HOME 国内、日本代表、五輪
やり投・北口榛花 メダルへの挑戦スタート!予選でどんな投げを見せるか/パリ五輪
やり投・北口榛花 メダルへの挑戦スタート!予選でどんな投げを見せるか/パリ五輪

JALの社員から激励を受けた北口榛花

◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)7日目

パリ五輪・陸上競技7日目のモーニングセッションに行われる女子やり投予選に、北口榛花(JAL)がいよいよ登場する。

広告の下にコンテンツが続きます

昨年のブダペスト世界選手権で、女子トラック&フィールド初の金メダルに輝いた北口。今季は「出し切った投げができていない」と苦しいシーズンを過ごしてきた。

初戦のダイヤモンドリーグ(DL)蘇州で優勝。国内でも水戸招待、セイコーゴールデングランプリと連勝した。日本選手権も2年ぶりに制し、DLモナコでは今季ベストの65m21。見た目では順調だが、ウエイトトレーニングやオフの少なさから持ち味の柔軟性が失われ、「身体が硬直して動かない」時期もあった。

それでも、ここにきて状態は上向き。予選2日前に現地入りして選手村へ。前日には競技場の様子も確認した。

直前のインタビューでは「身体がバッチリであれば65mは普通に投げられるし、1本目から64mは投げられます」と話していた北口。まずは予選通過ラインの62mを一発で投げておきたいところ。

広告の下にコンテンツが続きます

さすが五輪イヤーで、海外勢も仕上げてきた。リトル・マッケンジーやケルシー・リー・バーバーの豪州勢、66m70でリストップに立つフロア・デニス・ルイス・フルタド(コロンビア)ら、これまで競り合ってきた相手が「一時期不調でも上げてきて、やっぱり力がある」と見ている。メダル、そして金メダルには68mがラインとなってきそうだ。

「もちろん金メダルがいいですが、口で言うほど簡単じゃないのはわかっています。まずはしっかりメダルを取って帰りたい」

北口は「この時代で一番強い存在になりたい」と言う。真の世界女王への挑戦がいよいよ始まる。

女子やり投の予選は日本時間17時25分のA組に斉藤真理菜(スズキ)、18時50分のB組に北口と上田百寧(ゼンリン)が出場する。

◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)7日目 パリ五輪・陸上競技7日目のモーニングセッションに行われる女子やり投予選に、北口榛花(JAL)がいよいよ登場する。 昨年のブダペスト世界選手権で、女子トラック&フィールド初の金メダルに輝いた北口。今季は「出し切った投げができていない」と苦しいシーズンを過ごしてきた。 初戦のダイヤモンドリーグ(DL)蘇州で優勝。国内でも水戸招待、セイコーゴールデングランプリと連勝した。日本選手権も2年ぶりに制し、DLモナコでは今季ベストの65m21。見た目では順調だが、ウエイトトレーニングやオフの少なさから持ち味の柔軟性が失われ、「身体が硬直して動かない」時期もあった。 それでも、ここにきて状態は上向き。予選2日前に現地入りして選手村へ。前日には競技場の様子も確認した。 直前のインタビューでは「身体がバッチリであれば65mは普通に投げられるし、1本目から64mは投げられます」と話していた北口。まずは予選通過ラインの62mを一発で投げておきたいところ。 さすが五輪イヤーで、海外勢も仕上げてきた。リトル・マッケンジーやケルシー・リー・バーバーの豪州勢、66m70でリストップに立つフロア・デニス・ルイス・フルタド(コロンビア)ら、これまで競り合ってきた相手が「一時期不調でも上げてきて、やっぱり力がある」と見ている。メダル、そして金メダルには68mがラインとなってきそうだ。 「もちろん金メダルがいいですが、口で言うほど簡単じゃないのはわかっています。まずはしっかりメダルを取って帰りたい」 北口は「この時代で一番強い存在になりたい」と言う。真の世界女王への挑戦がいよいよ始まる。 女子やり投の予選は日本時間17時25分のA組に斉藤真理菜(スズキ)、18時50分のB組に北口と上田百寧(ゼンリン)が出場する。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.30

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第64回「駅伝とチームマネジメント~棄権を今後の糧に~」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第64回「駅伝とチームマネジメント~棄権を今後の糧に~」 年の瀬が迫り、その先には箱根駅伝が待 […]

NEWS 今季の最終決戦を制するのは青学大、駒大、國學院大、中大、早大!? 創価大、帝京大などの5強崩しなるか/箱根駅伝

2025.12.30

今季の最終決戦を制するのは青学大、駒大、國學院大、中大、早大!? 創価大、帝京大などの5強崩しなるか/箱根駅伝

第102回箱根駅伝は2026年1月2日に往路、3日に復路の全10区間217.1kmで行われる。 前回大会でシード権を獲得した10校と、予選会を突破した10校とオープン参加の関東学生連合チームを合わせた21チームが出場。今 […]

NEWS SUBARU・三浦龍司「ワクワクしてもらえるようなレースに」 GMO・吉田祐也「優勝を目指して」ロジスティード・平林清澄「自分の走りでチームに貢献」 各選手が意気込み/ニューイヤー駅伝

2025.12.30

SUBARU・三浦龍司「ワクワクしてもらえるようなレースに」 GMO・吉田祐也「優勝を目指して」ロジスティード・平林清澄「自分の走りでチームに貢献」 各選手が意気込み/ニューイヤー駅伝

◇第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/1月1日、群馬県庁発着・7区間100km) 第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の記者会見が12月30日、スタート・フィニッシュ地点となる群馬県庁で行われた。 […]

NEWS 名城大が4位 主将・米澤「みんなのお陰でやりきれた」連覇狙った立命大は5位/富士山女子駅伝

2025.12.30

名城大が4位 主将・米澤「みんなのお陰でやりきれた」連覇狙った立命大は5位/富士山女子駅伝

◇2025富士山女子駅伝(12月30日/静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場:7区間43.4km) 学生女子駅伝2大タイトルの一つ、富士山女子駅伝が行われ城西大が2時間22分36秒で初優勝を飾った。城西 […]

NEWS 2年ぶりV奪還へトヨタ自動車・鈴木芽吹「レース全体で自分の力を発揮」 2週間前に痛みも/ニューイヤー駅伝

2025.12.30

2年ぶりV奪還へトヨタ自動車・鈴木芽吹「レース全体で自分の力を発揮」 2週間前に痛みも/ニューイヤー駅伝

◇第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/1月1日、群馬県庁発着・7区間100km) 元日に開催される全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の記者会見が12月30日、スタート・フィニッシュ地点となる群馬県庁で行 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top