HOME ニュース、海外

2021.07.03

リオ五輪女子100mH金メダリスト・マクニールの資格停止処分が確定、東京五輪出場不可能に
リオ五輪女子100mH金メダリスト・マクニールの資格停止処分が確定、東京五輪出場不可能に


スポーツ仲裁裁判所(CAS)は7月2日、ドーピング規定違反の疑いで世界陸連の独立監視部門「インテグリティー・ユニット」(AIU)から資格停止処分を受けていた女子100mハードルのリオ五輪金メダリスト、ブリアナ・マクニール(旧姓ローリンス、米国)の異議申し立てを却下した。これで処分が確定し、期間は2020年8月15日から5年間。

マクニールは17年にドーピング検査の居場所情報関連義務違反で1年間の資格停止処分を受けたが、その後に結果管理プロセス内の改ざん(tampering within the results management process)が明らかになり、今年1月に暫定的な資格停止処分が科された。2度目のドーピング規定違反となり、6月には5年間の資格停止処分が発表されたものの、これを不服としてCASに提訴していた。

広告の下にコンテンツが続きます

2013年に12秒26(現・世界歴代4位タイ)をマークしたマクニールは、同年のモスクワ世界選手権を制し、3年後にはオリンピックチャンピオンとなった。今シーズンは6月の全米五輪選考会で2位に入って東京五輪代表を決めたものの、資格停止処分の確定で出場できなくなった。また、24年のパリ五輪も不可能となった。

スポーツ仲裁裁判所(CAS)は7月2日、ドーピング規定違反の疑いで世界陸連の独立監視部門「インテグリティー・ユニット」(AIU)から資格停止処分を受けていた女子100mハードルのリオ五輪金メダリスト、ブリアナ・マクニール(旧姓ローリンス、米国)の異議申し立てを却下した。これで処分が確定し、期間は2020年8月15日から5年間。 マクニールは17年にドーピング検査の居場所情報関連義務違反で1年間の資格停止処分を受けたが、その後に結果管理プロセス内の改ざん(tampering within the results management process)が明らかになり、今年1月に暫定的な資格停止処分が科された。2度目のドーピング規定違反となり、6月には5年間の資格停止処分が発表されたものの、これを不服としてCASに提訴していた。 2013年に12秒26(現・世界歴代4位タイ)をマークしたマクニールは、同年のモスクワ世界選手権を制し、3年後にはオリンピックチャンピオンとなった。今シーズンは6月の全米五輪選考会で2位に入って東京五輪代表を決めたものの、資格停止処分の確定で出場できなくなった。また、24年のパリ五輪も不可能となった。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.03.29

セイコーGGP 男子走高跳に赤松諒一、真野友博、長谷川直人 海外勢はウ・サンヒョク、スタークらが出場へ

日本陸連は3月29日、セイコーゴールデングランプリ陸上2024東京(5月19日/東京・国立競技場)の男子走高跳の出場予定選手を発表した。 昨年のブダペスト世界選手権で8位入賞を果たした赤松諒一(アワーズ)が出場を予定。2 […]

NEWS 【女子800m】久保凛(東大阪大敬愛高1)2分05秒13=高1歴代最高、U18日本歴代3位

2024.03.29

【女子800m】久保凛(東大阪大敬愛高1)2分05秒13=高1歴代最高、U18日本歴代3位

第6回奈良市陸上競技記録会の女子共通800mで、久保凛(東大阪大敬愛高1大阪)が2分05秒13をマークした。この記録は、小林祐梨子(須磨学園高)が2004年に出した高1歴代最高の2分05秒84を上回り、U18日本歴代3位 […]

NEWS パナソニック・内藤早紀子、伊藤南美が引退 「仲間と過ごした時間はかけがえのないもの」

2024.03.29

パナソニック・内藤早紀子、伊藤南美が引退 「仲間と過ごした時間はかけがえのないもの」

パナソニックは3月29日、所属する内藤早紀子と伊藤南美が引退することを発表した。 内藤は入社11年目の29歳。千葉・茂原中時代は2年連続で全中に出場し、ジュニア五輪でも3000mで決勝に進んでいる。市船橋高でも高校2年か […]

NEWS ダイヤモンドリーグ初戦に桐生祥秀、泉谷駿介、真野友博が参戦!

2024.03.29

ダイヤモンドリーグ初戦に桐生祥秀、泉谷駿介、真野友博が参戦!

世界最高峰のダイヤモンドリーグ(DL)初戦となる厦門大会(中国)のエントリー選手が発表された。 男子100mには桐生祥秀(日本生命)がエントリー。桐生は9秒98がベスト。個人でのDL出場は2018年以来となる。昨年春に1 […]

NEWS 世界パラ選手権の代表66人発表! 車いすの佐藤友祈や前回400mVの福永凌太、女子走幅跳・髙桑早生らが選出 5月に神戸で開催

2024.03.28

世界パラ選手権の代表66人発表! 車いすの佐藤友祈や前回400mVの福永凌太、女子走幅跳・髙桑早生らが選出 5月に神戸で開催

3月28日、日本パラ陸上競技連盟は第11回世界パラ選手権(5月17日~25日/兵庫・神戸)の日本代表選手を発表した。 代表に選ばれたのは男女66人。車いすクラスの400m、1500mで東京パラリンピック2冠に輝いた佐藤友 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年4月号 (3月14日発売)

2024年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 記録年鑑2023
パリ五輪マラソン代表決定

page top