東京2025世界陸上財団は5月13日、東京・国立競技場で2025年東京世界選手権の大会ロゴを発表した。
来年行われる東京世界選手権。大会ロゴは一般公募により選考され、368点の応募作品の中から東京都在住のデザイナー・中川亮さんの作品が選ばれた。
大会ロゴ発表イベントに、ゲストとして女子やり投ブダペスト世界選手権金メダリストの北口榛花(JAL)、男子走幅跳で3大会連続世界選手権出場の橋岡優輝(富士通)が出席した。
北口は「ロゴ発表の動画を見ると疾走感もあって、まだ1年も先なのにもう緊張しちゃう感じです」と笑って周囲を和ませると、日の丸を連想させるデザインに、自身が海外のメディアに取り上げられた際「日出ずる国の北口」と紹介されていたことを例に出し、「日本と、日本の陸上を象徴できるような素晴らしいロゴ」と印象を語る。
前回ブダペスト世界選手権金メダリストとしてすでにワイルドカード(出場資格)も持つ北口。「世界中のアスリートがこのロゴの場所を目指して切磋琢磨してくると思うので、自分もしっかり準備できれば」と話す。
橋岡はデザインについて「和のテイストと直線のトラックの雰囲気が相まっているという印象で、日の丸も入り込んでいるのが日本らしさと伝統的で、品があると感じました」と印象を語り、「緊張感とワクワクが生まれたイベントになりました」と気合が入った様子だった。
これまで複数回世界選手権を経験してきた2人。「お祭りのような雰囲気もあるので、陸上競技を知らない方にも楽しんでもらえると思いますし、陸上を見るきっかけになる大会です。せっかく東京で開催されるので、お世話になった方々も含め、現地に足を運んでいただいて、皆様と一緒に楽しめる試合になればいいなと思います」(北口)、「陸上に特化した世界一を決める試合。オリンピックとは違った雰囲気で、陸上だけを突き詰めてきた人たちがこのトラックで競い合うので、緊張感であったり、表情だったりを現地で見てもらえれば。1人でも多くの方に来てもらえるよう、僕たちが頑張っていきたい」とアピールした。
陸上の世界選手権は2年に一度開催。東京での開催は1991年以来2度目で、国内では2007年大阪に続き17年ぶり3度目となる。東京世界選手権は2025年9月13日から21日の日程で国立競技場を舞台に開かれる。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.10.19
「もう二度と、こんな小説は書けない」池井戸潤原作『俺たちの箱根駅伝』ドラマ化決定!
2025.10.19
バレガが貫禄のV 日本人トップは大迫傑の6位「暑い中でしっかり走れた」/レガシーハーフ
-
2025.10.19
-
2025.10.19
-
2025.10.19
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/チーム総合(2025年10月18日)
-
2025.10.13
-
2025.10.13
-
2025.10.18
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.10.19
「もう二度と、こんな小説は書けない」池井戸潤原作『俺たちの箱根駅伝』ドラマ化決定!
日本テレビは来年、池井戸潤さん原作『俺たちの箱根駅伝』の連続ドラマ放送が決定したと発表した。 「半沢直樹」「下町ロケット」など人間ドラマを描く作家・池井戸さんによる『俺たちの箱根駅伝』は21年から23年まて『週刊文春』で […]
2025.10.19
バレガが貫禄のV 日本人トップは大迫傑の6位「暑い中でしっかり走れた」/レガシーハーフ
◇東京レガシーハーフマラソン2025(10月18日/国立競技場発着:21.0975km) 東京レガシーハーフマラソンの男子エリートの部が行われ、セレモン・バレガ(エチオピア)が1時間1分22秒(速報値)で優勝した。 日差 […]
Latest Issue
最新号

2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望