◇第20回U20世界選手権(8月27~31日/ペルー・リマ)
第20回U20世界選手権の1日目が行われ、女子5000mに出場した山本釉未(立命大)が16分01秒54で6位入賞を果たした。
パリ五輪7位、昨年のブダペスト世界選手権でも6位に入賞している実力者、メディナ・エイサ(エチオピア)を中心にアフリカ勢が強さを見せる中で、山本は粘りの走りを披露。アフリカ勢以外ではトップを占め、日本勢としては2018年タンペレ大会の髙松智美ムセンビ(7位)以来の入賞を飾った。
今春、立命館宇治高から立命大に入学した山本は、6月のU20日本選手権優勝、7月のホクレン・ディスタンスチャレンジでは15分37秒38の自己新をマークして、今大会に向けて弾みをつけていた。高校時代はインターハイ1500m6位、鹿児島特別国体3000m5位と活躍。全国高校駅伝ではチームのエースとして1区2位と牽引し、3位とトップスリー入りに貢献した。
エイサは14分39秒71の大会新で制し、その力を改めて示した。
男子100mでは高校王者・西岡尚輝(東海大仰星高3大阪)が予選を10秒27(+0.9)の組1着、全体でもトップタイムで通過すると、準決勝も10秒43(-0.9)を占めて2組2着を確保。着順通過で決勝進出を決めた。決勝は日本時間29日午前8時47分に行われる。
予選をプラス通過した小室歩久斗(つくば秀英高3茨城)は、準決勝は組6着にとどまり突破はならなかった。
800m予選には男女日本選手権者&日本記録保持者、落合晃(滋賀学年高3)、久保凛(東大阪大敬愛高2)が出場し、世界挑戦の第一歩。ともにオープンレーンから主導権を握る持ち前の積極的な走りを見せ、落合は1分50秒67で2着通過。久保はそのままトップを守り、2分04秒53でフィニッシュした。U20日本選手権王者・吉澤登吾(桐朋高3東京)も1分51秒49の3着で通過し、男子2人はそろってセミファイナルに進出した。
男子三段跳予選では、金井晃希(順大)が3回目に15m69(+0.4)をジャンプし、全体7番目で決勝に進んだ。
男子5000m決勝には濵口大和(佐久長聖高3長野)、松井海斗(東洋大1)が出場し、濵口が13位、松井は16位。アフリカ勢が入賞ラインの8位までを占め、アンドリュウ・キプトゥー・アラミシ(ケニア)が13分41秒14で金メダルに輝いた。
女子走幅跳予選に出場した橋本詩音(静岡雙葉高3)は5m89(-0.9)で全体15位にとどまり、決勝進出は果たせなかった。
大会2日目は今日23時(日本時間)から行われる。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.11.17
-
2025.11.16
-
2025.11.16
-
2025.11.14
-
2025.11.13
-
2025.11.15
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.17
クイーンズ駅伝「クマ対応」出没時間によって開催・中止を本部で決定 広瀬川沿い、1区の松島町、利府町内を警戒
一般社団法人日本実業団陸上競技連合は11月17日、全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城/11月23日)における「クマ対応」を発表した。 頻発するクマによる被害を鑑みての対応。松島町の文化交流館前のスタート地点 […]
2025.11.17
長谷川体育施設が日本陸連のオフィシャルサポーティングカンパニーに “協働”と“共創”目指す
日本陸連は11月17日、新たな協賛企業として、スポーツ施設総合建設業の長谷川体育施設(本社・東京都世田谷区/仁ノ平俊和社長)が決定したと発表した。11月からの契約で、カテゴリーとしては「オフィシャルサポーティングカンパニ […]
2025.11.17
男子は東京世界陸上5000m11位のキプサング、女子はアメバウが制覇 そろってツアー2勝目/WAクロカンツアー
世界陸連(WA)クロスカントリーツアー・ゴールドの第4戦「クロス・インターナショナル・デ・ソリア」が11月16日、スペイン北部のソリアで開催され、男子(8km)はM.キプサング(ケニア)が23分10秒で優勝した。 キプサ […]
2025.11.17
女子砲丸投・鞏立姣が現役引退 世界選手権2連覇含む8大会連続メダル獲得
女子砲丸投の五輪・世界選手権金メダリストの鞏立姣(中国)が現役を引退することがわかった。 鞏立姣は東京五輪で金メダルを獲得している36歳。世界選手権では2017年ロンドン、19年ドーハ大会で2連覇している。 18歳で初出 […]
2025.11.16
佐久長聖2時間4分57秒で27連覇 長野東1時間8分10秒でV17 地区代表は2年連続で長野日大&新潟一/北信越高校駅伝
北信越高校駅伝が11月16日、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムを発着とする駅伝周回コースで行われ、男子(7区間42.195Km)は佐久長聖(長野)が2時間4分57秒で27連覇を決めた。女子(5区間21.0975Km) […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025