HOME 海外

2024.05.31

ゲブルヒウェト5000m歴代2位の12分36秒73!「コンディションも観客も最高だった」復帰2戦目のインゲブリクトセンが1500mV/DLオスロ
ゲブルヒウェト5000m歴代2位の12分36秒73!「コンディションも観客も最高だった」復帰2戦目のインゲブリクトセンが1500mV/DLオスロ

23年世界選手権5000m6位のゲブルヒウェト

【動画】5000m世界歴代2位!ゲブルヒウェトの走りをチェック

【動画】インゲブリグトセン執念のスライディング!

5月30日、ノルウェー・オスロでダイヤモンドリーグ(DL)第6戦のビスレットゲームズが開催され、男子5000mでハゴス・ゲブルヒウェト(エチオピア)が世界歴代2位の12分36秒73で優勝した。 ゲブルヒウェトは30歳。早くから世界を舞台に活躍し、19歳で迎えた13年モスクワ世界選手権では13分27秒26で銀メダルを獲得している。その後も15年世界選手権、16年リオ五輪で銅メダルを手にしている。 20年前後は国際大会での活躍は少なくなったものの、23年に5年ぶり自己新となる12分42秒18をマークして復調の兆しを見せると、ブダペスト世界選手権では6位入賞。10月の世界ロードランニング選手権5kmでは金メダルに輝いている。 レースでは1000m2分33秒、3000m7分41秒で通過したあと、4000mではヨミフ・ケジェルチャ(エチオピア)が10分11秒とペースアップ。ケジェルチャのすぐ後ろで控えたゲブルヒウェトはラスト1周で仕掛け、最後の400mを54秒99でカバーした。 ジョシュア・チェプテゲイ(ウガンダ)が20年に出した世界記録(12分35秒36)にあと1秒37と迫ったゲブルヒウェト。「オスロは2回目だが、前も自己ベストを更新していた。楽なペースではなかったけど、コンディションも観客も最高で素晴らしい走りができた」と興奮気味に話した。 2位のケジェルチャも世界歴代4位の12分38秒95をマーク。8位までの選手が自己記録を更新し、ルイス・グリハルバ(グアテマラ)、ミニク・ロキニョモ・ロバル(スイス)、アンドレアス・アルムグレン(スウェーデン)、ジミー・グレッシエ(フランス)、アドリアン・ヴィルドシュット(南アフリカ)がそれぞれ12分台の自国新記録を樹立するハイレベルなレースとなった。 女子3000mではジョージア・グリフィス(豪州)が8分24秒20のオセアニア記録で大会新V。男子400mのブダペスト世界選手権銀メダルのマシュー・ハドソン・スミス(英国)が44秒07の欧州新で優勝している。

インゲブリクトセンが地元V

接戦となった男子1500mでは地元の英雄・ヤコブ・インゲブリクトセン(ノルウェー)が今季世界最高3分29秒74で優勝。ラストの直線ではティモシー・チェルイヨット(ケニア)と激しい競り合いとなったが、身体をなげうち飛び込むようにフィニッシュし、0.03秒差で制している。 インゲブリグトセンは昨年秋にアキレス腱痛のため今年の室内シーズンを回避。今季初戦となった25日のDLユージンには1マイルに出場し3分45秒60で2位となっていた。 このほか、男子円盤投では今年世界記録(74m35)を樹立したマイコラス・アレクナ(リトアニア)が70m91で今季DL2勝目。父のヴィルギリウスが07年に樹立した大会記録を17年ぶりに更新している。男子400mハードルはオレゴン世界選手権金のアリソン・ドス・サントス(ブラジル)が今季世界最高の46秒63で勝ち、世界記録(45秒94)保持者カールステン・ワルホルム(ノルウェー)が46秒70で2位に続いた。

【動画】5000m世界歴代2位!ゲブルヒウェトの走りをチェック

【動画】インゲブリグトセン執念のスライディング!

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.15

三浦龍司がメダルに挑戦! 男子110mHら日本勢多数 デュプランティス世界記録更新なるか/東京世界陸上DAY3イブニングみどころ

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)3日目 東京世界陸上の3日目のイブニングセッションは世界記録更新や、日本勢のメダル獲得が期待される種目が行われる。 男子3000m障害決勝では、三浦龍司(SUBARU)が悲 […]

NEWS 3000m障害で日本新・齋藤みう「今の力の最大限は出せた」 ハイペースも「余裕あった」/東京世界陸上

2025.09.15

3000m障害で日本新・齋藤みう「今の力の最大限は出せた」 ハイペースも「余裕あった」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)3日目 東京世界陸上3日目のモーニングセッションが行われ、女子3000m障害予選に齋藤みう(パナソニック)が出場し、決勝進出が決まる5着以内には入れなかったものの、アジア歴 […]

NEWS 110mH予選は村竹ラシッド5組7レーンで王者ホロウェイと激突!泉谷駿介は1組、野本周成は3組に登場/東京世界陸上

2025.09.15

110mH予選は村竹ラシッド5組7レーンで王者ホロウェイと激突!泉谷駿介は1組、野本周成は3組に登場/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)3日目 東京世界陸上3日目イブニングセッションで行われる男子110mハードル予選のスタートリストが発表された。 日本人初の12秒台ハードラーとなった村竹ラシッド(JAL)は […]

NEWS 【高平慎士の視点】好調セヴィルの快勝に、点で合わせる難しさ感じた男子100m 日本勢は「大阪の苦戦」と重なる/東京世界陸上

2025.09.15

【高平慎士の視点】好調セヴィルの快勝に、点で合わせる難しさ感じた男子100m 日本勢は「大阪の苦戦」と重なる/東京世界陸上

9月14日に行われた東京世界陸上2日目の男子100m決勝。オブリク・セヴィル(ジャマイカ)が世界歴代10位タイの9秒77(+0.3)で初の金メダルに輝き、ケショーン・トンプソンとジャマイカ勢初のワンツーを占めた。連覇を狙 […]

NEWS メダルへ!110mH最強トリオ出陣 村竹「メダルを狙える」3人の走りを金井大旺さんが解説/東京世界陸上

2025.09.15

メダルへ!110mH最強トリオ出陣 村竹「メダルを狙える」3人の走りを金井大旺さんが解説/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)3日目 東京世界陸上の3日目のイブニングセッションで男子110mハードル予選が行われ、日本からは村竹ラシッド(JAL)、泉谷駿介(住友電工)、野本周成(愛媛競技力本部)が出 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top