◇第104回関東インカレ(5月8~11日/神奈川・相模原ギオンスタジアム)4日目
学校対抗の第104回関東インカレの4日目が行われ、男子1部5000mはヴィクター・キムタイ(城西大)が13分31秒83で優勝した。ルーキー・鈴木琉胤(早大)が13分32秒34で2位に入っている。
ルーキーらしからぬ果敢な走りだった。鈴木は最後の最後まで留学生に食い下がり、かわされはしたものの先輩たちを差し置いて日本人トップとなった。
「終始、自分で引っ張ってラストまで持って行ければ」と言うレースプランで臨み、実際に前に出たものの、2分43秒で入った1000mを過ぎて3位となったジェームス・ムトゥクが前に出る。「こっちをチラッと見て抜いていきました。挑戦状だと思いました」。
そのままムトゥクの背後につけていたが、残り1500m付近でキムタイがペースアップ。ムトゥクはついていったが、鈴木は一時的に離れた。だが、日本学生個人選手権では最後の直線で逆転を許した経験から、「花田さん(勝彦、駅伝監督)とどうすれば良いかを話して、二段スパートや三段スパートを練習してきました」と話す。
残り700m付近から猛烈なスパートをかけ、残り600m付近でムトゥクとキムタイに追いつく。そのまま最後の直線を迎え、キムタイには敗れたもののムトゥクには先着。「少しはスパートできましたが、ラスト勝てなかったのでそこは課題です」と悔しがった。
タイム以上に留学生と戦えた経験が大きい。「1、2年目はそこまでタイムにこだわらずに、3年目で上げられれば良いと思います」と長期スパンで計画。目標に向けて、淡々と努力できる姿勢は、千葉・八千代松陰高時代から変わらないものだ。
初めて大学でインカレの雰囲気を味わった。「今までとはガラッと変わった雰囲気の試合でした。最低限のレースはできましたし、早稲田の力になれたという喜びが少し出てきました」。1年生らしい初々しさもある。
5000mでワールドユニバーシティゲームズ代表に選ばれている。「(ユニバで)しっかりと結果を出して少しでも日本の陸上界を少しでもレベルアップさせていければと思っています」。高校時代から変わらぬ観る者を引きつける走りで、大学でも突っ走る。
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