HOME 国内

2024.03.08

田澤廉はThe TENエントリーから外れる 10000mパリ五輪ワールドランキングでは日本最上位
田澤廉はThe TENエントリーから外れる 10000mパリ五輪ワールドランキングでは日本最上位

23年日本選手権男子10000mで4位だった田澤廉

3月16日に米国・カリフォルニア州ロサンゼルスで行われる中長距離の競技会「The TEN」のエントリー選手が更新され、男子10000mに出場を予定していたブダペスト世界選手権代表の田澤廉(トヨタ自動車)がエントリーから外れたことがわかった。

指導する大八木弘明・駒大総監督は東京マラソンの際に「脚に少し不安がある」と欠場の可能性も示唆していた。田澤は昨年12月の日本選手権10000mで「年間通した連戦の疲れから強化練習ができず積み上げができなかった」という状態ながら、27分22秒31の自己新(日本歴代4位)をマークして4位だった。

なお、パリ五輪の出場資格獲得の目安となる世界陸連のワールドランキング(Road To Paris)においては日本人最上位の17位で、ターゲットナンバー(出場枠)の27の中に入っている。パリ五輪代表選考会の日本選手権10000mは5月3日に静岡・エコパで行われる。

The TENの最もハイレベルな「Paris男子10000m」には日本記録(27分09秒88)保持者の塩尻和也(富士通)、同歴代2位(27分12秒53)の太田智樹(トヨタ自動車)、同5位(27分25秒33)の伊藤達彦(Honda)、同8位の田村和希(住友電工)に加え、駒大の佐藤圭汰(2年)、鈴木芽吹(4年)、篠原倖太朗(3年)がエントリーしている。

「Paris 女子10000m」には日本勢でただ1人、矢田みくに(エディオン)がエントリー。その他の組では男子10000mには鈴木塁人(SGホールディングス)や石原翔太郎(東海大)、長谷川柊(Kao)、1500mに小原響(青学大)らといった面々が登録している。

3月16日に米国・カリフォルニア州ロサンゼルスで行われる中長距離の競技会「The TEN」のエントリー選手が更新され、男子10000mに出場を予定していたブダペスト世界選手権代表の田澤廉(トヨタ自動車)がエントリーから外れたことがわかった。 指導する大八木弘明・駒大総監督は東京マラソンの際に「脚に少し不安がある」と欠場の可能性も示唆していた。田澤は昨年12月の日本選手権10000mで「年間通した連戦の疲れから強化練習ができず積み上げができなかった」という状態ながら、27分22秒31の自己新(日本歴代4位)をマークして4位だった。 なお、パリ五輪の出場資格獲得の目安となる世界陸連のワールドランキング(Road To Paris)においては日本人最上位の17位で、ターゲットナンバー(出場枠)の27の中に入っている。パリ五輪代表選考会の日本選手権10000mは5月3日に静岡・エコパで行われる。 The TENの最もハイレベルな「Paris男子10000m」には日本記録(27分09秒88)保持者の塩尻和也(富士通)、同歴代2位(27分12秒53)の太田智樹(トヨタ自動車)、同5位(27分25秒33)の伊藤達彦(Honda)、同8位の田村和希(住友電工)に加え、駒大の佐藤圭汰(2年)、鈴木芽吹(4年)、篠原倖太朗(3年)がエントリーしている。 「Paris 女子10000m」には日本勢でただ1人、矢田みくに(エディオン)がエントリー。その他の組では男子10000mには鈴木塁人(SGホールディングス)や石原翔太郎(東海大)、長谷川柊(Kao)、1500mに小原響(青学大)らといった面々が登録している。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.30

中村宏之氏が79歳で死去 福島千里、寺田明日香、伊藤佳奈恵ら女子短距離日本記録保持者を育成

女子短距離で数々のトップ選手を育成した北海道ハイテクアスリートクラブ前監督の中村宏之氏が4月29日に逝去した。享年79歳。 中村氏は1945年6月9日生まれ。北海道・札幌東高,日体大で三段跳、走幅跳選手として活躍し、卒業 […]

NEWS 女子七種競技・アラウホが今季世界最高6396点で優勝 男子100mはバルディが9秒99/南米選手権

2025.04.30

女子七種競技・アラウホが今季世界最高6396点で優勝 男子100mはバルディが9秒99/南米選手権

4月25日から27日まで、アルゼンチンのマル・デル・プラタで南米選手権が開催され、女子七種競技ではM.アラウホ(コロンビア)が6396点(13秒13、1m73、13m55、24秒43/6m55、47m62、2分17秒38 […]

NEWS 【高平慎士の視点】自信持って走り切った井上直紀の強さ光る 選手層に厚み“標準突破”へ期待持てるレース/織田記念

2025.04.30

【高平慎士の視点】自信持って走り切った井上直紀の強さ光る 選手層に厚み“標準突破”へ期待持てるレース/織田記念

4月29日に広島・ホットスタッフフィールド広島で行われた織田記念。その男子100mは上位5人が10秒1台、それも0.03秒差以内にひしめく大熱戦となり、大学4年の井上直紀(早大)が自己新の10秒12(+0.4)で制した。 […]

NEWS 廣中璃梨佳が5000m日本人トップ!熱戦の男子100mは井上直紀 女子100mH中島が12秒93/織田記念

2025.04.30

廣中璃梨佳が5000m日本人トップ!熱戦の男子100mは井上直紀 女子100mH中島が12秒93/織田記念

◇織田記念(4月29日/広島・ホットスタッフフィールド広島) 日本グランプリシリーズの織田記念が行われ、女子5000mは序盤から積極的なレース運びをした廣中璃梨佳(JP日本郵政G)が日本人トップの15分19秒23で3位に […]

NEWS 中大・吉居駿恭が5000m連覇!圧巻スパートで13分26秒71「一歩一歩前進できるように」/織田記念

2025.04.29

中大・吉居駿恭が5000m連覇!圧巻スパートで13分26秒71「一歩一歩前進できるように」/織田記念

◇織田記念(4月29日/広島・ホットスタッフフィールド広島) 日本グランプリシリーズの織田記念が行われ、最終種目となった男子5000mは残り250mから仕掛けた吉居駿恭(中大)が13分26秒31で混成を制し、大会連覇を果 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top