◇第30回世界競歩チーム選手権(4月21日/トルコ・アンタルヤ)
世界競歩チーム選手権が行われ、U20男子10km団体で日本は2大会ぶりの銀メダルに輝いた。
日本は逢坂草太朗(東洋大)、吉迫大成(東学大)、下田悠樹(中京大)の3名が出場。中間の5kmを20分29秒で通過した先頭集団にしっかりと加わり、そこから徐々にペースが上がる中でも粘った。
メダル争いには一歩届かなかったが、逢坂、吉迫は入賞圏内を最後までキープ。逢坂が40分30秒の自己新で4位、吉迫は40分39秒で6位に食い込んだ。下田も41分15秒で16位でフィニッシュ。上位2選手の順位合計で争う団体で日本は10となり、中国(5)に次ぐ2位を占めた。
逢坂は兵庫・川西緑台高を卒業し、この春に東洋大に入学。高校時代はインターハイ、国体(いずれも5000m競歩)の2冠に輝き、今年2月のU20選抜競歩10kmを大会新の41分21秒で制している。
東京五輪20㎞銀メダルの池田向希、世界選手権35kmで2大会連続メダルの川野将虎(ともに旭化成)の出身校である東洋大に進み、「2028年のロス五輪金メダルを目指して、1年生から20kmを取り組んでしっかりつなげたいです」と意気込みを語っていた。
吉迫は島根中央高出身の2年生。U20選抜競歩では逢坂に次ぐ2位、高校では国体5000m競歩2位の実績を残している。
優勝はアイザック・ビークロフト(豪州)でオセアニアU20新記録の39分56秒をマーク。フィニッシュ手前でシ・シェンジ(中国)をかわして逆転した。1秒差でシが2位、同じ中国のルオ・ジアウェイが40分03秒で3位に続いた。
U20女子は46分32秒の自己新をマークした奥野紗(浪速高・大阪)の13位が最高。久家すずか(金沢学院大)が46分41秒の自己新で15位、谷純花(金沢学院大)が49分24秒で31位となり、団体では5位に入った。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2024.12.11
26年愛知アジア大会マラソン代表選考方針を発表!MGCシリーズ25-26覇者が内定
2024.12.07
不破聖衣来が10000mに出場し12位でフィニッシュ 完全復活へ実戦積む/エディオンDC
-
2024.11.24
-
2024.11.20
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.12.11
やり投・北口榛花2025年は「みんなで一緒にもう一度最高の感動を味わいたい!」タニタ健康大賞受賞でコンディション作りも明かす
健康総合企業の株式会社タニタが12月11日、日本人の健康づくりに貢献した個人・団体を顕彰する「タニタ健康大賞」を発表し、女子やり投のパリ五輪金メダリスト・北口榛花(JAL)が選ばれ、同日に贈賞式に出席した。 「競技中でも […]
2024.12.11
26年愛知アジア大会マラソン代表選考方針を発表!MGCシリーズ25-26覇者が内定
日本陸連は12月11日、2026年に開催される愛知アジア大会のマラソン代表選考方針を発表した。 「国際競技会に通用する『勝負強さ』と『スピード』を有するとともに本大会において最大限に持てる力を発揮できる競技者を選出し、メ […]
2024.12.11
27年北京世界陸上マラソン代表選考方針が発表!MGCファストパス突破者、MGCシリーズ26-27覇者が内定
日本陸連は12月11日、2027年北京世界選手権のマラソン代表選考方針を発表し、編成方針は「2027年度最重要国際競技会と位置づけ、メダル獲得および入賞を目指す競技者で選手団を編成する」とした。 そのうえで、代表内定基準 […]
2024.12.11
ニューイヤー駅伝のエントリー発表! トヨタ自動車は太田智樹、西山雄介 Hondaはパリ代表・小山直城、青木涼真ら 東日本VのGMOは吉田祐也が登録
12月11日、日本実業団陸上競技連合は第69回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/2025年1月1日)のエントリー選手を発表した。 前回4回目の優勝を飾ったトヨタ自動車はパリ五輪10000m代表の太田智樹や福岡国際マ […]
Latest Issue 最新号
2024年12月号 (11月14日発売)
全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会