HOME 国内、世界陸上、日本代表
32歳・飯塚翔太が200m4度目のセミファイナルへ「前半組のいい流れを加速させたい」/世界陸上
32歳・飯塚翔太が200m4度目のセミファイナルへ「前半組のいい流れを加速させたい」/世界陸上

渾身の走りで準決勝進出を決めた飯塚翔太

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)5日目

ブダペスト世界陸上5日目のモーニングセッションが行われ、男子200m予選1組に出場した飯塚翔太(ミズノ)は、サードベストの20秒27(±0)をマークして4着。着順通過の3着には0.12秒届かなかったが、タイム上位でトップとなり、プラス通過で2大会連続4度目のセミファイナル進出を決めた。

外側8レーンから落ち着いてコーナーを抜けると、後半で着順通過の3着を目指した。あと0.12秒届かなかったものの、1つ順を上げて4着でフィニッシュ。リオ五輪イヤーの16年日本選手権で出した日本歴代3位の20秒11、中大3年だった13年に出した学生記録の20秒21に次ぐ自己3番目の好タイムを叩き出し、「シーズンベストも出せて、いいレースができました。ホッとしています」と笑顔が弾けた。

広告の下にコンテンツが続きます

6月の日本選手権日本選手権決勝で内転筋にケイレンを起こして5位にとどまるなど、今季前半は思うような結果を残せないレースが続いた。7月の欧州遠征でシーズンベストの20秒43をマークするなど復調を見せたものの、8月7日の日本代表第2次発表にその名は入っていなかった。

だが、翌日にワールドランキングの追加資格取得が決まり、5度目の世界選手権代表入り。そこから、32歳のベテランがさすがのピーキングを見せた。予選に向けても「レース前に100mのタイムトライアルをして、しっかり走れるようにしました」と話す。

メンタル面も落ち着いていて、「友達が増えてきて、今回の組にも3人いました。時代の流れを感じながら、冷静に走ることができました」。

セミファイナルの舞台に向けては、「前半からリズムを崩さないように走りたいです」とプランを口にした飯塚。予選と同じように、冷静に戦い抜くつもりだ。

「前半組がいい流れを作ってくれたので、後半組の僕たちはそのエネルギーを持ちながら加速させたいです」

前半4日間で入賞5を挙げたチームジャパンの勢いを、しっかりとつないでいく。

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)5日目 ブダペスト世界陸上5日目のモーニングセッションが行われ、男子200m予選1組に出場した飯塚翔太(ミズノ)は、サードベストの20秒27(±0)をマークして4着。着順通過の3着には0.12秒届かなかったが、タイム上位でトップとなり、プラス通過で2大会連続4度目のセミファイナル進出を決めた。 外側8レーンから落ち着いてコーナーを抜けると、後半で着順通過の3着を目指した。あと0.12秒届かなかったものの、1つ順を上げて4着でフィニッシュ。リオ五輪イヤーの16年日本選手権で出した日本歴代3位の20秒11、中大3年だった13年に出した学生記録の20秒21に次ぐ自己3番目の好タイムを叩き出し、「シーズンベストも出せて、いいレースができました。ホッとしています」と笑顔が弾けた。 6月の日本選手権日本選手権決勝で内転筋にケイレンを起こして5位にとどまるなど、今季前半は思うような結果を残せないレースが続いた。7月の欧州遠征でシーズンベストの20秒43をマークするなど復調を見せたものの、8月7日の日本代表第2次発表にその名は入っていなかった。 だが、翌日にワールドランキングの追加資格取得が決まり、5度目の世界選手権代表入り。そこから、32歳のベテランがさすがのピーキングを見せた。予選に向けても「レース前に100mのタイムトライアルをして、しっかり走れるようにしました」と話す。 メンタル面も落ち着いていて、「友達が増えてきて、今回の組にも3人いました。時代の流れを感じながら、冷静に走ることができました」。 セミファイナルの舞台に向けては、「前半からリズムを崩さないように走りたいです」とプランを口にした飯塚。予選と同じように、冷静に戦い抜くつもりだ。 「前半組がいい流れを作ってくれたので、後半組の僕たちはそのエネルギーを持ちながら加速させたいです」 前半4日間で入賞5を挙げたチームジャパンの勢いを、しっかりとつないでいく。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.07

パリ五輪トライアスロン金のイーが2時間6分38秒! ファラーに次ぐ英国歴代2位/バレンシアマラソン

バレンシアマラソンが12月7日、スペインの同地で行われ、男子ではアレックス・イー(英国)が2時間6分38秒の7位に入った。 27歳のイーは、2024年パリ五輪トライアスロンの金メダリストで、2021年の東京五輪でも銀メダ […]

NEWS 女子・ジェプコスゲイが歴代4位の2時間14分00秒 男子はコリルが2時間2分24秒でV/バレンシアマラソン

2025.12.07

女子・ジェプコスゲイが歴代4位の2時間14分00秒 男子はコリルが2時間2分24秒でV/バレンシアマラソン

バレンシアマラソンが12月7日、スペインの同地で行われ、女子はJ.ジェプコスゲイ(ケニア)が世界歴代4位の2時間14分00秒で優勝を飾った。 女子にはジェプコスゲイのほか、9月の東京世界選手権金メダリストのP.ジェプチル […]

NEWS 大迫傑、34歳で自身3度目のマラソン日本新!プロ活動、五輪後引退表明から復帰、メーカー契約変更と独自路線歩む

2025.12.07

大迫傑、34歳で自身3度目のマラソン日本新!プロ活動、五輪後引退表明から復帰、メーカー契約変更と独自路線歩む

男子マラソンの大迫傑(リーニン)が、12月7日のバレンシアマラソンで2時間4分55秒(速報値)で4位となり、鈴木健吾(富士通)が21年に出した2時間4分56秒の日本記録を1秒上回った。 1991年5月23日生まれの大迫は […]

NEWS 34歳の大迫傑が2時間4分55秒の日本新で4位 鈴木健吾の記録を1秒塗り替える /バレンシアマラソン

2025.12.07

34歳の大迫傑が2時間4分55秒の日本新で4位 鈴木健吾の記録を1秒塗り替える /バレンシアマラソン

バレンシアマラソンが12月7日、スペインの同地で行われ、男子では34歳の大迫傑(リーニン)が2時間4分55秒(速報値)で4位だった。 これまでの日本記録は2021年に出した鈴木健吾(当時富士通)の2時間4分56秒で、これ […]

NEWS 順大が大学生の部制覇! 一般の部はコモディイイダの9連覇止めた警視庁がV/奥多摩渓谷駅伝

2025.12.07

順大が大学生の部制覇! 一般の部はコモディイイダの9連覇止めた警視庁がV/奥多摩渓谷駅伝

第87回奥多摩渓谷駅伝は12月7日、東京・青梅市、奥多摩町内の特設コースで行われ、大学生の部は順大が2時間14分29秒で優勝した。 順大は山下健秀(4年)、半澤康(4年)、堀口颯亮(4年)、辰巳舜(4年)、金原祥汰(4年 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top