HOME 国内、世界陸上

2024.09.25

東京世界陸上メダルデザイン「アスリートならではの視点を」3案から1案を選び来年6月発表
東京世界陸上メダルデザイン「アスリートならではの視点を」3案から1案を選び来年6月発表

選定委員会の7名。左から北田、齋藤、玉井氏、松崎氏、安積氏、梅野、三輪

東京2025世界陸上財団は9月25日、都内で来年9月の世界選手権(国立競技場)で選手に授与されるメダルのデザイン選定委員会を開催した。

各種目3位までに授与されるメダルについては、大会ロゴのデザインを考案した中川亮ブランドディレクターが、引き続きデザインを担当。7月下旬に行った都内の中学生や高校生へのヒアリングを踏まえ、大会ロゴを中心としたメダルデザイン3案を作成し、選定委員会に提示した。

選定委員は7名で、委員長は千葉工業大創造工学部教授の松崎元氏。さらに、法政大デザイン工学部教授の安積伸氏や、デザイン事務所(株)FEEL GOOD CREATION代表取締役の玉井美由紀氏の専門家2人が加わっている。

現役選手からも、昨年のブダペスト世界選手権に女子20km競歩で出場した梅野倖子(順大)、同選手権女子円盤投に出場した齋藤真希(東海大院)、5月の世界リレー男子4×100mリレー代表・三輪颯太(慶大)、日本陸連のダイヤモンドアスリートで男子棒高跳の北田琉偉(日体大)の学生4人が名を連ねた。

選定を始める前に松崎委員長は「みなさんの率直な思いやイメージを出してもらい、調整していきたい」とあいさつ。安積氏は「アスリートが努力を重ねた結果、つかみ取るメダルなので、その重さを感じながら選定したい」、玉井氏は「専門家の観点から、価値観が高く、アスリートに喜んでいただけるかで審査していきたい」とそれぞれ話した。

また、梅野は「より良いメダルデザインを考えられるようにがんばりたい」、三輪は「世界陸上では自分がメダルを取りに行くつもり。アスリートならでは視点を提示したい」と語った。北田は「せっかくの機会。(自分にとっても)来年の世界陸上出場につながるようにしたい」、齋藤は「メダルを取りに行くんだという気持ちで選定したい」と各自が思いを述べた。

広告の下にコンテンツが続きます

委員会では画像や3Dプリンターで作られた3案が示され、1案に絞る。今後は製造過程に入り、世界陸連の確認作業などを経て、大会100日前となる来年6月5日にメダルが発表される予定だ。

東京2025世界陸上財団は9月25日、都内で来年9月の世界選手権(国立競技場)で選手に授与されるメダルのデザイン選定委員会を開催した。 各種目3位までに授与されるメダルについては、大会ロゴのデザインを考案した中川亮ブランドディレクターが、引き続きデザインを担当。7月下旬に行った都内の中学生や高校生へのヒアリングを踏まえ、大会ロゴを中心としたメダルデザイン3案を作成し、選定委員会に提示した。 選定委員は7名で、委員長は千葉工業大創造工学部教授の松崎元氏。さらに、法政大デザイン工学部教授の安積伸氏や、デザイン事務所(株)FEEL GOOD CREATION代表取締役の玉井美由紀氏の専門家2人が加わっている。 現役選手からも、昨年のブダペスト世界選手権に女子20km競歩で出場した梅野倖子(順大)、同選手権女子円盤投に出場した齋藤真希(東海大院)、5月の世界リレー男子4×100mリレー代表・三輪颯太(慶大)、日本陸連のダイヤモンドアスリートで男子棒高跳の北田琉偉(日体大)の学生4人が名を連ねた。 選定を始める前に松崎委員長は「みなさんの率直な思いやイメージを出してもらい、調整していきたい」とあいさつ。安積氏は「アスリートが努力を重ねた結果、つかみ取るメダルなので、その重さを感じながら選定したい」、玉井氏は「専門家の観点から、価値観が高く、アスリートに喜んでいただけるかで審査していきたい」とそれぞれ話した。 また、梅野は「より良いメダルデザインを考えられるようにがんばりたい」、三輪は「世界陸上では自分がメダルを取りに行くつもり。アスリートならでは視点を提示したい」と語った。北田は「せっかくの機会。(自分にとっても)来年の世界陸上出場につながるようにしたい」、齋藤は「メダルを取りに行くんだという気持ちで選定したい」と各自が思いを述べた。 委員会では画像や3Dプリンターで作られた3案が示され、1案に絞る。今後は製造過程に入り、世界陸連の確認作業などを経て、大会100日前となる来年6月5日にメダルが発表される予定だ。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.05.23

北口榛花がDL2戦目のラバトを欠場 セイコーGGPではSBの64m16でV

女子やり投の北口榛花(JAL)が今季3戦目の予定だったダイヤモンドリーグ(DL)ラバト大会(5月25日)を欠場すると発表した。チームがSNSを通じて伝え、「コンディション不良」としている。 北口は昨年のパリ五輪で金メダル […]

NEWS 2025年主要大会スケジュール

2025.05.23

2025年主要大会スケジュール

4月 12日(土)第33回金栗記念選抜中長距離大会2025(熊本総合) 12日(土)第109回日本選手権10000m(熊本総合) 12日(土)~13日(日)第79回出雲陸上(島根・浜山) 15日(火)~18日(金)第6回 […]

NEWS 【大会結果】第67回東日本実業団選手権(2025年5月23日~25日)

2025.05.23

【大会結果】第67回東日本実業団選手権(2025年5月23日~25日)

【大会結果】第67回東日本実業団選手権(2025年5月23日~25日/埼玉・熊谷) ●男子1部 100m  200m  400m  800m  1500m 松枝博輝(富士通) 3分43秒99 5000m  10000m  […]

NEWS 中国代表の62人が発表!女子投てきに五輪メダリストの馮彬、宋佳媛  短距離は10代の何錦櫶、陳妤頡が代表入り /アジア選手権

2025.05.23

中国代表の62人が発表!女子投てきに五輪メダリストの馮彬、宋佳媛 短距離は10代の何錦櫶、陳妤頡が代表入り /アジア選手権

5月23日、中国陸連はアジア選手権(5月27~31日/韓国・クミ)の代表選手を発表した。 有力選手では昨年のパリ五輪メダリストでは女子円盤投銀の馮彬と同砲丸投銅の宋佳媛がそろって代表入り。男子走幅跳でパリ五輪7位の張溟鯤 […]

NEWS 清水歓太が男子1万m日本人トップの2位 女子は筒井が力走、不破聖衣来もデビュー/東日本実業団

2025.05.23

清水歓太が男子1万m日本人トップの2位 女子は筒井が力走、不破聖衣来もデビュー/東日本実業団

第67回東日本実業団選手権の初日が5月23日に埼玉県熊谷市で行われた。 男子10000mはキサルサク・エドウィン(富士山GX)が28分16秒95で優勝。最後まで優勝争いを繰り広げた清水歓太(SUBARU)が28分17秒4 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年6月号 (5月14日発売)

2025年6月号 (5月14日発売)

Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定

Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析

page top