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2024.09.13

【東洋大学】 好調の要因はコンディショニングへの高い意識とトレーニングの継続 
【東洋大学】 好調の要因はコンディショニングへの高い意識とトレーニングの継続 

8月26日から1週間実施した蔵王坊平合宿(山形)では上り坂での距離走やクロカンコースで走り込み。4年生の石田洸介(先頭左)、3年生の網本佳悟(同右)らが練習を引っ張っていた

若手の成長で戦力充実、「出雲と全日本は表彰台、正月は総合優勝を!! 」

強豪校がひしめく学生長距離界で主役の座を奪還すべく、東洋大学は今季のスローガンを〝鉄紺の覚醒〟と掲げた。トラックシーズンはその思いを体現するように各選手が躍動し、関東インカレや全日本大学駅伝の関東学連選考会できっちりと結果を残してきた。好調の要因は、選手たちのコンディショニングへの高い意識と、ハードなトレーニングを日々継続できている点に他ならない。ダイトー水産のゼリー飲料『オレは摂取す』がそれを力強く支えている。

チームを勢いづけた石田の復帰

酒井俊幸監督は学生三大駅伝で優勝争いに絡めなかった昨年度を「駅伝でもチームの運営上でも東洋大らしくなかった」と振り返り、「もう一度、原点回帰でしっかりやっていこう。下地をさらに発展させよう」と今年度のチームを始動させた。

快進撃は5月の関東インカレ(1部)から始まった。ハーフマラソンで主将の梅崎蓮(4年)が日本人トップの2位を占め、5000mではルーキーの松井海斗が5位に食い込むなど10000mを含めた3種目で2人ずつが入賞。酒井監督は「5000m、10000m、ハーフで複数点を取れたことは明るい材料。なかでも石田(洸介/4年)が復活を印象づける走りをしたことはチームにとってもターニングポイントになりました」と話す。

中学、高校と世代トップ選手だった石田は、大学1年目も出雲と全日本の両駅伝で区間賞を獲得。スーパールーキーぶりを発揮したものの、2年目の後半からはケガなどで思うように走れなくなり、精神的にも追い込まれてしまう。昨季は5月から約4ヵ月間チームを離れ、充電期間を経て復帰していた。

「今までトラックシーズンは結果を残せなかったので、最初で最後の関カレで入賞したかった」と石田。初出場だった関東インカレ10000mで積極的な走りを披露し、6位入賞を果たすとともに28分08秒29の自己新記録をマークした。他の選手たちを奮い立たせたという意味でも、初日の石田の力走は大きかった。

大学4年目で復活し、チームに大きな影響を与えているエースの石田

6月の全日本大学駅伝関東学連選考会も東洋大はチーム力を発揮する。1~3組で松井、網本佳悟(3年)、石田がそれぞれ組トップを奪取。網本は「春から1500mなどで磨いてきたスピードをラストスパートで活かせて自信になりました」と胸を張った。各校の主力が集まるハイレベルな最終組では小林亮太(4年)と梅崎が8着と11着で粘り、目標のトップ通過には9秒ほど及ばなかったが、東洋大は総合2位で本戦行きを決めている。

その後、翌週のU20日本選手権5000mで松井が2位に。男鹿駅伝で好走した岸本遼太郎(3年)と網本は7月に10000mで28分30秒台の自己新をマークするなど、各選手が収穫をつかんで前半シーズンを終えた。

正月の駅伝で10区の区間賞を獲得している3年生の岸本遼太郎は、今季の駅伝でも快走を誓う

夏合宿では1年生が存在感示す

夏合宿は8月5日からの全体合宿(長野・富士見高原)を皮切りに、群馬・吾妻、山形・蔵王坊平、箱根、福島・猪苗代での選抜合宿が9月13日まで続いた。

夏の鍛錬期に個人、そしてチームがどれだけレベルアップできるか。それが駅伝シーズンの結果に直結する。酒井監督によれば、「チームは生き物ですから、良くても油断すればあっという間に落ちてしまいます。全日本の選考会もトップではなかったですし、想定していたより2、3人出られていません。ですから慢心することなく、身体の下地を作ることと、全体合宿ではチームの一体感を高めたい」というのが夏のテーマだった。

8月下旬の北海道マラソンに出場した梅崎や、ペルー・リマでのU20世界選手権で貴重な経験を積んだ松井ら主力数名は9月からの合流となったが、8月の合宿では1年生が存在感を示した。石田が「迎暖人や馬場アンジェロ光、内堀勇らは大学で初めての夏合宿で苦しいはずですが、がんばって食らいついていました」と振り返るように、先輩たちは大いに刺激を受けた。

成長著しい1年生の中でも「夏合宿のMVP」として選手間での評価が高かった内堀勇

トラックシーズンから主要大会で健闘した宮崎優(1年)は、合宿前半は故障でやや出遅れたものの、「フィジカルの強化を継続しながら、距離を踏んで土台作りを意識しています」と話し、「駅伝でチームに貢献したい」と意気込んでいた。

昨季は梅崎、小林とともに三大駅伝にフル出場した緒方澪那斗(3年)は、前期は体調が優れない時期があった。ただ、トラックシーズン終盤から調子を上げ、夏合宿では「質の高いポイント練習だけでなく、自主的に設定タイムより速いペースで走ることもあります」と言うほど充実の毎日を過ごしてきたという。

昨年度の学生三大駅伝にフル出場している3年生の緒方澪那斗。蔵王坊平合宿の上り坂ダッシュでぶっちぎりの強さを見せた

『オレは摂取す』が選手をサポート

各選手が自己の課題克服に努めながら、駅伝シーズンの「出雲と全日本は表彰台、正月に総合優勝」という目標達成に向け、着実な歩みを進めている。そんな東洋大の選手たちの肉体を、ダイトー水産のゼリー飲料『オレは摂取す』が厚くサポートしている。『オレは摂取す』は原料に刺身用天然マグロの皮だけを使用したコラーゲンペプチド「TC30000」を配合。そのTC30000 を含め、アミノ酸の含有量は8353.8mgと業界トップクラスを誇る。

『オレは摂取す』は高濃度アミノ酸とマグロコラーゲンでアスリートのパフォーマンス向上をサポートする

「きついポイント練習や距離走などの後に必ず飲んでいる」という網本は、「負荷のかかる練習の後は身体の中が空っぽの状態になるので、早めにこれを飲んでしっかりエネルギーを蓄えます。そのおかげで疲労が軽減されて、次の日の練習もしっかり挑めているので助かっています」と話す。味も好みで、今では練習中に「早く飲みたいな」と思うことも多いそうだ。

高校時代はコンディショニングなどを気にしていなかったという岸本は、東洋大に入って「きちんと考えられたものを正しいタイミングで摂るようになったことで、負荷がかかる練習後も次への練習の移行がスムーズにいくようになりました」と効果を実感しており、「練習直後はどうしても食べ物では摂りづらい。良い栄養素がたくさん入ったゼリータイプなので、本当にありがたいです」と話す。

東洋大の選手たちは練習直後のリカバリーにダイトー水産のゼリー飲料『オレは摂取す』を毎日活用している

ダイトー水産では他に、リカバリー究極系睡眠サポートゼリー飲料『オレは熟睡す』や、コンパクトタイプの『オレは摂取すRECOVERY』、『オレは摂取すENERGY』といった製品をラインナップ。選手たちは必要なアイテムをきちんと考えて活用し、自身の競技力向上に役立てている。

ダイトー水産では『オレは摂取す』、『オレは熟睡す』の他、コンパクトタイプの『オレは摂取す』もラインナップ

酒井監督は「今の学生駅伝は本当にレベルが高い。駅伝では前半で劣勢になっても、慌てずに中盤以降で盛り返していくタフなメンタリティーが欠かせません」と、いよいよ本格化する秋シーズンの見通しを話した。正月の駅伝で東洋大は20年連続となるシード権獲得がかかるが、チームの誰もが、その先にある11年ぶりの戴冠しか見ていない。

鉄紺軍団を率いる酒井俊幸監督は、レベルが高くなった学生駅伝で勝ち抜いていくために「コンディショニングへの高い意識とトレーニングの継続」が大切だと考えている

文/小野哲史、撮影/樋口俊秀

※この記事は『月刊陸上競技』2024年10月号に掲載しています

【オレは摂取す】公式ホームページ

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チームを勢いづけた石田の復帰

酒井俊幸監督は学生三大駅伝で優勝争いに絡めなかった昨年度を「駅伝でもチームの運営上でも東洋大らしくなかった」と振り返り、「もう一度、原点回帰でしっかりやっていこう。下地をさらに発展させよう」と今年度のチームを始動させた。 快進撃は5月の関東インカレ(1部)から始まった。ハーフマラソンで主将の梅崎蓮(4年)が日本人トップの2位を占め、5000mではルーキーの松井海斗が5位に食い込むなど10000mを含めた3種目で2人ずつが入賞。酒井監督は「5000m、10000m、ハーフで複数点を取れたことは明るい材料。なかでも石田(洸介/4年)が復活を印象づける走りをしたことはチームにとってもターニングポイントになりました」と話す。 中学、高校と世代トップ選手だった石田は、大学1年目も出雲と全日本の両駅伝で区間賞を獲得。スーパールーキーぶりを発揮したものの、2年目の後半からはケガなどで思うように走れなくなり、精神的にも追い込まれてしまう。昨季は5月から約4ヵ月間チームを離れ、充電期間を経て復帰していた。 「今までトラックシーズンは結果を残せなかったので、最初で最後の関カレで入賞したかった」と石田。初出場だった関東インカレ10000mで積極的な走りを披露し、6位入賞を果たすとともに28分08秒29の自己新記録をマークした。他の選手たちを奮い立たせたという意味でも、初日の石田の力走は大きかった。 [caption id="attachment_145906" align="alignnone" width="800"] 大学4年目で復活し、チームに大きな影響を与えているエースの石田[/caption] 6月の全日本大学駅伝関東学連選考会も東洋大はチーム力を発揮する。1~3組で松井、網本佳悟(3年)、石田がそれぞれ組トップを奪取。網本は「春から1500mなどで磨いてきたスピードをラストスパートで活かせて自信になりました」と胸を張った。各校の主力が集まるハイレベルな最終組では小林亮太(4年)と梅崎が8着と11着で粘り、目標のトップ通過には9秒ほど及ばなかったが、東洋大は総合2位で本戦行きを決めている。 その後、翌週のU20日本選手権5000mで松井が2位に。男鹿駅伝で好走した岸本遼太郎(3年)と網本は7月に10000mで28分30秒台の自己新をマークするなど、各選手が収穫をつかんで前半シーズンを終えた。 [caption id="attachment_145913" align="alignnone" width="800"] 正月の駅伝で10区の区間賞を獲得している3年生の岸本遼太郎は、今季の駅伝でも快走を誓う[/caption]

夏合宿では1年生が存在感示す

夏合宿は8月5日からの全体合宿(長野・富士見高原)を皮切りに、群馬・吾妻、山形・蔵王坊平、箱根、福島・猪苗代での選抜合宿が9月13日まで続いた。 夏の鍛錬期に個人、そしてチームがどれだけレベルアップできるか。それが駅伝シーズンの結果に直結する。酒井監督によれば、「チームは生き物ですから、良くても油断すればあっという間に落ちてしまいます。全日本の選考会もトップではなかったですし、想定していたより2、3人出られていません。ですから慢心することなく、身体の下地を作ることと、全体合宿ではチームの一体感を高めたい」というのが夏のテーマだった。 8月下旬の北海道マラソンに出場した梅崎や、ペルー・リマでのU20世界選手権で貴重な経験を積んだ松井ら主力数名は9月からの合流となったが、8月の合宿では1年生が存在感を示した。石田が「迎暖人や馬場アンジェロ光、内堀勇らは大学で初めての夏合宿で苦しいはずですが、がんばって食らいついていました」と振り返るように、先輩たちは大いに刺激を受けた。 [caption id="attachment_145909" align="alignnone" width="800"] 成長著しい1年生の中でも「夏合宿のMVP」として選手間での評価が高かった内堀勇[/caption] トラックシーズンから主要大会で健闘した宮崎優(1年)は、合宿前半は故障でやや出遅れたものの、「フィジカルの強化を継続しながら、距離を踏んで土台作りを意識しています」と話し、「駅伝でチームに貢献したい」と意気込んでいた。 昨季は梅崎、小林とともに三大駅伝にフル出場した緒方澪那斗(3年)は、前期は体調が優れない時期があった。ただ、トラックシーズン終盤から調子を上げ、夏合宿では「質の高いポイント練習だけでなく、自主的に設定タイムより速いペースで走ることもあります」と言うほど充実の毎日を過ごしてきたという。 [caption id="attachment_145915" align="alignnone" width="800"] 昨年度の学生三大駅伝にフル出場している3年生の緒方澪那斗。蔵王坊平合宿の上り坂ダッシュでぶっちぎりの強さを見せた[/caption]

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