
トレーニングはもちろん、「食育」にも力を入れている東洋大長距離チーム。競歩と駅伝の2軸で結果を出し続けている
競技力アップを目指す上でトレーニングとともに重要なのは栄養と休養。学生駅伝の強豪校であり、競歩をはじめ多くの種目で世界レベルの選手を輩出している東洋大は「食育」にも力を入れている。
9月1日には、東洋大陸上競技部の長距離部門がダイトー水産株式会社とサポート契約を締結した。同社の『オレは摂取す』は、天然マグロの皮のみを原料に使用したコラーゲンペプチド「TC30000」を配合したアスリート向けのゼリー飲料で、持久系アスリートにとって不可欠なアミノ酸を8353mg、鉄分を7.5mg含んでいる。東洋大は栄養面に対してどのように取り組んでいるのか、『オレは摂取す』の活用法と合わせて紹介しよう。
きっかけは川野の50km競歩挑戦
瑞穂コーチはアミノ酸と乳酸菌に着目
東洋大と『オレは摂取す』を結びつけたのは、競歩を指導している酒井瑞穂コーチだった。当時大学生だった川野将虎(現・旭化成)が半年に1度のスパンで50km競歩に挑むことになり、日々のトレーニングで「疲労回復を早めないといけない」と痛感。そこで、瑞穂コーチは100kmマラソンやトレイルラン、トライアスロンなど長時間・長距離のレースでパフォーマンスを発揮しているアスリートの取り組みを研究していたという。その時に『オレは摂取す』を使用している選手が複数いることを知り、自費で購入したのが始まりだった。
「川野は内臓が強くなかったので50kmへの不安がありました。『オレは摂取す』はアミノ酸の含有量が多く、乳酸菌も入っている点が優れていると思いました」(瑞穂コーチ)
競歩選手たちが数回使ったところ好感触を得たため、瑞穂コーチは販売元であるダイトー水産に直接電話。川野と池田向希(現・旭化成)がダイトー水産の所在地である静岡県出身という縁もあってサポートを受けるようになった。
そして、『オレは摂取す』を飲むようになった競歩勢が結果を残すようになる。川野は2019年10月の全日本競歩高畠大会で『オレは摂取す』を活用。「身体の中に力がたまっている感じがする」(川野)と終盤にペースアップして3時間36分45秒の日本新記録で完勝した。池田も翌年3月の全日本競歩能美大会20kmを制し、2人は今年の夏に開催された世界大会でも『オレは摂取す』を使用して池田が2位、川野が6位と活躍。川野はレース中にゼリーだけでも1000kcalほどエネルギーを補給するといい、選手にとっては普段の生活から欠かせないものとなっている。

2019年に当時東洋大に在学中だった川野将虎(現・旭化成、中央)が50km競歩に挑戦するにあたり、酒井瑞穂コーチ(左)が自費で購入したことが『オレは摂取す』との出会いだった。右は酒井俊幸監督
瑞穂コーチの勧めもあり、昨年12月に10000mで27分18秒75の日本新記録を樹立した相澤晃(現・旭化成)らが在籍していた駅伝チームも『オレは摂取す』を活用するようになった。相澤はもともとサプリメントが苦手な体質で栄養面には苦慮していたが、『オレは摂取す』導入後はさらにスケールアップした印象だ。
鉄は「1日20mg」が目標
『オレは摂取す』で達成が容易に
東洋大は「食育」に力を注いでおり、その中で『オレは摂取す』が重要な役割を果たしている。
「食事の充実を大前提としていますが、それだけでは疲労した筋肉を回復させるのは難しいです。しかし、トレーニング直後に『オレは摂取す』を1つとるだけで十分なリカバリーができると感じています。体重増が気になる選手もいますが、1個で200kcalもないので、補食としても重宝しています」と酒井俊幸監督。主にポイント練習などハードなメニューをこなした直後に選手たちは『オレは摂取す』を補給しているという。
正月の学生駅伝で2年連続山上り区間を好走している主将の宮下隼人(4年)は、「とても美味しくて飲みやすいので、練習後の楽しみになっています」と話す。それだけでなく、「これまでは強度の強い練習をした翌朝のジョグは疲れが残っていたのですが、『オレは摂取す』を飲むようになってからは疲労感が軽減されて、質の高いジョグができるようになりました」と変化を感じている。
ダイトー水産の『オレは摂取す』は日本国内で流通消費される「お刺身用天然マグロ」の皮のみを原料に使用したコラーゲンペプチド「TC30000」を配合。TC30000を含めたアミノ酸は8353mg入っており、持久系アスリートに最適なゼリー飲料と言えるだろう。

東洋大では練習直後などに『オレは摂取す』を飲むようにしている。左から及川瑠音、児玉悠輔、前田義弘の3年生主力トリオ

『オレは摂取す』は1袋180gに129kcal、アミノ酸8353mg、鉄7.5mgを含有。そのうちアミノ酸に含まれるコラーゲンペプチド「TC30000」は「お刺身用天然マグロ」の皮のみを原料に使用しており、静岡県立大学との共同研究で「筋タンパク合成の促進に優位性のある『分岐鎖アミノ酸』を多く含んでいること」が確認されている
エース格である松山和希(2年)は練習後だけでなく日々の昼食時にも『オレは摂取す』を飲んでいる。高校時代は貧血に悩まされてきたこともあり、鉄分摂取が目的の一つだ。
「大学では栄養学の講習もあり、食事面はかなり意識するようになりました。『オレは摂取す』は昼食のメニューの一つで、デザート的に飲んでいます。他の選手より飲む回数が多くても飽きません。朝練習で長い距離を走る前にも摂取する時もありますが、調子が良いような気がします」(松山)

今季、東洋大躍進へのカギを握る主将の宮下隼人(中央)、2年生の松山和希(右)、5000mで高校記録(13分34秒74)を持つ石田洸介(左)
東洋大は管理栄養士の指導のもと、鉄分摂取量は「1日20mg」を目安にしている。食事だけでその数値を満たすのは簡単ではないが、『オレは摂取す』1個だけで成人男性の1日の推奨量である7.5mgを確保できるため、鉄分のサプリメント等を使うことなく必要量に到達しやすくなるのは大きな利点だ。
「2020年はコロナ禍の影響で制限の多い練習環境下でしたが、『オレは摂取す』を利用する機会を増やし、疲労を溜めない、回復を早めることに努めました。血液性状を確認したところ、例年よりもヘモグロビンや総たんぱくの値が高く、貧血の選手がほとんどいませんでした。コンディションが良いことで走行距離も増した選手が多くいました。それが結果につながっている部分もあると思います」(酒井監督)
2020年正月の駅伝では10位だったが、翌年はトップ3に返り咲いた東洋大。栄養面からのアプローチがその強さの一端を支えている。

9月1日には東洋大陸上競技部長距離部門がダイトー水産とサポート契約を締結。OBである川野、池田向希、相澤晃(ともに旭化成)だけでなく現役学生も『オレは摂取す』を活用しやすくなった
※この記事は『月刊陸上競技』2021年10月号に掲載しています
トレーニングはもちろん、「食育」にも力を入れている東洋大長距離チーム。競歩と駅伝の2軸で結果を出し続けている
競技力アップを目指す上でトレーニングとともに重要なのは栄養と休養。学生駅伝の強豪校であり、競歩をはじめ多くの種目で世界レベルの選手を輩出している東洋大は「食育」にも力を入れている。
9月1日には、東洋大陸上競技部の長距離部門がダイトー水産株式会社とサポート契約を締結した。同社の『オレは摂取す』は、天然マグロの皮のみを原料に使用したコラーゲンペプチド「TC30000」を配合したアスリート向けのゼリー飲料で、持久系アスリートにとって不可欠なアミノ酸を8353mg、鉄分を7.5mg含んでいる。東洋大は栄養面に対してどのように取り組んでいるのか、『オレは摂取す』の活用法と合わせて紹介しよう。
きっかけは川野の50km競歩挑戦 瑞穂コーチはアミノ酸と乳酸菌に着目
東洋大と『オレは摂取す』を結びつけたのは、競歩を指導している酒井瑞穂コーチだった。当時大学生だった川野将虎(現・旭化成)が半年に1度のスパンで50km競歩に挑むことになり、日々のトレーニングで「疲労回復を早めないといけない」と痛感。そこで、瑞穂コーチは100kmマラソンやトレイルラン、トライアスロンなど長時間・長距離のレースでパフォーマンスを発揮しているアスリートの取り組みを研究していたという。その時に『オレは摂取す』を使用している選手が複数いることを知り、自費で購入したのが始まりだった。 「川野は内臓が強くなかったので50kmへの不安がありました。『オレは摂取す』はアミノ酸の含有量が多く、乳酸菌も入っている点が優れていると思いました」(瑞穂コーチ) 競歩選手たちが数回使ったところ好感触を得たため、瑞穂コーチは販売元であるダイトー水産に直接電話。川野と池田向希(現・旭化成)がダイトー水産の所在地である静岡県出身という縁もあってサポートを受けるようになった。 そして、『オレは摂取す』を飲むようになった競歩勢が結果を残すようになる。川野は2019年10月の全日本競歩高畠大会で『オレは摂取す』を活用。「身体の中に力がたまっている感じがする」(川野)と終盤にペースアップして3時間36分45秒の日本新記録で完勝した。池田も翌年3月の全日本競歩能美大会20kmを制し、2人は今年の夏に開催された世界大会でも『オレは摂取す』を使用して池田が2位、川野が6位と活躍。川野はレース中にゼリーだけでも1000kcalほどエネルギーを補給するといい、選手にとっては普段の生活から欠かせないものとなっている。
2019年に当時東洋大に在学中だった川野将虎(現・旭化成、中央)が50km競歩に挑戦するにあたり、酒井瑞穂コーチ(左)が自費で購入したことが『オレは摂取す』との出会いだった。右は酒井俊幸監督
瑞穂コーチの勧めもあり、昨年12月に10000mで27分18秒75の日本新記録を樹立した相澤晃(現・旭化成)らが在籍していた駅伝チームも『オレは摂取す』を活用するようになった。相澤はもともとサプリメントが苦手な体質で栄養面には苦慮していたが、『オレは摂取す』導入後はさらにスケールアップした印象だ。
鉄は「1日20mg」が目標 『オレは摂取す』で達成が容易に
東洋大は「食育」に力を注いでおり、その中で『オレは摂取す』が重要な役割を果たしている。 「食事の充実を大前提としていますが、それだけでは疲労した筋肉を回復させるのは難しいです。しかし、トレーニング直後に『オレは摂取す』を1つとるだけで十分なリカバリーができると感じています。体重増が気になる選手もいますが、1個で200kcalもないので、補食としても重宝しています」と酒井俊幸監督。主にポイント練習などハードなメニューをこなした直後に選手たちは『オレは摂取す』を補給しているという。 正月の学生駅伝で2年連続山上り区間を好走している主将の宮下隼人(4年)は、「とても美味しくて飲みやすいので、練習後の楽しみになっています」と話す。それだけでなく、「これまでは強度の強い練習をした翌朝のジョグは疲れが残っていたのですが、『オレは摂取す』を飲むようになってからは疲労感が軽減されて、質の高いジョグができるようになりました」と変化を感じている。 ダイトー水産の『オレは摂取す』は日本国内で流通消費される「お刺身用天然マグロ」の皮のみを原料に使用したコラーゲンペプチド「TC30000」を配合。TC30000を含めたアミノ酸は8353mg入っており、持久系アスリートに最適なゼリー飲料と言えるだろう。
東洋大では練習直後などに『オレは摂取す』を飲むようにしている。左から及川瑠音、児玉悠輔、前田義弘の3年生主力トリオ
『オレは摂取す』は1袋180gに129kcal、アミノ酸8353mg、鉄7.5mgを含有。そのうちアミノ酸に含まれるコラーゲンペプチド「TC30000」は「お刺身用天然マグロ」の皮のみを原料に使用しており、静岡県立大学との共同研究で「筋タンパク合成の促進に優位性のある『分岐鎖アミノ酸』を多く含んでいること」が確認されている
エース格である松山和希(2年)は練習後だけでなく日々の昼食時にも『オレは摂取す』を飲んでいる。高校時代は貧血に悩まされてきたこともあり、鉄分摂取が目的の一つだ。
「大学では栄養学の講習もあり、食事面はかなり意識するようになりました。『オレは摂取す』は昼食のメニューの一つで、デザート的に飲んでいます。他の選手より飲む回数が多くても飽きません。朝練習で長い距離を走る前にも摂取する時もありますが、調子が良いような気がします」(松山)
今季、東洋大躍進へのカギを握る主将の宮下隼人(中央)、2年生の松山和希(右)、5000mで高校記録(13分34秒74)を持つ石田洸介(左)
東洋大は管理栄養士の指導のもと、鉄分摂取量は「1日20mg」を目安にしている。食事だけでその数値を満たすのは簡単ではないが、『オレは摂取す』1個だけで成人男性の1日の推奨量である7.5mgを確保できるため、鉄分のサプリメント等を使うことなく必要量に到達しやすくなるのは大きな利点だ。
「2020年はコロナ禍の影響で制限の多い練習環境下でしたが、『オレは摂取す』を利用する機会を増やし、疲労を溜めない、回復を早めることに努めました。血液性状を確認したところ、例年よりもヘモグロビンや総たんぱくの値が高く、貧血の選手がほとんどいませんでした。コンディションが良いことで走行距離も増した選手が多くいました。それが結果につながっている部分もあると思います」(酒井監督)
2020年正月の駅伝では10位だったが、翌年はトップ3に返り咲いた東洋大。栄養面からのアプローチがその強さの一端を支えている。
9月1日には東洋大陸上競技部長距離部門がダイトー水産とサポート契約を締結。OBである川野、池田向希、相澤晃(ともに旭化成)だけでなく現役学生も『オレは摂取す』を活用しやすくなった
※この記事は『月刊陸上競技』2021年10月号に掲載しています
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