HOME 国内、日本代表、五輪
初実施種目で日本勢メダルなるか 川野将虎&岡田久美子、髙橋和生&柳井綾音の2組出場/パリ五輪Day7混合競歩リレーみどころ
初実施種目で日本勢メダルなるか 川野将虎&岡田久美子、髙橋和生&柳井綾音の2組出場/パリ五輪Day7混合競歩リレーみどころ

24年パリ五輪競歩代表の川野将虎、岡田久美子、髙橋和生、柳井綾音

◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)7日目

パリ五輪・陸上競技7日目のモーニングセッションでは今大会から初めて行われる男女混合競歩リレーが行われる。会場は20kmと同じ、トロカデロ広場前をスタートし、セーヌ川にかかるイエナ橋を渡って、エッフェル塔前を通る往復コース。スタートは7時30分(日本時間14時30分)。

広告の下にコンテンツが続きます

男女計2人が交互に約10kmずつ2度歩いて(男子→女子→男子→女子の順)、総距離42.195kmの合計タイムで競う。

日本からは川野将虎(旭化成)と岡田久美子(富士通)ペアと、髙橋和生(ADワークスグループ)と柳井綾音(立命大)ペアの2組が出場する。4月の世界競歩チーム選手権で2枠の出場権をした。

前回の東京大会では50km競歩で6位に入っている川野。その後、50kmが廃止され、35kmでは世界選手権で22年に銀メダル、23年に銅メダルを獲得した。その35kmもパリ五輪では実施されなかったが、2月の日本選手権20km競歩で4位に入っている。

一方の岡田は3大会連続3回目の五輪代表。過去2回は20kmでの出場で日本記録(1時間27分41秒)を持っているが、今回は混合競歩リレーに専念した。4月の世界競歩チーム選手権では池田向希(旭化成)と組んで2位に入っている。

広告の下にコンテンツが続きます

また、髙橋は日本選手権20km競歩で自己ベストの1時間19分01秒を出して5位の実績を持っている。柳井は昨年の世界選手権で20kmに初出場。今季は5月に同種目で自己新の1時間29分44秒(日本歴代7位)をマークしている。2人とも五輪初出場だ。

ライバルはともに2組ずつ出場するスペイン勢や中国勢か。

スペイン勢は特に、昨年の世界選手権男女各20kmをいずれ制したアルヴァロ・マルティンとマリア・ペレスがペアを組む。中国勢は男子20kmで1時間17分26秒の自己ベストを持つ、1日の女子20kmで金メダルを獲得した楊家玉が強力だ。

このほか、エクアドルは男子は1日の20km金メダルのブライアン・ダニエル・ピンタド、女子は20km6位のグレンダ・モレホンと勢いのある。このほか、カナダや豪州、イタリアなどもライバルとなりそうだ。

海外勢を抑えて日本勢は今大会陸上初のメダルに手が届くか。

◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)7日目 パリ五輪・陸上競技7日目のモーニングセッションでは今大会から初めて行われる男女混合競歩リレーが行われる。会場は20kmと同じ、トロカデロ広場前をスタートし、セーヌ川にかかるイエナ橋を渡って、エッフェル塔前を通る往復コース。スタートは7時30分(日本時間14時30分)。 男女計2人が交互に約10kmずつ2度歩いて(男子→女子→男子→女子の順)、総距離42.195kmの合計タイムで競う。 日本からは川野将虎(旭化成)と岡田久美子(富士通)ペアと、髙橋和生(ADワークスグループ)と柳井綾音(立命大)ペアの2組が出場する。4月の世界競歩チーム選手権で2枠の出場権をした。 前回の東京大会では50km競歩で6位に入っている川野。その後、50kmが廃止され、35kmでは世界選手権で22年に銀メダル、23年に銅メダルを獲得した。その35kmもパリ五輪では実施されなかったが、2月の日本選手権20km競歩で4位に入っている。 一方の岡田は3大会連続3回目の五輪代表。過去2回は20kmでの出場で日本記録(1時間27分41秒)を持っているが、今回は混合競歩リレーに専念した。4月の世界競歩チーム選手権では池田向希(旭化成)と組んで2位に入っている。 また、髙橋は日本選手権20km競歩で自己ベストの1時間19分01秒を出して5位の実績を持っている。柳井は昨年の世界選手権で20kmに初出場。今季は5月に同種目で自己新の1時間29分44秒(日本歴代7位)をマークしている。2人とも五輪初出場だ。 ライバルはともに2組ずつ出場するスペイン勢や中国勢か。 スペイン勢は特に、昨年の世界選手権男女各20kmをいずれ制したアルヴァロ・マルティンとマリア・ペレスがペアを組む。中国勢は男子20kmで1時間17分26秒の自己ベストを持つ、1日の女子20kmで金メダルを獲得した楊家玉が強力だ。 このほか、エクアドルは男子は1日の20km金メダルのブライアン・ダニエル・ピンタド、女子は20km6位のグレンダ・モレホンと勢いのある。このほか、カナダや豪州、イタリアなどもライバルとなりそうだ。 海外勢を抑えて日本勢は今大会陸上初のメダルに手が届くか。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.06.15

1500m黒田六花が初V!「悩んだ時期もあったけと…」男子4継は日大東北が大会タイで制す/IH東北

◇インターハイ東北地区大会(6月13~16日/青森・カクヒログループアスレチックスタジアム)2日目 広島インターハイを懸けた東北地区大会の2日目が行われ、女子1500mは黒田六花(仙台育英2宮城)が4分18秒73で初優勝 […]

NEWS 八種・宮下輝一が雨の中で6272点の高校新「気持ちを強く持っていた」女子100mは對馬、400mHはガードナV/IH南関東

2025.06.15

八種・宮下輝一が雨の中で6272点の高校新「気持ちを強く持っていた」女子100mは對馬、400mHはガードナV/IH南関東

◇インターハイ南関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場) 広島インターハイ出場を懸けた南関東地区大会の2日目が行われ、男子八種競技の宮下輝一(市船橋3千葉)が627 […]

NEWS 菅野翔唯100m大会新連発で10秒34 渡邊紗莱が棒高跳4m00で2連覇 藤田結愛は円盤投3連覇で投てき2冠/IH北関東

2025.06.15

菅野翔唯100m大会新連発で10秒34 渡邊紗莱が棒高跳4m00で2連覇 藤田結愛は円盤投3連覇で投てき2冠/IH北関東

◇インターハイ北関東地区大会(6月13~16日/栃木県宇都宮市・県総合運動公園カンセキスタジアム) 広島インターハイを懸けた北関東地区大会の2日目が行われ、男子100mは昨年のU18大会覇者の菅野翔唯(東農大二2群馬)が […]

NEWS 59秒台連発の400mHは竹内めいがV! 男子は後藤大樹が高1最高51秒11 加藤結衣が女子短距離2冠/IH近畿

2025.06.15

59秒台連発の400mHは竹内めいがV! 男子は後藤大樹が高1最高51秒11 加藤結衣が女子短距離2冠/IH近畿

◇インターハイ近畿地区大会(6月12~15日/京都市・たけびしスタジアム京都)3日目 広島インターハイ出場を懸けた近畿地区大会の3日目が行われ、男女の400mハードルをはじめ2日目までと同様に各種目でハイレベルな争いが展 […]

NEWS 開催地・佐賀の石川晴飛が100m自己新V 400mH家入俊太51秒01の大会新 藤原千櫻が女子100m制す/IH北九州

2025.06.15

開催地・佐賀の石川晴飛が100m自己新V 400mH家入俊太51秒01の大会新 藤原千櫻が女子100m制す/IH北九州

◇インターハイ北九州大会(6月13日~16日/佐賀・SAGAスタジアム) 広島インターハイを懸けた北九州大会の2日目は、午前に一時的な激しい降雨に加え、時折強い風が吹くなど悪条件の中で競技が行われた。 広告の下にコンテン […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top