◇第39回U20日本選手権(6月1日~4日/大阪・ヤンマースタジアム長居)
20歳未満が出場するU20日本選手権の3日目に女子100mハードル決勝が行われ、片山心菜(中京大中京高3愛知)が13秒58(-1.4)で快勝した。
大雨の中で行われた前日の予選で、自己ベストを一気に0.25秒も更新する13秒57(+0.1)をマークしていた片山。決勝も強い向かい風にもかかわらず他を圧倒した。好スタートから得意の前半で抜け出し、「こんなにタイムが出るとは思っていなかったので自分でもビックリです。コンディションの悪いなか、13秒5台を揃えられたのは自信なります」と個人では全国初タイトルに喜びを爆発させた。
これまでは中学時代から全国大会で活躍し、昨年度の100mハードル高校3冠に輝いた林美希(中京大中京高3)の影に隠れていた。昨年の徳島インターハイでは準決勝落ちだったが、1走を務めた4×100mリレーで頂点に立つなど、スピードには自信を持っていた。
今季は「冬季に仲間と切磋琢磨することで走力がアップし、インターバルの動きがよくなった」と急成長を遂げている。普段の練習などでも3台目までは林にも引けをとらないと言い、「まだ一緒に走って(林に)勝ったことがないので、今回の優勝を糧にして、勝てるよう頑張りたい」と目を輝かせる。
今回の快走で、「これまでは遠く感じていた高校記録(13秒34)も視野に入ってきた」と目標を上方修正。「課題の体力面をさらに強化し、インターハイでは総合連覇のためにも林と上位を独占して高校記録更新を狙っていきます」と意気込みを口にする。
林はアジアジュニア選手権に出場するため日本選手権には不参加だったが、小学校時代から同じクラブ(TSM)で競い合ってきたライバルとともにさらなる高みを目指す。
このほかでは、女子ハンマー投で5月5日の奈良県選手権で57m42の高校歴代2位を投げている嶋本美海(添上高3)が2度目の57m台となる57m01を投げて圧勝。「3投目までに記録を投げられたことはよかった。でも今日の感覚ならもう少し記録を伸ばせたので残念」と、昨秋のU18大会に続くVにも慢心することはなかった。
女子棒高跳はただ一人4m00をクリアした小林美月(日体大)がV2を達成。同三段跳は今季12m81の高校歴代7位を跳んでいる田口侑楽(国際学院高3埼玉)が12m60(+1.8)で、昨年のU18陸上に続く全国制覇を成し遂げた。
5種目で決勝が行われた男子では棒高跳で大学2年の篠塚浩斗(育英大)がU20日本歴代9位となる5m31に成功。走幅跳は昨年の国体少年A優勝の中村大空(東洋大)が7m60(+2.6)でトップに立った。また、400mハードルの今西亮太(順大)が50秒94の自己新で優勝している。
大会最終日の4日は、男子100mほか男女13種目の決勝が行われる。
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