2023.05.21
◇セイコーゴールデングランプリ2023(5月21日/神奈川・日産スタジアム)
世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリが行われ、男子100m予選に出場した桐生祥秀(日本生命)はレース中盤で左脚ハムストリングスに痛みが出て、スピードを緩めて11秒20(+1.7)の9着でフィニッシュした。
「スタートして頭を上げたところで、左脚裏に痛みが出た」そうで、「肉離れです」と桐生。これまでの経験と感じる痛みの度合いから、「(復帰まで)1~2ヵ月はかかるかな」と状態について話した。
休養明けのシーズンで、トレーニングも兼ねて3月から積極的にレースをこなしてきた。その流れの中で、5月6日の木南記念100m予選では、3年ぶり10秒0台となる10秒03をマークしている。
ただ、このレースで思いのほか身体に負荷がかかり、「筋肉痛が4~5日取れなかった」と言う。連戦の中で、「10秒1ぐらい」という想定だった中での好記録。「急に走れた影響があったのかな」と桐生は悔しそうに振り返る。
1つ前の組で、昨年のオレゴン世界選手権100m王者のフレッド・カーリー(米国)が大会新の9秒89(+1.5)をマーク。「条件もいいし、自己新を狙えると思った」というほど、コンディションは上がっていた。
実際、「70mまでは前にいる想定だった」という右隣の坂井隆一郎(大阪ガス)との差はわずかで、「悪くなかった」と振り返るほど。自身にとっても、痛恨の離脱となった。
「日本選手権は無理だと思う」と桐生。だが、8月~9月に記録を狙うという今季当初からの目標は変えない。「ケガは悔しいけど、しっかり治して戻ってきたい」と力強く語った。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.11.17
2025.11.16
橋岡優輝が家族での初教室「楽しみながら陸上に触れて」
-
2025.11.14
-
2025.11.13
-
2025.11.15
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.19
「大阪から世界へ」OSAKA夢プログラム報告会が開催!ハンマー投・福田翔大「北京、ロスとさらに多くの代表を」
公益財団法人大阪陸上競技協会が展開する選手サポートプログラム「OSAKA夢プログラム」の第Ⅲ期報告会が11月18日、大阪市内のホテルで開催された。 東京世界選手権に出場した男子ハンマー投の福田翔大(住友電工)、女子100 […]
2025.11.18
国内外のレースでトップアスリートたちが好記録を樹⽴! On「Cloudboom Strike」日本長距離界のホープ・篠原倖太朗がその魅力を語る
スイスのスポーツブランド「On(オン)」が昨夏に発売したマラソンレースに特化したレーシングシューズ「Cloudboom Strike(クラウドブーム ストライク)」の人気が止まらない。 抜群の履き心地、通気性、サポート力 […]
2025.11.18
中国全国運動会女子100mで16歳・陳妤頡が11秒10!U18世界歴代4位タイ&28年ぶりU20アジア新で大会最年少V
中国の総合スポーツ競技会の第15回全国運動会の陸上競技が11月17日、広東省広州市で行われ、女子100mでは16歳の陳妤頡が11秒10(+0.7)でこの種目大会最年少優勝を果たした。この記録はU18世界歴代4位タイ、U2 […]
2025.11.17
クイーンズ駅伝「クマ対応」出没時間によって開催・中止を本部で決定 広瀬川沿い、1区の松島町、利府町内を警戒
一般社団法人日本実業団陸上競技連合は11月17日、全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城/11月23日)における「クマ対応」を発表した。 頻発するクマによる被害を鑑みての対応。松島町の文化交流館前のスタート地点 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025