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2023.07.13

【酸素ルームケアサロンA】自らの病気を機に出会った 「O2Room®」を主体としたケアサロンを開設
【酸素ルームケアサロンA】自らの病気を機に出会った 「O2Room®」を主体としたケアサロンを開設

「O2Room®」を主体としたケアサロンを2021年4月にオープンさせた西脇昭典さん

~会社員から治療家に転身、
トータルで地域の人々の健康をサポート~

酸素の活用法は近年、欧米を中心に数多くの研究論文が発表されるなど注目が集まっている。そうしたエビデンスを背景に信頼度を増し、日本の酸素ルームのパイオニアでもある日本気圧バルク工業の酸素ルーム「O2Room®」の導入が各方面で進んでいる。

陸上競技の走幅跳で全中を制した実績を持つ西脇昭典さん(50歳)が、会社員時代、過度のストレスの影響などで病気を患った際、出会ったのが日本気圧バルク工業の酸素ルーム「O2Room®」だった。その後、〝酸素の力〟で無事に病気も回復。「O2Room®」を活用して、地域の人々の健康を支えたい」と一念発起。

各種資格を取得し、1台で高気圧酸素と低圧低酸素の2つの環境を体験できる画期的な2wayタイプの「O2Room®」を主体とした酸素ルームケアサロンAを2021年4月に地元・愛知県豊明市にオープン。ケアサロンA代表として自らの経験を生かしながら「O2Room®」を活用して地域の人々の健康を支えている。

元全中チャンピオンが提供する「O2Room®」

愛知・竜北中時代の1987年、陸上競技の全日本中学校選手権(第14回三重大会)男子走幅跳で追い風参考ながら7m07を跳んで頂点に立っている酸素ルームケアサロンA代表の西脇昭典さん。愛知・中京高(現・中京大中京高)で1966年の甲子園を春夏連覇し、母校の監督になってからは後に侍ジャパン監督も務める稲葉篤紀氏らを指導した名将、昭次氏(故人)を父に持つ。

1987年の全日本中学校選手権で走幅跳に優勝した西脇さん

自身も野球をしていたが、ライナーの打球が来ると避けてしまう怖がりだったそうで、「ボールが怖いと野球はできない」と父に諭され、中学から陸上の道へ進んだ西脇さん。野球の名監督だった父も実は陸上経験者で中学時代には80mハードル(当時)で県中学記録を打ち立てたほどの選手だった。

陸上を始めた頃は100mも15秒台だったそうだが、冬季練習を乗り越え素質が開花。中学時代の顧問は熱心な指導者で、なおかつチームの2学年上には後に1992年のバルセロナ五輪代表(4×100mリレー6位入賞)となる鈴木久嗣氏がいたことも練習に熱が入る大きな要因ともなった。

スピード強化が進んで中学2年から本格的に走幅跳に取り組むようになると、1年生では4mそこそこだった記録が6mを超え、3年時の全中制覇へとつながっていく。

1学年上に高校記録、日本記録(いずれも当時)を打ち立てた森長正樹、同学年に朝原宣治がいた走幅跳の〝黄金世代〟だったこともあり、高校、大学で陸上を続けてもタイトルとは無縁となったが、高校(中京高)では7m30、大学(福岡大)では7m42まで記録を伸ばしている。大学卒業後も一般企業で働きながら競技を続け、実測では8mを超えたこともあったそうだが、交通事故で膝を故障し、24歳で競技を離れることとなった。

2021年の東京オリンピックで侍ジャパンの監督を務めた稲葉篤紀さん(左)は中京高野球部監督だった西脇さんの父親の教え子であるとともに、西脇さんの同級生。東京五輪直前の7月中旬、開業して間もない「酸素ルームケアサロンA」へ激励に訪れてくれた

そんな西脇さんが日本気圧バルク工業のO2Room®と出会ったのが、それから20年以上経った45歳の時。ストレスなどが重なり「うつ病と狭心症になり、大学時代の陸上部の先輩の誘いもあって、その先輩が営む治療院のO2Room®を使わせてもらったのがきっかけです」と当時を振り返る。

「薬を飲まないと眠れない日が続いていましたが、O2Room®に入った日は、不思議と薬を飲まずにぐっすりと眠れました」と言い、その後も酸素ルームを活用することで不調から徐々に回復。「これをケガや故障に苦しむ選手、自分のようにストレスなどで健康を害している人たちに使ってもらい元気になってほしい」と思い立ち、長年勤めた会社を辞め、治療家の道に進むことを決意する。

そんな時、「一番熱心に酸素のこと、酸素ルームのことを1から10まで教えてくださったのが日本気圧バルク工業の天野(英紀)社長でした。他社ではパンフレットを送ってきて電話で担当者が対応するというのが通常ですが、私の相談事に天野社長自ら対応してくださいました。日本気圧バルク工業では、私の地元の名古屋大学をはじめ神戸大学や京都大学など学術機関と共同で研究をされており、多くの論文も発表されています。

さらに、これまで事故などが一度もないという点も安心・安全を提供する側としては大事なところでした。エビデンスも含め、『この社長の言うことなら信じられる。酸素の力を使って私のように不調に悩んでいる人を助けたい。スポーツを故障やケガであきらめてほしくない、自分の体験も含めO2Room®を活用したケアサロンをつくりたい』と思って一念発起。整体師の資格を取るところから始めました」

一から勉強を始め、日本能力開発推進協会のスポーツ整体ボディケアセラピスト、リラクゼーション整体ボディケアセラピスト、整体ボディケアセラピストの資格を取得。合わせてスポーツフードマイスター、アスリート栄養食インストラクター、食育健康アドバイザー、管理健康栄養インストラクターなど食と栄養系の資格も次々と取得した。

地元の中学や高校などで陸上の外部コーチや野球チームのトレーニングコーチを務めていることもあって、治療・ケア以外に、トレーニング、ケアや食事などの講演も含めて幅広く活動をするため2021年1月、まず企画会社である「O2企画」を立ち上げ、その年の4月に地元の愛知県豊明市内に「酸素ルームケアサロンA」をオープンした。高気圧酸素と低圧低酸素の2wayタイプ「O2Room®」を主体としたケアサロンだ。

愛知県豊明市にある「酸素ルームケアサロンA」

「O2Room®」のモード設定は強豪実業団チームと同じ

同サロンにはケガや故障に苦しむスポーツ選手はもちろん、ストレス社会の昨今、一般の会社員から小学生、高齢者までさまざまな方々が訪れる。「心身ともにバランスを整え、健康になっていただくのが私の役目。小波津式無痛神経筋療法を活用した施術に加え、2wayタイプのO2Room®を使いながらケアにあたっています」と笑顔で話す。

酸素ルームケアサロンAに設置されているO2Room®は1台で「高気圧酸素」と「低圧低酸素」の両方を取り入れられる日本気圧バルクの特許製品である2wayタイプで、サイズは幅1.5m×高さ1.9m×奥行3m

健康気圧マスターの資格も持つ西脇さん。自らO2Room®を活用することでうつ病および狭心症を克服した経験があるだけに、来院する患者さんにも説得力を持って勧めることができる。酸素ルーム導入にあたり、当初は自身の復調にも役立った高気圧酸素ルームを考えていた。「低圧低酸素の場合、最初に思い浮かぶのが高地トレーニングに代表される、そうしたトレーニング効果的な部分でした。

しかし、天野社長のお話や共同研究を進める各大学の先生方のお話を聞いたりするうちに、毛細血管の増加や赤血球を増やすことなどを知ることになり、選手強化はもちろん、高齢者や普段あまり運動ができない方々にも低圧低酸素ルームに入ってもらうことで、山登りをしたのと同様の効果が得られると考え、2wayタイプの導入を決めました」と経緯を話す。

さらに、スポーツ選手の場合でも肉離れなどをした直後に低圧低酸素ルームに入ることで復帰までの期間を短縮できるデータなども出ており、従来の高地トレーニング的な使い方と合わせ、その活用の幅は広がっている。

疲労回復はもちろん、自律神経のバランスを安定させ、ストレスなどによる不眠の解消や体調の安定には高圧高酸素が有効となる。「大学の野球部の選手が連戦の疲れを取りたいだとか、試合前のコンディショニングに使ったり、高校生でもインターハイ路線では複数種目に出場する陸上選手が試合後に使用しにきたりしています。

O2Room®内には3つのイスが設置されているが、もっと多い人数でも同時に利用できる

スポーツ選手の場合、ケガの予防、コンディショニングなどに使うことが多いですね。日本気圧バルク工業のO2Room®の使用に当たっては、ケースバイケースでエビデンスをもとに気圧や酸素濃度、時間の設定などが細かく決まっています。それに、使用される方の感覚、状態などを見極めながら使っています」

O2Room®にはメディカルやトレーニングなど各種モードが強度別に設定されている。ケアサロンAでは、「長距離の強豪実業団チームに導入されているプログラムと同じものを入れていただいており、それを活用しています」と西脇さん。

高気圧酸素の場合、「通常72時間その効果が持続すると言われています。ですから、ストレスで自律神経失調症を患ったり、睡眠不足で睡眠薬などを使っている患者様には、3日に1回のペースで入りに来ていただき、体調を整えてもらっています」。

O2Room®以外では「小波津式無痛神経筋療法」を活用した施術が中心

ケガや病気を未然に防ぎたい
だからこそ「治療院」ではなく「ケアサロン」

ケアサロンをオープンして2年数ヵ月が経ったが、「当初は低価格が災いして、信頼を得るのに時間がかかりました」と西脇さんは回想する。オープン前には、周囲の治療院やスポーツ施設などが提供している酸素ルームの一般的な価格の設定を予定していたが、「誰のための、何のための施設なのか。町の人々に健康で笑顔で暮らしてもらうため、スポーツに打ち込む地元の中高校生にケガや故障をしてほしくないというのが目的ではなかったのか」という父の一言がきっかけとなり、「週に2回、ひと月に8回前後通っていただいても負担にならないような価格に設定しています」。

地元の学校やクラブに身体のケアの方法を実演をしたり栄養指導も行っている

ケガや病気の予防に重点を置いている西脇さん。治療院ではなくケアサロンとしているのも、そうした強い意志の現われでもある。「酸素は薬や湿布のように目に見えるものではなく、その効果も体内で起こっていることなので、自分自身で〝身体の声〟を聞き、前後の変化を感じ取るしかありません。高地トレーニングのようにタイムに現われたり、血液検査の数値に出てくれば効果を実感できますが、そうでないとなかなかわかっていただけない」とジレンマを感じることもあるという。

しかし、近年は良い評判が口コミで広がり、メディアなどでも酸素、酸素ルームの効用などが取り上げられるようになったことで徐々にサロンを訪れる人も増加傾向にある。「最近は、不眠症はもちろん、冷え性の改善や不妊治療を行っている方が基礎体温を上げるために来られたりもしています。なかには基礎体温が35度台から36.4度まで上がった方もおられます。また、脳梗塞のリハビリで通っていただいている方も手足の動きがスムーズになるなど改善傾向にあります。酸素が脳をはじめ、身体全体に行き渡ることによって効果はいろいろな面で出ていると感じています」と西脇さん。

24歳で陸上競技を引退した後、40歳で地元の高校の陸上部を指導するまで西脇さん(右)はスポーツをまったくしていなかったそうだが、「せっかくやるなら見本を見せられる指導者に」という思いからマスターズ陸上にも登録してシェイプアップ。今年の春からは県立高校の陸上部で外部コーチを務めており、跳躍の指導やトレーナー的な立場で身体のケアや食事のアドバイスもしている。写真は高校での指導風景

マスターズ陸上に登録して3年後、2016年のアジアマスターズ(シンガポール)の三段跳で銅メダル、4×100mRで銀メダルを獲得。さらに2018年のアジアパシフィックマスターズ(マレーシア・ペナン)では三段跳で銅メダル、4×100mRと4×400mRでは銀メダルを手にした

そうした方面でのエビデンスが少しずつ発表されていることもあり、O2Room®を利用する方々のニーズも幅も広がっている。整体、食と栄養面の資格に加え、心理・メンタル関係の資格取得も考えており、「せっかく酸素の力で身体的に健康になっても、それを継続・維持するには、睡眠や栄養面、そして心理面の影響が大きく関わってきます。ストレス社会の昨今、そうした人たちのケアがトータルでできればと考えています」と、今後の展望を話す。

身体づくりにおいては、一見、関わっていないように見える〝食事と酸素〟がセットになっていると考え、食と栄養面の資格も取得した西脇さん。「細胞や筋肉、骨格には、食事と同様に酸素が大切。せっかく規則正しい生活、最先端の科学的なトレーニングを行っても、細胞や体内に酸素、栄養が行き渡らなければ効果は出ません。酸素、血流、栄養、メンタル、そしてトレーニングはどれも密接に関わっているものであり、それらをトータルで管理・指導できれば、さらに人々の健康、ケガ・故障の予防、スポーツの競技力向上などに役立つことができるのではと考えています」と意気込みを口にする。

今後もO2Room®を軸に、トータルで地域の人々の健康を支えていく心構えだ。

酸素ルームケアサロンA(O2 企画)
愛知県豊明市二村台4丁目1-1グリーンハイツ106号
TEL 070-2235-0202
ホームページ
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Instagram

※この記事は『月刊陸上競技』2023年8月号に掲載しています

文/花木 雫

~会社員から治療家に転身、 トータルで地域の人々の健康をサポート~

酸素の活用法は近年、欧米を中心に数多くの研究論文が発表されるなど注目が集まっている。そうしたエビデンスを背景に信頼度を増し、日本の酸素ルームのパイオニアでもある日本気圧バルク工業の酸素ルーム「O2Room®」の導入が各方面で進んでいる。 陸上競技の走幅跳で全中を制した実績を持つ西脇昭典さん(50歳)が、会社員時代、過度のストレスの影響などで病気を患った際、出会ったのが日本気圧バルク工業の酸素ルーム「O2Room®」だった。その後、〝酸素の力〟で無事に病気も回復。「O2Room®」を活用して、地域の人々の健康を支えたい」と一念発起。 各種資格を取得し、1台で高気圧酸素と低圧低酸素の2つの環境を体験できる画期的な2wayタイプの「O2Room®」を主体とした酸素ルームケアサロンAを2021年4月に地元・愛知県豊明市にオープン。ケアサロンA代表として自らの経験を生かしながら「O2Room®」を活用して地域の人々の健康を支えている。

元全中チャンピオンが提供する「O2Room®」

愛知・竜北中時代の1987年、陸上競技の全日本中学校選手権(第14回三重大会)男子走幅跳で追い風参考ながら7m07を跳んで頂点に立っている酸素ルームケアサロンA代表の西脇昭典さん。愛知・中京高(現・中京大中京高)で1966年の甲子園を春夏連覇し、母校の監督になってからは後に侍ジャパン監督も務める稲葉篤紀氏らを指導した名将、昭次氏(故人)を父に持つ。 [caption id="attachment_106874" align="alignnone" width="798"] 1987年の全日本中学校選手権で走幅跳に優勝した西脇さん[/caption] 自身も野球をしていたが、ライナーの打球が来ると避けてしまう怖がりだったそうで、「ボールが怖いと野球はできない」と父に諭され、中学から陸上の道へ進んだ西脇さん。野球の名監督だった父も実は陸上経験者で中学時代には80mハードル(当時)で県中学記録を打ち立てたほどの選手だった。 陸上を始めた頃は100mも15秒台だったそうだが、冬季練習を乗り越え素質が開花。中学時代の顧問は熱心な指導者で、なおかつチームの2学年上には後に1992年のバルセロナ五輪代表(4×100mリレー6位入賞)となる鈴木久嗣氏がいたことも練習に熱が入る大きな要因ともなった。 スピード強化が進んで中学2年から本格的に走幅跳に取り組むようになると、1年生では4mそこそこだった記録が6mを超え、3年時の全中制覇へとつながっていく。 1学年上に高校記録、日本記録(いずれも当時)を打ち立てた森長正樹、同学年に朝原宣治がいた走幅跳の〝黄金世代〟だったこともあり、高校、大学で陸上を続けてもタイトルとは無縁となったが、高校(中京高)では7m30、大学(福岡大)では7m42まで記録を伸ばしている。大学卒業後も一般企業で働きながら競技を続け、実測では8mを超えたこともあったそうだが、交通事故で膝を故障し、24歳で競技を離れることとなった。 [caption id="attachment_106875" align="alignnone" width="2560"] 2021年の東京オリンピックで侍ジャパンの監督を務めた稲葉篤紀さん(左)は中京高野球部監督だった西脇さんの父親の教え子であるとともに、西脇さんの同級生。東京五輪直前の7月中旬、開業して間もない「酸素ルームケアサロンA」へ激励に訪れてくれた[/caption] そんな西脇さんが日本気圧バルク工業のO2Room®と出会ったのが、それから20年以上経った45歳の時。ストレスなどが重なり「うつ病と狭心症になり、大学時代の陸上部の先輩の誘いもあって、その先輩が営む治療院のO2Room®を使わせてもらったのがきっかけです」と当時を振り返る。 「薬を飲まないと眠れない日が続いていましたが、O2Room®に入った日は、不思議と薬を飲まずにぐっすりと眠れました」と言い、その後も酸素ルームを活用することで不調から徐々に回復。「これをケガや故障に苦しむ選手、自分のようにストレスなどで健康を害している人たちに使ってもらい元気になってほしい」と思い立ち、長年勤めた会社を辞め、治療家の道に進むことを決意する。 そんな時、「一番熱心に酸素のこと、酸素ルームのことを1から10まで教えてくださったのが日本気圧バルク工業の天野(英紀)社長でした。他社ではパンフレットを送ってきて電話で担当者が対応するというのが通常ですが、私の相談事に天野社長自ら対応してくださいました。日本気圧バルク工業では、私の地元の名古屋大学をはじめ神戸大学や京都大学など学術機関と共同で研究をされており、多くの論文も発表されています。 さらに、これまで事故などが一度もないという点も安心・安全を提供する側としては大事なところでした。エビデンスも含め、『この社長の言うことなら信じられる。酸素の力を使って私のように不調に悩んでいる人を助けたい。スポーツを故障やケガであきらめてほしくない、自分の体験も含めO2Room®を活用したケアサロンをつくりたい』と思って一念発起。整体師の資格を取るところから始めました」 一から勉強を始め、日本能力開発推進協会のスポーツ整体ボディケアセラピスト、リラクゼーション整体ボディケアセラピスト、整体ボディケアセラピストの資格を取得。合わせてスポーツフードマイスター、アスリート栄養食インストラクター、食育健康アドバイザー、管理健康栄養インストラクターなど食と栄養系の資格も次々と取得した。 地元の中学や高校などで陸上の外部コーチや野球チームのトレーニングコーチを務めていることもあって、治療・ケア以外に、トレーニング、ケアや食事などの講演も含めて幅広く活動をするため2021年1月、まず企画会社である「O2企画」を立ち上げ、その年の4月に地元の愛知県豊明市内に「酸素ルームケアサロンA」をオープンした。高気圧酸素と低圧低酸素の2wayタイプ「O2Room®」を主体としたケアサロンだ。 [caption id="attachment_106876" align="alignnone" width="800"] 愛知県豊明市にある「酸素ルームケアサロンA」[/caption]

「O2Room®」のモード設定は強豪実業団チームと同じ

同サロンにはケガや故障に苦しむスポーツ選手はもちろん、ストレス社会の昨今、一般の会社員から小学生、高齢者までさまざまな方々が訪れる。「心身ともにバランスを整え、健康になっていただくのが私の役目。小波津式無痛神経筋療法を活用した施術に加え、2wayタイプのO2Room®を使いながらケアにあたっています」と笑顔で話す。 [caption id="attachment_106877" align="alignnone" width="2560"] 酸素ルームケアサロンAに設置されているO2Room®は1台で「高気圧酸素」と「低圧低酸素」の両方を取り入れられる日本気圧バルクの特許製品である2wayタイプで、サイズは幅1.5m×高さ1.9m×奥行3m[/caption] 健康気圧マスターの資格も持つ西脇さん。自らO2Room®を活用することでうつ病および狭心症を克服した経験があるだけに、来院する患者さんにも説得力を持って勧めることができる。酸素ルーム導入にあたり、当初は自身の復調にも役立った高気圧酸素ルームを考えていた。「低圧低酸素の場合、最初に思い浮かぶのが高地トレーニングに代表される、そうしたトレーニング効果的な部分でした。 しかし、天野社長のお話や共同研究を進める各大学の先生方のお話を聞いたりするうちに、毛細血管の増加や赤血球を増やすことなどを知ることになり、選手強化はもちろん、高齢者や普段あまり運動ができない方々にも低圧低酸素ルームに入ってもらうことで、山登りをしたのと同様の効果が得られると考え、2wayタイプの導入を決めました」と経緯を話す。 さらに、スポーツ選手の場合でも肉離れなどをした直後に低圧低酸素ルームに入ることで復帰までの期間を短縮できるデータなども出ており、従来の高地トレーニング的な使い方と合わせ、その活用の幅は広がっている。 疲労回復はもちろん、自律神経のバランスを安定させ、ストレスなどによる不眠の解消や体調の安定には高圧高酸素が有効となる。「大学の野球部の選手が連戦の疲れを取りたいだとか、試合前のコンディショニングに使ったり、高校生でもインターハイ路線では複数種目に出場する陸上選手が試合後に使用しにきたりしています。 [caption id="attachment_106878" align="alignnone" width="800"] O2Room®内には3つのイスが設置されているが、もっと多い人数でも同時に利用できる[/caption] スポーツ選手の場合、ケガの予防、コンディショニングなどに使うことが多いですね。日本気圧バルク工業のO2Room®の使用に当たっては、ケースバイケースでエビデンスをもとに気圧や酸素濃度、時間の設定などが細かく決まっています。それに、使用される方の感覚、状態などを見極めながら使っています」 O2Room®にはメディカルやトレーニングなど各種モードが強度別に設定されている。ケアサロンAでは、「長距離の強豪実業団チームに導入されているプログラムと同じものを入れていただいており、それを活用しています」と西脇さん。 高気圧酸素の場合、「通常72時間その効果が持続すると言われています。ですから、ストレスで自律神経失調症を患ったり、睡眠不足で睡眠薬などを使っている患者様には、3日に1回のペースで入りに来ていただき、体調を整えてもらっています」。 [caption id="attachment_106879" align="alignnone" width="800"] O2Room®以外では「小波津式無痛神経筋療法」を活用した施術が中心[/caption]

ケガや病気を未然に防ぎたい だからこそ「治療院」ではなく「ケアサロン」

ケアサロンをオープンして2年数ヵ月が経ったが、「当初は低価格が災いして、信頼を得るのに時間がかかりました」と西脇さんは回想する。オープン前には、周囲の治療院やスポーツ施設などが提供している酸素ルームの一般的な価格の設定を予定していたが、「誰のための、何のための施設なのか。町の人々に健康で笑顔で暮らしてもらうため、スポーツに打ち込む地元の中高校生にケガや故障をしてほしくないというのが目的ではなかったのか」という父の一言がきっかけとなり、「週に2回、ひと月に8回前後通っていただいても負担にならないような価格に設定しています」。 [caption id="attachment_106880" align="alignnone" width="800"] 地元の学校やクラブに身体のケアの方法を実演をしたり栄養指導も行っている[/caption] ケガや病気の予防に重点を置いている西脇さん。治療院ではなくケアサロンとしているのも、そうした強い意志の現われでもある。「酸素は薬や湿布のように目に見えるものではなく、その効果も体内で起こっていることなので、自分自身で〝身体の声〟を聞き、前後の変化を感じ取るしかありません。高地トレーニングのようにタイムに現われたり、血液検査の数値に出てくれば効果を実感できますが、そうでないとなかなかわかっていただけない」とジレンマを感じることもあるという。 しかし、近年は良い評判が口コミで広がり、メディアなどでも酸素、酸素ルームの効用などが取り上げられるようになったことで徐々にサロンを訪れる人も増加傾向にある。「最近は、不眠症はもちろん、冷え性の改善や不妊治療を行っている方が基礎体温を上げるために来られたりもしています。なかには基礎体温が35度台から36.4度まで上がった方もおられます。また、脳梗塞のリハビリで通っていただいている方も手足の動きがスムーズになるなど改善傾向にあります。酸素が脳をはじめ、身体全体に行き渡ることによって効果はいろいろな面で出ていると感じています」と西脇さん。 [caption id="attachment_106881" align="alignnone" width="800"] 24歳で陸上競技を引退した後、40歳で地元の高校の陸上部を指導するまで西脇さん(右)はスポーツをまったくしていなかったそうだが、「せっかくやるなら見本を見せられる指導者に」という思いからマスターズ陸上にも登録してシェイプアップ。今年の春からは県立高校の陸上部で外部コーチを務めており、跳躍の指導やトレーナー的な立場で身体のケアや食事のアドバイスもしている。写真は高校での指導風景[/caption] [caption id="attachment_106883" align="alignnone" width="800"] マスターズ陸上に登録して3年後、2016年のアジアマスターズ(シンガポール)の三段跳で銅メダル、4×100mRで銀メダルを獲得。さらに2018年のアジアパシフィックマスターズ(マレーシア・ペナン)では三段跳で銅メダル、4×100mRと4×400mRでは銀メダルを手にした[/caption] そうした方面でのエビデンスが少しずつ発表されていることもあり、O2Room®を利用する方々のニーズも幅も広がっている。整体、食と栄養面の資格に加え、心理・メンタル関係の資格取得も考えており、「せっかく酸素の力で身体的に健康になっても、それを継続・維持するには、睡眠や栄養面、そして心理面の影響が大きく関わってきます。ストレス社会の昨今、そうした人たちのケアがトータルでできればと考えています」と、今後の展望を話す。 身体づくりにおいては、一見、関わっていないように見える〝食事と酸素〟がセットになっていると考え、食と栄養面の資格も取得した西脇さん。「細胞や筋肉、骨格には、食事と同様に酸素が大切。せっかく規則正しい生活、最先端の科学的なトレーニングを行っても、細胞や体内に酸素、栄養が行き渡らなければ効果は出ません。酸素、血流、栄養、メンタル、そしてトレーニングはどれも密接に関わっているものであり、それらをトータルで管理・指導できれば、さらに人々の健康、ケガ・故障の予防、スポーツの競技力向上などに役立つことができるのではと考えています」と意気込みを口にする。 今後もO2Room®を軸に、トータルで地域の人々の健康を支えていく心構えだ。 酸素ルームケアサロンA(O2 企画) 愛知県豊明市二村台4丁目1-1グリーンハイツ106号 TEL 070-2235-0202 ホームページ Facebook Instagram ※この記事は『月刊陸上競技』2023年8月号に掲載しています 文/花木 雫

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