◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)5日目
ブダペスト世界陸上5日目のモーニングセッションが行われ、男子200m予選1組に出場した飯塚翔太(ミズノ)は、サードベストの20秒27(±0)をマークして4着。着順通過の3着には0.12秒届かなかったが、タイム上位でトップとなり、プラス通過で2大会連続4度目のセミファイナル進出を決めた。
外側8レーンから落ち着いてコーナーを抜けると、後半で着順通過の3着を目指した。あと0.12秒届かなかったものの、1つ順を上げて4着でフィニッシュ。リオ五輪イヤーの16年日本選手権で出した日本歴代3位の20秒11、中大3年だった13年に出した学生記録の20秒21に次ぐ自己3番目の好タイムを叩き出し、「シーズンベストも出せて、いいレースができました。ホッとしています」と笑顔が弾けた。
6月の日本選手権日本選手権決勝で内転筋にケイレンを起こして5位にとどまるなど、今季前半は思うような結果を残せないレースが続いた。7月の欧州遠征でシーズンベストの20秒43をマークするなど復調を見せたものの、8月7日の日本代表第2次発表にその名は入っていなかった。
だが、翌日にワールドランキングの追加資格取得が決まり、5度目の世界選手権代表入り。そこから、32歳のベテランがさすがのピーキングを見せた。予選に向けても「レース前に100mのタイムトライアルをして、しっかり走れるようにしました」と話す。
メンタル面も落ち着いていて、「友達が増えてきて、今回の組にも3人いました。時代の流れを感じながら、冷静に走ることができました」。
セミファイナルの舞台に向けては、「前半からリズムを崩さないように走りたいです」とプランを口にした飯塚。予選と同じように、冷静に戦い抜くつもりだ。
「前半組がいい流れを作ってくれたので、後半組の僕たちはそのエネルギーを持ちながら加速させたいです」
前半4日間で入賞5を挙げたチームジャパンの勢いを、しっかりとつないでいく。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.10.17
-
2025.10.17
-
2025.10.16
-
2025.10.13
-
2025.10.13
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.10.17
ヴィンセント、池田耀平が故障のため欠場 近藤、飯田、森井らも調整不良のためキャンセル/東京レガシーハーフ
10月19日に行われる東京レガシーハーフマラソンの主催者は10月17日、招待選手の男子でイェゴン・ヴィンセント(Honda)、池田耀平(Kao)が欠場することを発表した。いずれも故障が理由という。 このほか、エリート男子 […]
2025.10.17
大迫傑が中国メーカー「LI-NING」所属で東京レガシーハーフ出場へ キャリアの新たな一歩へ
10月19日に行われる東京レガシーハーフマラソンの主催者は、大迫傑の所属が東京陸協から「LI-NING(李寧/リーニン)」に変更することを発表した。 LI-NINGは中国のシューズメーカー。中国国内ではナイキ、アディダス […]
2025.10.17
ニューバランスから駅伝・マラソン限定コレクション「NB Riswing Pack」が発売!
ニューバランスジャパンは、駅伝・マラソンシーズンに向けた2025年限定コレクション「NB Riswing Pack(ライジングパック)」より、フルマラソンで勝利を目指すアスリート、常に記録に挑み続けるエリートランナーを後 […]
2025.10.17
U18砲丸投・大垣尊良が17m96大会新V 骨折からの復活「前までの感覚を取り戻した」/U18・16大会
◇第19回U18・第56回U16大会(10月17~19日/三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場)1日目 U18・U16大会の第1日目が行われ、U18男子砲丸投はインターハイ覇者の大垣尊良(World Rotation/高 […]
2025.10.17
ドーピング違反でチェムタイら男女長距離3選手に資格停止処分 100mH・モリソンは成績取り消し
世界陸連の独立不正監査機関アスリート・インテグリティー・ユニット(AIU)は10月17日までに、複数の選手についてドーピング違反の処分などを発表した。 女子長距離のB.チェムタイ(ウガンダ)は禁止物質のテストステロン使用 […]
Latest Issue
最新号

2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望