HOME 国内

2024.07.23

富士通のウォルシュ・ジュリアンが現役引退 22年オレゴン世界陸上マイルリレー日本新などロングスプリント牽引 今後は競輪選手目指す
富士通のウォルシュ・ジュリアンが現役引退 22年オレゴン世界陸上マイルリレー日本新などロングスプリント牽引 今後は競輪選手目指す

富士通のウォルシュ・ジュリアン。写真は22年の布勢スプリント

富士通陸上競技部は7月23日、一般種目ブロックのウォルシュ・ジュリアンが7月末で引退し、退部することを発表した。

ウォルシュは1996年生まれの27歳。埼玉・東野高で急成長を遂げ、3年だった2014年の世界ジュニア選手権では男子4×400mリレーの1走として、銀メダル獲得に貢献した。

東洋大進学後は、日本のロングスプリントを牽引する存在に。2年だった2016年には日本選手権で初優勝を果たし、400m、4×400mリレーでリオ五輪に出場した。

広告の下にコンテンツが続きます

富士通1年目の19年はドーハ世界陸上400mで準決勝に進出し、このレースでマークした45秒13(当時日本歴代4位/現9位)が生涯ベスト。21年の東京五輪、22年オレゴン世界陸上でも代表入りし、オレゴンでは400mで2大会連続の準決勝進出を果たすと、4×400mリレーでは3走でラップ43秒91の快走を見せて2分59秒51の日本新、4位入賞の原動力となった。

その後はケガなどもあってレースから遠ざかり、スパイクを脱ぐ決断に至った。チームのホームページを通じて、「競技生活を通じて、多くの経験と貴重な学びを得ることができました。特に、チームメイトやコーチ、スタッフの皆様の温かいサポートが私を支え、成長させてくれました」とコメントしたウォルシュ。今後は持ち前のパワーを生かし、「新たな挑戦となる競輪選手を目指して邁進していく所存です」とし、新天地での活躍を期して一歩を踏み出した。

富士通陸上競技部は7月23日、一般種目ブロックのウォルシュ・ジュリアンが7月末で引退し、退部することを発表した。 ウォルシュは1996年生まれの27歳。埼玉・東野高で急成長を遂げ、3年だった2014年の世界ジュニア選手権では男子4×400mリレーの1走として、銀メダル獲得に貢献した。 東洋大進学後は、日本のロングスプリントを牽引する存在に。2年だった2016年には日本選手権で初優勝を果たし、400m、4×400mリレーでリオ五輪に出場した。 富士通1年目の19年はドーハ世界陸上400mで準決勝に進出し、このレースでマークした45秒13(当時日本歴代4位/現9位)が生涯ベスト。21年の東京五輪、22年オレゴン世界陸上でも代表入りし、オレゴンでは400mで2大会連続の準決勝進出を果たすと、4×400mリレーでは3走でラップ43秒91の快走を見せて2分59秒51の日本新、4位入賞の原動力となった。 その後はケガなどもあってレースから遠ざかり、スパイクを脱ぐ決断に至った。チームのホームページを通じて、「競技生活を通じて、多くの経験と貴重な学びを得ることができました。特に、チームメイトやコーチ、スタッフの皆様の温かいサポートが私を支え、成長させてくれました」とコメントしたウォルシュ。今後は持ち前のパワーを生かし、「新たな挑戦となる競輪選手を目指して邁進していく所存です」とし、新天地での活躍を期して一歩を踏み出した。

ウォルシュ・ジュリアンのコメントはこちら

このたび、私は陸上競技からの引退を決意いたしました。これまで応援してくださった皆様、そして富士通在籍中に支えていただいた関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。競技生活を通じて、多くの経験と貴重な学びを得ることができました。特に、チームメイトやコーチ、スタッフの皆様の温かいサポートが私を支え、成長させてくれました。 これからの人生においても、この経験を活かし、新たな挑戦となる競輪選手を目指して邁進していく所存です。これまでのご支援に対する感謝の気持ちを忘れず、次のステージでも精一杯努力してまいります。 最後に、富士通株式会社と陸上競技に関わる全ての方々のさらなる発展を心よりお祈り申し上げます。

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.16

DAY3は延べ8万6000人超が国立へ イブニングセッション3日連続5万超で大きな熱気/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)3日目 東京2025世界陸上財団は9月15日、東京世界陸上3日目(DAY3)のモーニングセッションとイブニングセッションの入場者数(15日21日時点の速報値)を発表した。 […]

NEWS 3000m障害・三浦龍司が2大会連続入賞 女子は齋藤みうが日本新 マラソン・近藤亮太は11位/世界陸上Day3

2025.09.16

3000m障害・三浦龍司が2大会連続入賞 女子は齋藤みうが日本新 マラソン・近藤亮太は11位/世界陸上Day3

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)3日目 東京世界陸上3日目が行われ、イブニングセッションの男子3000m障害では三浦龍司(SUBARU)が8分35秒90で8位に入った。23年ブダペスト大会に続く、2大会連 […]

NEWS 3000m障害・三浦龍司「金メダル見えた」ケガ、接触乗り越えつかんだ価値ある8位/東京世界陸上

2025.09.16

3000m障害・三浦龍司「金メダル見えた」ケガ、接触乗り越えつかんだ価値ある8位/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)3日目 東京世界陸上3日目のイブニングセッションに行われた男子3000m障害で、三浦龍司(SUBARU)が8分35秒90で2大会連続入賞となる8位に入った。 明確にメダルを […]

NEWS デュプランティス「今夜は最高のスタジアムだった」 自身14度目の世界新で6m30到達!/東京世界陸上

2025.09.16

デュプランティス「今夜は最高のスタジアムだった」 自身14度目の世界新で6m30到達!/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)3日目 東京世界陸上の3日目が行われ、男子棒高跳のアルマンド・デュプランティス(スウェーデン)が6m30の世界新記録を樹立し、大会3連覇を達成した。 「想像以上に素晴らしい […]

NEWS 100mH福部真子「もう終わりなのかな」からたどり着いた涙のセミファイナル/東京世界陸上

2025.09.16

100mH福部真子「もう終わりなのかな」からたどり着いた涙のセミファイナル/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)3日目 東京世界陸上3日目のイブニングセッションに行われた女子100m準決勝に出場した福部真子(日本建設工業)は、13秒06(-0.5)の組7着だった。 スタートから「うま […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top