◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)5日目
ブダペスト世界陸上5日目のアフタヌーンセッションが行われ、女子5000m予選1組に出場した廣中璃梨佳(日本郵政グループ)は15分11秒16の12着でフィニッシュした。
8着までの決勝進出ラインには届かなかったものの、ラスト1周まで予選突破圏内を走行するなど、最後まで可能生のある走りを見せた廣中。大会初日の10000mではスローペースのなかでレースを進め、残り400mからのスパートで7位入賞を果たしていたが、「10000mで自分のリズムで走れなかったことでいつもと違う疲労、筋肉痛があった」と明かす。
今大会は次ラウンドへの進出方法が着順のみとなったため、全体的にスローとなる傾向があったものの、1000mは3分09秒、2000mは6分10秒、3000mは9分18秒と細かなアップダウンが続き、廣中の余力も徐々に奪われる。
4000mまでにポジションを上げたものの、さらにギアを入れ替えるライバルに対抗できる脚は残っていなかった。
「スローになるかと思っていたのですが徐々にハイペースになった。8着を取りたかったのですが、ラスト100mは地に足がついているかわからない状態でした。悔しいです」
今季は決して順調ではなかった。むしろ、悪いとも言えるシーズン前半だった。左アキレス腱を痛め、ゴールデンゲームズinのべおかは、3位以内で代表内定だったものの4位。日本選手権5000mも21位と涙を流した。
それでも、7月頃から状態は上向くと10000mの入賞につなげている。10000mでは思い通りのレースを描けたが、さらにスピード化が進んでいるこの種目に対応するまでには至らなかった。
「パリ五輪に向けてラスト勝負をしたい。次につなげたいし、継続していく」今大会で得た収穫と課題を胸に、日本女子長距離のエースは来年のパリへと向かう。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.09.17
入場者数が30万人突破!! 平日夜でも約4万人が歓声送る/東京世界陸上
2025.09.12
前夜祭イベントでギネス“世界新” 寺田明日香が高速道路KK線でリレー参加/東京世界陸上
-
2025.09.11
-
2025.09.13
-
2025.09.14
2025.08.27
アディダス アディゼロから2025年秋冬新色コレクションが登場!9月1日より順次販売
-
2025.08.19
-
2025.08.24
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.09.17
入場者数が30万人突破!! 平日夜でも約4万人が歓声送る/東京世界陸上
◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京2025世界陸上財団は9月16日、東京世界陸上の4日目(DAY4)までの総入場者数が30万人を突破したことを発表した。 世界陸上は大会初日、2日目とイブニングセ […]
Latest Issue
最新号

2025年10月号 (9月9日発売)
【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/