第102回箱根駅伝で3年ぶりの総合優勝を狙う駒大が12月18日、オンラインで合同会見を行い、エントリー選手が出席した。
今季の駒大は4年生の4人が強力。それぞれ希望区間を問われると、主将の山川拓馬は2区と5区、伊藤蒼唯は6区、帰山侑大と佐藤圭汰はともに2区を挙げた。
山川は「花の2区で主将としてエース区間に挑んでいきたいです。過去2回走らせていただいた5区で良い成績を取れていないので、リベンジがしたいです」と理由を明かす。
主将としては「チーム全体をまとめ上げていく上で一人ひとりの声が大切」とし、「コミュニケーション」を大切にしてきた。「夏合宿をこなせた人が多く、質の高い練習をやってこられています」と今季のチームを振り返り、自身についても「頭を使って練習するようになりました」とケガを防げたという。
大エースの佐藤は、恥骨を痛めた影響もあり、全日本大学駅伝の段階から「トラックレースには出ず、箱根に専念する形」を選択。全日本後も練習を重ね、「4年目で、チームのために走りたいという思いが強い。しっかり走って恩返しをしたいです」と意気込みを語った。
花の2区を「チームに流れを作りたいです」と希望し、ライバルには青学大の黒田朝日(4年)を挙げた。「全日本では同じ7区を走って大差をつけられ、悔しい思いをしました。同じ区間を走るなら、良い勝負をしたいです」と力を込める。
過去に2度、6区を走っている伊藤は「前回は満足のいく走りができませんでした。56分47秒の区間賞記録を更新する、56分40秒切りを目標に取り組んでいます」と、3度目の山下りに強い意欲を示した。
帰山は関東インカレ2部ハーフで優勝するなど安定感を高めてきた。「エースが集うところで優勝に導きたい」と強い覚悟を示し、「箱根でも安定した結果を出せるようにしたいです」と本番を見据えた。
第102回箱根駅伝は2026年1月2日に往路、3日に復路が行われる。
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