2024.06.17
男子マラソンで東京五輪6位、パリ五輪代表にも内定している大迫傑(Nike)が、契約するNikeが開いた合同取材会でインタビューに応じた。
大迫は1983年の発売以降進化を続けているナイキのペガサスシリーズ最新作「ナイキ ペガサス 41」が6月5日に発売されたことを受け、「フルモデルチェンジした印象。足を入れただけでアップデートされたことを感じました」と語る。
自身のシューズの履き分けやこだわりについても明かし、「ナイキの場合はシューズの選択肢が多いので、自分の中でこういう練習の時はこういうシューズを履きたいというイメージで選ぶ」と、メニューによって選んでいるという。練習の中で「いろいろと試して」合ったシューズを選択しているようだ。

テクノロジーの進化に合わせて自らもアップロードしていく(写真/ナイキ)
ペガサスについては「全てのバランスが良いシューズで、このバランスの良さが、⻑年気に⼊っている理由の⼀つ。前作よりもクッション性が増しているだけでなく、反発もしっかりともらえるシューズに進化している。使い方は変わらず、新しいペガサス 41 も、⼀番よく履き、距離を⾛るシューズであることは間違いないです。」と話し、その他のシューズでは「速いロングランではヴェイパーフライやアルファフライを履きます」と言う。
ただ、「新しいペガサス 41 は僕が好きだったペガサス ターボに感覚が似ているので、今後はミディアムから速いロングランの間でも使用するかもしれません」と語った。
日々、進化を続けるテクノロジーに、アスリートとしての自分も重ねている。
「ナイキは常に振り返らずシューズのアップデートを続けています。どんな些細な箇所でも試行錯誤を繰り返し、進化させてきたことによって今のようなブランドになったのだと思います。この姿勢が重要で、陸上選手にも同じことが言えます。練習内容など人目に触れない部分も日々アップデートし、常に進化していくことで、長いスパンで見た時に他をリードしていくような存在になれるのだと思っています」
これまで、トラック、マラソンと数々の金字塔を打ち立てるだけでなく、海外を拠点とするなど扉を開いてきた大迫。マラソンでは2度目となる夏の大一番でも進化し続ける走りを示す。

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.07.18
-
2025.07.17
-
2025.07.17
-
2025.07.13
-
2025.07.05
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.07.18
富士北麓ワールドトライアル 100mに栁田大輝、桐生祥秀 ハードルに泉谷駿介、田中佑美がエントリー!
日本陸連は7月18日、日本グランプリシリーズの富士北麓ワールドトライアル2025のエントリーリストを発表した。 男子100mには日本選手権で優勝した桐生祥秀(日本生命)を筆頭に、関口裕太(早大)、小池祐貴(住友電工)、多 […]
2025.07.18
【世界陸上プレイバック】―13年モスクワ―棒高跳イシンバエワが地元で有終の美 福士加代子がマラソンで笑顔の銅メダル、桐生祥秀が世界デビュー
今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]
2025.07.18
100m栁田大輝60年ぶり“世界一”なるか!?落合晃、阿部竜希、柳井綾音らがドイツで勝負/ユニバ
学生世界一を決めるFISUワールドユニバーシティゲームズの陸上競技が7月21日から27日まで、ドイツのライン・ルールで行われる。若き日本代表の注目選手を紹介する。 男子100mには栁田大輝(東洋大)が出場する。自己記録は […]
2025.07.18
チェプンゲティチ暫定的資格停止!女子マラソン初2時間10分切り、3月のドーピング検査陽性
世界陸連の独立不正監査機関「アスリート・インテグリティー・ユニット」(AIU)は7月17日、女子マラソン世界記録(2時間9分56秒)保持者のルース・チェプンゲティチ(ケニア)に暫定的資格停止処分を科したことを発表した。 […]
Latest Issue
最新号

2025年8月号 (7月14日発売)
詳報!日本選手権
IH地区大会