2024.02.02
女子中距離で中学、高校と日本一を経験してきた髙橋ひなが、現役復帰することがわかった。自身のSNSで心境を綴り、チームの関係者への取材で明らかになった。
髙橋は兵庫県出身の25歳。小学生時代から800mで当時の最高記録である2分17秒28をマークした。山陽中時代には1年時から全中800m5位に入ると、2年は800m優勝、1500m3位、3年は2冠を達成。秋の国体で今も中学記録として残る2分07秒19を独走で叩き出した。
西脇工高に進学すると、1年目にしてインターハイ800m優勝。2年時はタイトルから遠ざかったが、3年時には見事に復活を遂げ、1500mで4分15秒82(高校歴代5位)でインターハイを制した。2位の田中希実(現・New Balance)、3位の後藤夢(現・ユニクロ)と同校メダル独占。後に日本代表となる2人にとって、同じ兵庫の偉大な先輩でありあこがれの存在でもある。
卒業後は早大に進学し、クラブチームで競技を継続。横田真人コーチらの指導を受けたが、環境の変化などもあり結果を残せず、2020年秋を最後に本格的なレースからは遠ざかった。その後は横田氏が代表を務める合同会社TWOLAPSの社員として、大会運営などに携わっていた。
髙橋はSNSで「背中を押してくれた」横田氏と、「約3年のブランクがあるなか受け入れてくれた」新日本住設グループに感謝を述べ、「3年を経てようやく競技生活を再スタートさせる決意が固まった」と綴る。
その間、裏方として陸上競技と関わり「当たり前だと思っていた大会も、当たり前だと思えるくらい作り手が努力している」ことを実感。また「ファンや応援してくれる皆様を身近に感じることができた」という。
今後は地元・兵庫に戻り、新日本住設の運営会社の経営するピラティススタジオのインストラクターとして活動しながら競技を続ける。
目標について「ずっと掲げてきた五輪出場」と「陸上競技に全てを注いだと(現役生活が)終わる時に胸を張って言えること」と髙橋。少し遠回りだったかもしれないが、それが自身にとっての近道にする力を持っているはず。誰もがあこがれ、魅了されたトラックの女王が、いよいよ舞台に戻ってくる。
新日本住設グループは兵庫県に本社を置き、太陽光パネルの設置や住宅設備機器の販売などを手がけている建設企業。スポーツ支援にも力を入れており、東京パラリンピック女子走幅跳(義足T63)代表の前川楓や、走幅跳・短距離の遠藤泰司が所属しているほか、パラアスリートの山本篤が所属契約を結んでいる。女子駅伝チームは23年に活動をスタート。男子砲丸投元日本記録保持者の山田壮太郎氏がゼネラルマネージャーに就任している。
髙橋ひなが現役復帰を報告!決意や思いをつづる
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