◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)5日目
ブダペスト世界陸上5日目のモーニングセッションが行われ、男子200mの鵜澤飛羽(筑波大)が1着で準決勝進出を果たした。
「人が多くてめっちゃ楽しかった」と笑顔で振り返る鵜澤が、初出場ながら堂々とした快走を見せた。
予選5組8レーンに入ると、1つ内側のコートニー・リンジー(米国)が飛び出すなか、「あれくらいは出られるレースはあるし、前に出てもらって追いかける練習をしてきたので慣れてきた」と自分の走りに集中。ラストの直線は減速を抑える持ち味を発揮し、流したリンジーをわずかにかわして20秒34(-0.2)の1着通過となった。
「着順(3着まで)じゃないと確実に準決勝行けない。様子を見ながら(着を狙って)たまたま1位だっただけです」
予選から「しっかりギアを上げたかった」が「少し身体が重かった」。前半の100mは世界陸連発表で10秒67。「それは遅い。もう0.3秒上げないと」と納得の走りではなかった。ただ、それは「身体のレベルが上がっていて、感覚とスピードのすり合わせがうまくいっていない」と冷静だ。
一つの目標としていた準決勝進出はクリア。次のターゲットは準決勝でパリ五輪の参加標準記録(20秒16)を突破すること。
「100m、400mでいい結果を出されていて続かなきゃと思いますが、まだまだ実力が足りない。来年、再来年のために全部を吸収して帰りたい」
鵜澤の走りと秘める可能性を考えれば、「明後日(決勝)あるかもしれないですけど」という言葉があながち夢ではないかもしれない。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.10.16
各地区枠数は変わらず 関東10、北海道と北信越が2枠維持 2026年出雲駅伝の出場枠発表
-
2025.10.16
-
2025.10.15
-
2025.10.13
-
2025.10.13
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.10.16
各地区枠数は変わらず 関東10、北海道と北信越が2枠維持 2026年出雲駅伝の出場枠発表
日本学連は10月16日、来年度に行われる第38回出雲全日本大学選抜駅伝(出雲駅伝)の出場枠を発表した。 10月13日に行われた第37回大会の結果で決定した。関東10、北海道2、東北1、北信越2、東海1、関西2、中国四国1 […]
2025.10.16
サニブラウン・アブデル・ハキームがU18・16大会に登場! 18日に中高生対象のトークイベント実施
日本陸連は10月16日、10月17日から開幕するU18・U16大会に東京世界選手権男子100m代表のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が来場し、トークイベントを実施することを発表した。 トークイベントはサニブラウン […]
2025.10.16
中央学大、大東大が上位候補か!? 東海大、順大、立教大、日大は主軸に力 「10枠」懸けた“立川決戦”/箱根駅伝予選会展望
第102回箱根駅伝予選会が、10月18日に東京・立川市の陸上自衛隊立川駐屯地をスタートし、国営昭和記念公園にフィニッシュするハーフマラソンのコースで行われる。 気温が上がった前回はタフなレースとなり、今回からはスタート時 […]
2025.10.16
東日本実業団駅伝エントリー発表 GMO・吉田祐也、富士通・塩尻和也、Honda・森凪也、ロジスティード・平林清登ら
来年元日の全日本実業団対抗男子駅伝(ニューイヤー駅伝)の予選会を兼ねた第66回東日本実業団対抗駅伝(11月3日/埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場及び公園内特設周回コース)のエントリーチームと登録選手が10月16日、同 […]
2025.10.16
中学、高校のトップが出場!IH優勝・石原南菜、後藤大樹や中学記録保持者・今村好花、大森蒼以らに注目/U18・16大会
10月17日から19日の3日間、U18・U16陸上大会が三重県伊勢市の三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場で開催される。 U18大会は2025年12月31日時点の16歳、17歳が対象で高校3年生の早生まれと高校2年生、1 […]
Latest Issue
最新号

2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望