した。 誤算だったのは越が5km過ぎで早々と脱落し、これに第2グループのロホマン・シュモン(3年)が反応したこと。「集団走から5km以降1人だけ飛び出す形となり、オーバーペースになっていた」(西出コーチ)。気温が上がるなか、20kmまではチーム7番手と持ちこたえていたが、最後は残り約10メートルで転倒し、無念の途中棄権となった。 両角速駅伝監督はロホマンについて昨季「不器用だが地道に努力する選手」と評し、上尾ハーフで学内2位となる1時間2分40秒という成果を称えていた。本戦で10区に抜擢されたロホマンは総合11位でゴール後「花岡や(兵藤)ジュダだけでなく同学年として自分もチームを引っ張る存在になりたい」と語っていた。攻めた走りを見せたロホマンに、指揮官は病院まで付き添った。 東海大の本戦への道は閉ざされた。しかし2週間後には全日本大学駅伝が控える。「全日本では必ずリベンジという意味で8位入賞を目指す」(梶谷主将)。過酷な“立川決戦”で味わった屈辱を伊勢路で晴らすことができるか。 文/荒井寛太

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.03.25

アジア大会マラソン代表に吉田祐也、山下一貴、佐藤早也伽、矢田みくにが内定! 強力布陣でアジア勢迎える

日本陸連は3月25日、名古屋アジア大会のマラソン代表内定選手を発表し、男子は吉田祐也(GMOインターネットグループ)と山下一貴(三菱重工)、女子は佐藤早也伽(積水化学)と矢田みくに(エディオン)が内定した。 アジア大会の […]

NEWS 柏原竜二氏が3月末で富士通を退社 「少し、休みながらマイペースに頑張ります」

2026.03.25

柏原竜二氏が3月末で富士通を退社 「少し、休みながらマイペースに頑張ります」

箱根駅伝で09年から山上りの5区で4年連続区間賞を獲得するなど、長距離で活躍した柏原竜二氏が、3月24日に自身のSNSを更新し、3月31日をもって所属していた富士通を退社すると発表した。 柏原氏は1989年生まれの36歳 […]

NEWS ハーフマラソンのエントリー発表! 1部は中大・佐藤大介、順大・玉目陸らが登録 2部は國學院大・野田顕臣が出場予定/関東IC

2026.03.24

ハーフマラソンのエントリー発表! 1部は中大・佐藤大介、順大・玉目陸らが登録 2部は國學院大・野田顕臣が出場予定/関東IC

関東学連は3月24日、第105回関東インカレの男子ハーフマラソンのエントリー選手を発表した。 関東インカレのハーフマラソンは暑熱対策の一環として、今大会から4月に実施されている焼津みなとマラソン・大学対抗ペアマラソンとの […]

NEWS 今井正人氏がトヨタ自動車九州のヘッドコーチに就任

2026.03.24

今井正人氏がトヨタ自動車九州のヘッドコーチに就任

北京世界選手権マラソン代表で、現在は順大の長距離コーチを務める今井正人氏が、4月1日付でトヨタ自動車九州のヘッドコーチに就任することがわかった。 今井氏は1984年4月生まれの41歳。福島・原町高ではインターハイ5000 […]

NEWS セイコーGGPに世界陸上入賞の村竹ラシッド&中島佑気ジョセフが出場! 中島ひとみ、豊田兼らもエントリー

2026.03.24

セイコーGGPに世界陸上入賞の村竹ラシッド&中島佑気ジョセフが出場! 中島ひとみ、豊田兼らもエントリー

日本陸連は3月24日、セイコーゴールデングランプリ2026東京(5月17日/東京・国立競技場)の国内選手のエントリー第2弾を発表し、新たに東京世界選手権男子110mハードル5位の村竹ラシッド(JAL)と同400m6位の中 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年4月号 (3月13日発売)

2026年4月号 (3月13日発売)

別冊付録 記録年鑑 2025

東京マラソン、大阪マラソン、名古屋ウィメンズマラソン

page top