HOME 国内、大学

2023.10.09

女子マイルは福岡大が初V 男子4継は慶大が83年ぶり頂点つかむ/日本選手権リレー
女子マイルは福岡大が初V 男子4継は慶大が83年ぶり頂点つかむ/日本選手権リレー

女子4×400mRで初優勝を飾った福岡大のアンカー・森山静穂

◇第107回日本選手権リレー(10月7日~8日/東京・国立競技場)

10月8日、日本選手権リレーの2日目が行われ女子4×400mリレーは福岡大が3分38秒13で初めての優勝を果たした。

予選をトップタイムで通過していた福岡大は、1走の髙野七海がほぼトップでスタートすると、続く城戸優来は日本インカレ優勝の園田学園女子大や日体大に先行を許したものの、1位が見えるポジションをキープ。すると、3走で田島美春が後半に爆発。上位の2チームが競り合いで消耗するなか、ラスト100mからスピードを上げると、トップでエースの森山静穂にリレーした。

広告の下にコンテンツが続きます

「前の3人が1位で持ってきてくれたので、落ち着いて走れました」と森山は前半を抑えてスタート。日体大の森山奈菜絵が急追してきたが、慌てることなく首位をキープし、バトンを持った左手を高々と上げてのフィニッシュとなった。

優勝を狙っていた日本インカレではトップと0.7秒差の2位。「インカレの悔しさを晴らしたかった」(森山)という大会で、見事に日本選手権のタイトルを獲得した。

男子4×400mリレーは筑波大が学生歴代2位となる3分03秒96で15年ぶりの栄冠。2位の法大(3分04秒54)、3位早大(3分04秒55)と上位3位までが大会記録を更新する好レースに。同4×100mリレーは慶大が実に83年ぶりとなる優勝を飾ったほか、女子4×100mリレーは甲南大が44秒82で連覇を果たしている。

昨年に続き、同時開催となったリレーフェスティバルでは、U16の4×100mリレーで男女ともに千葉が優勝。このほかにも市民ランナーが参加するさまざまなリレー種目が行われ、男子100m日本記録保持者の山縣亮太(セイコー)やオレゴン世界選手権20km競歩金メダリストの山西利和(愛知製鋼)なども登場し、会場を盛り上げた。

◇第107回日本選手権リレー(10月7日~8日/東京・国立競技場) 10月8日、日本選手権リレーの2日目が行われ女子4×400mリレーは福岡大が3分38秒13で初めての優勝を果たした。 予選をトップタイムで通過していた福岡大は、1走の髙野七海がほぼトップでスタートすると、続く城戸優来は日本インカレ優勝の園田学園女子大や日体大に先行を許したものの、1位が見えるポジションをキープ。すると、3走で田島美春が後半に爆発。上位の2チームが競り合いで消耗するなか、ラスト100mからスピードを上げると、トップでエースの森山静穂にリレーした。 「前の3人が1位で持ってきてくれたので、落ち着いて走れました」と森山は前半を抑えてスタート。日体大の森山奈菜絵が急追してきたが、慌てることなく首位をキープし、バトンを持った左手を高々と上げてのフィニッシュとなった。 優勝を狙っていた日本インカレではトップと0.7秒差の2位。「インカレの悔しさを晴らしたかった」(森山)という大会で、見事に日本選手権のタイトルを獲得した。 男子4×400mリレーは筑波大が学生歴代2位となる3分03秒96で15年ぶりの栄冠。2位の法大(3分04秒54)、3位早大(3分04秒55)と上位3位までが大会記録を更新する好レースに。同4×100mリレーは慶大が実に83年ぶりとなる優勝を飾ったほか、女子4×100mリレーは甲南大が44秒82で連覇を果たしている。 昨年に続き、同時開催となったリレーフェスティバルでは、U16の4×100mリレーで男女ともに千葉が優勝。このほかにも市民ランナーが参加するさまざまなリレー種目が行われ、男子100m日本記録保持者の山縣亮太(セイコー)やオレゴン世界選手権20km競歩金メダリストの山西利和(愛知製鋼)なども登場し、会場を盛り上げた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.27

プロ野球選手・筒香嘉智と陸上界がコラボ スポーツの垣根を超えるクリニックを12月に開催

11月27日、日本陸連は2024年度から取り組むプロジェクト「RIKUJO JAPAN」の一環として、「~スポーツの垣根を超える~ 2025 TSUTSUGO SPORTS ACADEMY FESTIVAL × RIKU […]

NEWS 古賀ジェレミー、ドルーリー、濱がダイヤモンドアスリート昇格!Nextageに高1の2人が新規認定

2025.11.27

古賀ジェレミー、ドルーリー、濱がダイヤモンドアスリート昇格!Nextageに高1の2人が新規認定

日本陸連は11月27日、「次世代において国際大会での活躍が期待できる競技者」を育成する「ダイヤモンドアスリート」の第12期認定者を発表した。 第11期でダイヤモンドアスリートNextageとして一部のプログラムに参加して […]

NEWS 岡田久美子が引退発表「誰よりも『速く、強く、美しく歩く選手』を目指して」女子競歩牽引し続けた第一人者

2025.11.27

岡田久美子が引退発表「誰よりも『速く、強く、美しく歩く選手』を目指して」女子競歩牽引し続けた第一人者

富士通は11月27日、女子競歩の岡田久美子の現役引退を発表した。かねてより「今季が本当の集大成」と話していたが、正式に発表となった。 岡田は埼玉県出身。1991年生まれの34歳で、大迫傑(リーニン)、飯塚翔太(ミズノ)、 […]

NEWS 【学生長距離Close-upインタビュー】全日本大学駅伝1区区間賞の志學館大・中村晃斗 「結果にこだわっていきたい」

2025.11.26

【学生長距離Close-upインタビュー】全日本大学駅伝1区区間賞の志學館大・中村晃斗 「結果にこだわっていきたい」

学生長距離Close-upインタビュー 中村 晃斗 Nakamura Akito 志學館大3年 「月陸Online」限定で大学長距離選手のインタビューをお届けする「学生長距離Close-upインタビュー」。54回目は、志 […]

NEWS 熊本信愛女学院高の元監督・山口和也さん死去 五輪1万m7位・川上優子さん、世界陸上マラソン4位・飛瀬貴子さんらを指導

2025.11.26

熊本信愛女学院高の元監督・山口和也さん死去 五輪1万m7位・川上優子さん、世界陸上マラソン4位・飛瀬貴子さんらを指導

熊本信愛女学院高(熊本)の元陸上競技部監督で、長年多くのランナーを育てた山口和也さんが11月23日、病気のため亡くなった。71歳。 1980年に同校に赴任した山口さん。当時の日本女子長距離は黎明期であったが、山口さんは高 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top