第100回箱根駅伝に出場する駒大が12月15日、合同取材がオンラインで行われ、藤田敦史監督、大八木弘明総監督、エントリー選手が登壇した。
前年度学生駅伝3冠を達成した駒大。今年も出雲駅伝、全日本大学駅伝を制して史上初となる2年連続3冠に王手をかけている。
「2区か4区」を志望していると明かすのが主将を務める鈴木芽吹(4年)。過去3年間は度々ケガに苦しんできたが、「スピード、スタミナにかかわらず、質と量を継続できた。4年間で一番良い練習ができています」と胸を張る。
個性派集団のチームにあって、「引っ張るのは簡単ではなかったですが、苦しい感覚よりも楽しさ、やりがいを感じていました。きつかったという感覚はまったくありません」と話す。
「全員で目標に向かうチームにしたかった。体調不良、ケガ人なく、最高の状態で当日を迎えたい。それができれば優勝できると思います」と力強く語る。
ケガから復帰を果たした花尾恭輔(4年)は「元気になった姿をみていただきたい。悔しさを晴らしたいです」と最後の箱根へ意気込む。
10000mで27分28秒28秒50というu20日本記録を打ち立てた佐藤圭汰(2年)。「少し疲労はあった」ともいうが、12月上旬の合宿では「距離走も余裕を持って走れました」とスタミナ面でも自信を深めている。前回は直前の体調不良で走れず。今回は「1区を走りたい。区間新記録を出したいです」と、圧倒的スピードで独走態勢を築くつもりだ。
篠原倖太朗(3年)は「どこでも任された区間で役割を全うして3冠に近づきたい」と話す。持ち味について聞かれ「その時々に応じたクレバーな走り」と堂々。ライバルには「自分に勝ちたい」と語った。
前回5区を駆け上がった山川拓馬(2年)は「今年はBチームからAチームになって、スタミナもスピードもつきました」と成長を実感。「山の神候補がいてメンツがそろっているので、最低でも70分切りを目標に、区間新記録となる68分、69分も目安にしてます」と力強い。
「最高の走りをして、最高の結果を出して終わりたい」と鈴木。圧倒的な選手層で、100回目の箱根駅伝で歴史を作りにいく。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
Latest articles 最新の記事
2025.05.25
大迫傑が米国・ロサンゼルスで今季トラック初戦!5000mで13分49秒61
5月24日に米国・ロサンゼルスで行われた競技会の男子5000mに大迫傑が出場し、13分49秒61で組11着だった。 2月2日の丸亀国際ハーフマラソン(1時間1分28秒/44位)以来の公式戦で、これがトラック初戦。2組に分 […]
2025.05.25
円盤投・湯上剛輝58m53、砲丸投・奥村仁志18m75 男子投てき日本記録保持者コンビがドイツ遠征/WAコンチネンタルツアー
5月23日~25日にドイツ・ハレで行われているWAコンチネンタルツアー・ブロンズ「50. Halplus Werfertage」の2日目、男子投てきの日本記録保持者コンビが出場した。いずれもB決勝扱いの「FINAL2」へ […]
2025.05.25
走幅跳・橋岡優輝が自身初の海外ツアー・ゴールド優勝!ザグレブで8m00ジャンプ/WAコンチネンタルツアー
男子走幅跳の橋岡優輝(富士通)が5月22日~24日に行われた世界陸連コンチネンタルツアー・ゴールドの「ザグレブ・ミーティング」(クロアチア)に出場し、8m00(+0.9)で優勝を飾った。海外でのツアー・ゴールド優勝は自身 […]
2025.05.25
復活への一歩を示した順大は3位通過 昨年17位から巻き返し「全体の地力はついている」/全日本大学駅伝関東選考会
◇全日本大学駅伝関東学連推薦校選考会(5月24日/神奈川・レモンガススタジアム平塚) 第57回全日本大学駅伝関東学連推薦校選考会が行われ、中大が3時間50分27秒09の総合トップで5大会連続32回目の本大会出場を決めた。 […]
2025.05.25
3大会ぶり伊勢路切符の中央学大 大接戦をしのぎ切り「大きなミスなく戦えた」/全日本大学駅伝関東選考会
◇全日本大学駅伝関東学連推薦校選考会(5月24日/神奈川・レモンガススタジアム平塚) 第57回全日本大学駅伝関東学連推薦校選考会が行われ、中大が3時間50分27秒09の総合トップで5大会連続32回目の本大会出場を決めた。 […]
Latest Issue
最新号

2025年6月号 (5月14日発売)
Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定
Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析