2024.06.02
◇布勢スプリント2024(6月2日/鳥取・ヤマタスポーツパーク陸上競技場)
日本グランプリシリーズG2の布勢スプリントが行われ、女子100mハードルは福部真子(日本建設工業)が12秒99(+1.9)で優勝した。
自身が初めて12秒台を出した地。雨が降る中でのウォーミングアップ、そして10時過ぎという早い時間の予選で13秒05(+1.2)をマークする。
決勝は前半こそ「良いリズム感でいけた」というが、「中盤以降、もう一回乗っていこうというところで、いったん(身体が)下がってしまった」と振り返る。12秒77のパリ五輪参加標準記録をターゲットに置いているだけに、「今日のレースも70%くらいの感覚」とし、「12秒77への欲が出すぎて急ぎ過ぎている」と反省する。それでもただ1人12秒台をマークして、日本記録保持者(12秒73)の貫禄を示した。
昨年はただ1人、ブダペスト世界選手権の参加標準記録を切りながらも日本選手権で4位となって代表入りを逃した。ただ、福部が目指すのは世界大会への「出場」ではなく、「戦う」こと。そのために、12秒7や6台といったところも見据えている。
ワールドランキングを考えながら、日本選手権で3位以内を死守するという戦いかたもあるが、「優勝しか狙っていない。優勝のためには12秒7台がないと確実ではないと思う。どっちも狙っていきたい」と揺らぐことはない。
自身初のオリンピックへ。「すごくスプリントが良くなっているので、日本選手権ではもう一度、あのとき(日本記録)に近い走りができればと思います」と、3週間でしっかり仕上げていくつもりだ。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2024.07.27
混合競歩代表の川野将虎「自分らしい粘り強い歩きで上位を目指したい」/パリ五輪
-
2024.07.27
-
2024.07.26
-
2024.07.25
2024.07.24
やり投・北口榛花がオメガのアンバサダーに就任!パリ代表の阿部兄妹、早田ひなら6人
-
2024.07.20
-
2024.07.02
-
2024.07.24
-
2024.06.28
-
2024.06.29
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.07.27
女子競歩の岡田久美子は調整順調「メダルを狙える位置。新たな挑戦でワクワクしている」/パリ五輪
パリ五輪・陸上競技に向けて日本代表選手団が7月27日午前、出国前に羽田空港で会見を行い、意気込みを語った。 2016年リオ、21年東京に続く3大会連続の五輪代表となる女子競歩の岡田久美子(富士通)は「いよいよだなという気 […]
2024.07.27
中大ルーキー・岡田開成が3000m7分55秒41! U20歴代4位の好タイム
7月26日、中大多摩キャンパス競技場で「Summer Night Run Festival in CHUO」が行われ、男子3000mで岡田開成(中大1)が7分55秒41とU20歴代4位のタイムをマークした。 同大会はこれ […]
Latest Issue
最新号
![2024年8月号 (7月12日発売)](https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2024/07/202408cover.jpg)
2024年8月号 (7月12日発売)
W別冊付録
パリ五輪観戦ガイド&福岡インターハイ完全ガイド