◇第31回FISUワールドユニバーシティゲームズ 陸上競技(8月1日~6日)2日目
ワールドユニバーシティゲームズ(中国・成都)の陸上競技2日目が行われ、男子10000mで山本唯翔(城西大)が29分22秒95で銅メダルを獲得した。
山本は新潟県出身。今年1月の箱根駅伝5区で区間新記録を樹立し、城西大のシード権獲得にも貢献し、大きな注目を浴びた。今季はその勢いをトラックでも維持し、4月の日本学生個人選手権では10000mで優勝。7月のホクレンディスタンスチャレンジ網走大会では調整のなかで出場した5000mで13分51秒08の自己新をマークしていた。
自身初の国際大会となったレースでは4000m過ぎまで先頭集団を形成。5000m手前でアフリカ勢が仕掛けると、集団からは引き離され4位に落ちるも、ペースダウンを最小限にとどめて粘り強く追走した。途中で集団からこぼれたK.チェプシゴ(ケニア)を抜いて3位に浮上。優勝したD.イェコ(ウガンダ)とは23.70秒差でフィニッシュした。
今大会、陸上競技では日本勢初のメダル。男子10000mでは15年光州大会3位の中谷圭佑(駒大)、17年台北大会3位の塩尻和也(順大/現・富士通)、19年ナポリ大会2位の阿部弘輝(明大/現・住友電工)に続く4大会連続のメダル獲得となった。
同日の男子400m準決勝では地主直央(法大)と今泉堅貴(筑波大)がそろって決勝進出を決めたほか、女子400mハードルの山本亜美(立命大)も準決勝で組4着ながらファイナルへと駒を進めている。
一方、100m準決勝に出場した男子の中村彰太(東洋大)、女子の三浦由奈(筑波大)、石川優(青学大)は決勝に進むことができなかった。
3日目は男女400mなど10種目で決勝が行われる。
【画像】初の国際大会ながら銅メダルを獲得して笑顔を見せた山本唯翔
男子10000mで山本唯翔選手(城西大)が3位・銅メダルを獲得しました。 おめでとう!櫛部監督、やったね😊#FISUワールドユニバーシティゲームズ #男子10000m #山本唯翔 pic.twitter.com/b4IEj85XdM
— 花田勝彦 (@hanawin71) August 2, 2023
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.06
10000m記録挑戦競技会は日体大競技会など3大会と併催 参加資格男子は34分ターゲット
2025.11.06
RIKUJOフェスティバルに勝木隼人、赤松諒一、佐藤早也伽らトップ選手が参加
-
2025.11.05
-
2025.11.05
-
2025.11.05
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.02
-
2025.11.02
-
2025.11.03
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.06
クイーンズ駅伝エントリー発表! 日本郵政グループ・廣中璃梨佳、積水化学・新谷仁美、しまむら・安藤友香らが登録 第一生命グループは鈴木優花が外れる
11月6日、日本実業団連合は第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)のエントリー選手を発表した。 前回4年ぶり4回目の優勝を飾ったJP日本郵政グループはVメンバーの鈴木亜由子、廣中璃梨佳、菅田雅香ら全員が登録。 […]
2025.11.06
10000m記録挑戦競技会は日体大競技会など3大会と併催 参加資格男子は34分ターゲット
関東学生陸上競技連盟は、主催の10000m記録挑戦競技会について、今年は11月15日の日体大長距離競技会(横浜市・日体大健志台)、11月22日のMARCH対抗戦(東京・町田市)、11月22日の東海大長距離競技会(秦野市) […]
2025.11.06
RIKUJOフェスティバルに勝木隼人、赤松諒一、佐藤早也伽らトップ選手が参加
11月6日、日本陸連は11月29日に開催される「RIKUJO フェスティバル in 国立競技場」に参加するゲストアスリートを発表した。 同イベントは連盟創立100周年を記念して開かれるもの。参加者とトップアスリートが一緒 […]
2025.11.05
全国高校駅伝都道府県代表出そろう 前年V佐久長聖&長野東など 最速は男女とも仙台育英 6日から地区大会順次開幕
全国高校駅伝の出場権を懸けた都道府県高校駅伝が11月4日の埼玉をもってすべて終了し、都道府県代表がすべて出そろった。 昨年の全国大会は男子が佐久長聖、女子は長野東といずれも長野勢が優勝を遂げた。全国2連覇中の佐久長聖は県 […]
Latest Issue
最新号
2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望