2024.03.31
日立は2023年度で橋野玲奈、長峯野々花、室伏香音が引退すると発表した。
橋野は茨城・水城高から2019年に入社。2020年に全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)に出場して3区を務めた。ケガにも泣かされたが、「皆さまからの温かい応援とサポートをいただけたからこそここまで競技を続けることができたという感謝の気持ちでいっぱいです」とコメントしている。
長峯は神奈川・三浦学苑高から2021年に加入した。ハーフマラソンでは1時間21分11秒をマーク。室伏は大阪学大卒。大学時代には富士山女子駅伝で5区区間5位など実績を残して22年に加入した。クイーンズ駅伝にも22年、23年と5区を務めていた。
いずれも社業に専念する。日立は昨年のクイーンズ駅伝で19位に入っている。
日立を引退する橋野玲奈、長峯野々花、室伏香音のコメント全文
橋野玲奈 この度、3月末をもちまして選手を引退することになりましたことをご報告させていただきます。 日立女子陸上競技部では5年間競技を続けてきましたが、そのうちの約半分は怪我のために思うように走れない日々でした。 ですが辛い時も嬉しい時も陸上部のみんなと過ごせた5年間は私にとってこれからもずっと胸に抱いていく忘れられない大切な時間であり、貴重な経験でした。 そして皆さまからの温かい応援とサポートをいただけたからこそここまで競技を続けることができたという感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。引退後は引き続き水戸事業所で業務に専念する予定ですが、 感謝の気持ちと責任感を持って、自分にできることやるべきことを精一杯頑張っていきます。 これからも日立女子陸上競技部への温かいご声援をよろしくお願いいたします。 室伏香音 2年間日立女子陸上競技部の選手として私を応援してくださり、ありがとうございました。 この2年間は私の人生において、とても大切な時間でした。「年を重ねるごとに1年の体感年数は短くなって行くものだ」と聞いたことがありますが、この2年はたくさんの思い出に溢れ幼少期の2年と変わらないくらい充実し、記憶に深く刻まれるものでした。 入社してからは怪我に悩まされることが多く、なかなか試合に出れず精神的に落ちてしまうこともありましたが、そんな時でも私のことを見放さず指導してくださった監督をはじめ、スタッフの方々、チームメイトそして何よりも会社で声をかけてくださった社員の皆さまには感謝の気持ちでいっぱいです。 私の走る原動力は応援してくださる方々の喜ぶ姿でした。皆さまには走りでたくさんの恩返しができたらよかったのですが、それは叶いませんでした。今後は社業という形で恩返しを続けさせていただきます。 感謝の言葉と思いが尽きることなく溢れてきます。日立女子陸上競技部の一員として活動させていただいたことはとても幸せでした。本当に今までありがとうございました!! 長峯野々花 この度、1月末の勝田マラソンをラストランとして現役選手を引退いたしました。 高校生で勧誘していただいた時に、こんなに立派な会社で好きなことを仕事にできるのがとても楽しみで仕方なかったことを今でも鮮明に覚えています。入部してからは、それまでの高校の陸上とは違って上手くいかないことが多くなり、競技に対しては楽しい気持ちよりも、思うように走れないことでの苦しさが上回っていきました。 それでも3年間続けてこられたのは、こんな私に対してもずっと変わらずに期待し、応援し続けてくれる方々がいてくれたからです。結果的には、その期待に応えることはできずに申し訳ない気持ちが大きいですが、自分なりにその時その時の精一杯の努力はできたと思います。周りに支えてくださる方々がいてくれたから、走ることが怖いと感じた時でも踏ん張ることができ、最後まで陸上を好きでい続けることができました。とても貴重で幸せな時間を過ごすことができました。 3年間、たくさんの熱い応援をいただき、本当にありがとうございました。 心から感謝申し上げます。これからも日立女子陸上競技部への応援をよろしくお願いいたします。RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
2025.12.21
早大が来春入部選手発表!高校駅伝1区激闘の増子陽太、新妻、本田がそろって加入!
2025.12.21
【大会結果】第76回全国高校駅伝・男子(2025年12月21日)
-
2025.12.21
-
2025.12.20
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
-
2025.12.21
-
2025.12.21
-
2025.12.21
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.24
箱根駅伝Stories/4年生4人が強力な駒大は前回復路新記録に光明 「優勝に貢献することを第一に」
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 「チームのために走る」 駒大は3年前の学生駅伝3冠達成を区切りに大八 […]
2025.12.24
箱根駅伝Stories/4年生3本柱が牽引する日体大 創部100周年の年に「シード権前後で粘りに粘ってほしい」
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 競い合い力を伸ばす 今季の日体大は平島龍斗、田島駿介、山崎丞の4年生 […]
2025.12.24
箱根駅伝Stories/学生トップクラスに成長した國學院大・野中恒亨 山以外の区間で「自分の強さを出すだけ」
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 出雲の快走が飛躍のきっかけ 國學院大OBで、現在も同大を練習の拠点と […]
2025.12.24
セイコーが小学生に「時」と「走り」の特別授業、「時育®セイコーわくわくスポーツ教室」を開催!
セイコーグループは12月下旬、Team Seikoアスリートでセイコースマイルアンバサダーの福島千里さん(女子100m日本記録保持者)を講師に迎えた「時育®セイコーわくわくスポーツ教室」を東京都目黒区の油面小学校で実施し […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳
