米国アンチ・ドーピング機構(USADA)は7月2日、6月末の全米五輪選考会女子100mを制したシャカリ・リチャードソンが、レース後のドーピング検査でマリファナに陽性反応が出たことを受け、1ヵ月の資格停止処分を受け入れたことを発表した。同選考会は失格となり、それに伴って100mの五輪代表資格も失った。ただし、ロイター通信によると4×100mリレーの代表に入る可能性はあるという。
資格停止期間は6月28日からで、競技会外であること、マリファナ使用がパフォーマンスとは無関係であること、カウンセリングプログラムを完了したことを受け、資格停止期間が1ヵ月に短縮された。
2019年に100m(10秒75)、200m(22秒17)のU20世界記録を樹立している21歳。今季は4月に世界歴代6位の10秒72をマーク。全米五輪選考会では準決勝で追い風2.6mの参考記録ながら10秒66、決勝でも2位に0秒13差をつける10秒86(-1.0)で走るなど、快進撃を続けていた。

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
Latest articles 最新の記事
2025.07.05
早大主将・井上直紀100m4位 2位と同タイムながらトップ3逃す「足りなかったところを真摯に受け止めたい」/日本選手権
◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 2日目 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、男子100m決勝は桐生祥秀(日本生命)が10秒23(+0.4)で5年ぶり3回目の優勝を遂げ、4位に […]
2025.07.05
棒高跳・江島雅紀が粉砕骨折から復活V セカンドベストの5m70で世界陸上開催国枠設定記録も突破!/日本選手権
◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 2日目 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、男子棒高跳は江島雅紀(富士通)が5m70を跳び3年ぶり3回目の優勝を飾った。また、日本陸連が定めた […]
2025.07.05
走幅跳・髙良彩花が5年ぶりV!!「とにかくうれしい」ライバル・木村に1cm差の逆転/日本選手権
◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 2日目 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、女子走幅跳は髙良彩花(JAL)が5年ぶりに女王の座に返り咲いた。 広告の下にコンテンツが続きます […]
2025.07.05
100mVの桐生祥秀「陸上をして初めてうれし泣き」東京世界陸上代表入りへ「タイムとランキング上げたい」/日本選手権
◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 2日目 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、男子100m決勝は桐生祥秀(日本生命)が10秒23(+0.4)で5年ぶり3回目の優勝を遂げた。 広 […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会