日本陸連が6月28日、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで東京世界選手権の競歩日本代表研修合宿の様子を公開した。
今回の合宿では暑熱と歩型の2つの対策がテーマ。女子は20km競歩代表の岡田久美子(富士通)と同35km競歩の梅野倖子(LOCOK)の2人が参加した。
世界選手権は6度目の代表となる競歩のレジェンドでもある岡田。6月上旬にスペイン・ラコルーニャでレースに出場し、1時間29分48秒の12位。「10km以降、いつもならペースが上がっていって離されるところで、13、14kmまで対応できたのは成長を感じます」と手応えをつかんだという。
大きなケガもなく順調で、今回の研修合宿でも軽快な歩きを見せた。「飲み物は常温にしておなかは冷やさないようにして、外から氷や水を使って体温を下げています」と暑熱対策はバッチリ。加えて、「年齢(33歳)も高くなってきたので疲労の回復もしっかり取り組んでいます」。
ここから東京世界選手権までの2ヵ月半は「持久力のベースアップや課題のラスト5kmなどを意識して練習を組み立てていきたい」。今年が“集大成”と位置づけている岡田。「あんまり思いすぎると空回りするので、淡々と練習を積んでいきますが、最後の最後のところでそのパワーは出せると思います」と、苦しい場面や勝負どころで気持ちを込める。「世界選手権の最高順位は6位(19年ドーハ)なので、その順位を一つでも上回りたい」と力強く語った。
5月のアジア選手権(20km)にも出場した梅野は「アジア選手権前に右膝を痛めていたのですが、最近ようやく痛みがほとんどなくなって、“ゼロ”に戻ってきた段階」と語る。データ測定は初めてといい「汗の成分などどうなっているのかわからないので、データを見て今後どういうものを摂取すればいいか参考にしていきます」と言う。
元々、暑さが苦手だといい「本番だけでなく、練習でもバテてしまって次の練習がうまくいかない、ということがないようにしていきたい」。食事面から改善を図っていく構えだ。
2年前のブダペスト世界選手権は20km競歩で出場して35位(1時間36分52秒)。「初っぱなから後ろを歩いてしまったので、今度は先頭集団で歩いて8位入賞を目標にしていきます」と笑顔を見せた。
東京世界選手権は9月13日から21日までの9日間の日程で行われ、競歩は国立競技場発着で神宮外苑の銀杏並木までの往復コース。大会初日の13日に男女35km競歩が8時スタート、20日に20km競歩が行われ、女子が7時半、男子は9時45分にスタートする。
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