2024.06.02
◇布勢スプリント2024(6月2日/鳥取・ヤマタスポーツパーク陸上競技場)
日本グランプリシリーズG2の布勢スプリントが行われ、女子100mハードルは福部真子(日本建設工業)が12秒99(+1.9)で優勝した。
2位に入ったのが17年ロンドン世界選手権代表の紫村仁美(リタジャパン)。33歳のベテランが、13年に出した13秒02の自己記録を11年ぶりに更新する13秒00をマークし、「やっと出たなとうれしく思います」と笑った。
木村文子とともに一時代を築いたハードラー。教員として競技を続けてきたが、リオ五輪を目指して退職し、今は夫で棒高跳で活躍した笹瀬弘樹の地元・静岡を拠点としている。
この日は「予選は前半が詰まって後半もリズムアップできなかったので、そこを修正しました。1台目まではスムーズに入れて、リズムアップして上げていくイメージで走れました」と振り返る。「12秒台を出したかったですが」と苦笑いするも、「あきらめずにやって良かった」と胸をなで下ろした。
もちろん、パリ五輪を見据えたシーズン。「まずは12秒台を出さないと意味がない。その先の12秒台、8台、7台とは全然違うと思う。日本選手権で参加標準記録(12秒77)を出して3位に入れば決まると思うので、最後まであきらめずにやりたい」と力を込めた。
3位に入った田中陽夏莉(富士山の銘水)が13秒01(日本歴代10位)をマーク。山梨学大時代に日本インカレを制している実力者で、昨年夏から大学時代の同期でもある比嘉和希さん(市船橋高卒)を新たにコーチに迎えて「ドリルから見直して」飛躍。「12秒台が現実味を帯びてきました。日本選手権では12秒台を出して表彰台に近づきたい」とトレードマークの笑顔を見せた。
女子100mハードル日本歴代10傑
12.73 1.1 福部真子(日本建設工業) 2022. 9.25 12.86 -0.2 青木益未(七十七銀行) 2022. 4.10 12.86 0.7 寺田明日香(ジャパンクリエイト) 2023. 5. 7 12.89 0.4 田中佑美(富士通) 2023. 5.21 12.96 0.4 清山ちさと(いちご) 2023. 5.21 12.97 2.0 大松由季(サンドリヨン) 2023. 9.24 13.00 0.7 金沢イボンヌ(佐田建設) 2000. 7.16 13.00 1.5 鈴木美帆(長谷川体育施設) 2021. 6. 6 13.00 1.9 紫村仁美(リタジャパン) 2024. 6. 2 13.01 1.9 田中陽夏莉(富士山の銘水) 2024. 6. 2RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.21
編集部コラム「柔らかい顔に」
-
2025.11.21
-
2025.11.20
-
2025.11.20
2025.11.20
【箱根駅伝2026名鑑】中央大学
2025.11.20
【箱根駅伝2026名鑑】青山学院大学
-
2025.11.20
-
2025.11.20
-
2025.11.20
-
2025.11.16
-
2025.11.20
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.20
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.21
編集部コラム「柔らかい顔に」
攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]
2025.11.21
「箱根路が育む挑戦」箱根駅伝シンポジウム開催!小山直城「出場した思い強かった」葛西潤「誰かのためにと走った」
第102回箱根駅伝まで約40日となった11月21日、大会の機運を高めるイベント「第102回箱根駅伝シンポジウム」が、都内で開催された。 今回のメインテーマは「世界を駆ける~箱根路が育む挑戦~」。昨年のパリ五輪、9月の東京 […]
2025.11.21
「2強」日本郵政グループ、積水化学がV争いリード しまむら、エディオン、三井住友海上らが隙うかがう/クイーンズ駅伝みどころ
◇第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月23日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) 第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城)は11月2 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025