◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)9日目
パリ五輪・陸上競技9日目。モーニングセッションの注目は男子4×400mリレー予選(9日18時05分)だ。日本は米国、ボツワナ、英国らと同じ1組。強豪国が多いが着順(上位3着)を通過して、20年ぶりの決勝進出とメダル挑戦につなげたい。
女子100mハードル準決勝(19時05分)は、敗者復活戦を突破した田中佑美(富士通)が1組、日本記録(12秒69)保持者の福部真子(日本建設工業)が2組に入った。高速レースに食らいつき、好タイムを狙う。
イブニングセッションは決勝種目が続く。トラック最初は女子4×100mリレー(10日2時30分)だ。実力者がそろう米国が大本命。東京五輪金メダルのジャマイカ、ブダペスト世界選手権3位の英国がどこまで対抗できるのか。
男子4×100mリレー(2時45分)も米国が予選でダントツの強さを発揮した。2位争いは大混戦の様相。予選4番目のタイムで臨む日本が、2016年リオ大会の銀以来、2大会ぶりのメダル獲得にチャレンジする。
女子400m(3時00分)はブダペスト世界選手権覇者のマリレイディ・パウリノ(ド三ニカ)と同2位のナタリア・カチマレク(ポーランド)。準決勝で49秒08のトップタイムをマークしたサルワ・イード・ナセル(バーレーン)が金メダルを目指して激突する。
女子七種競技はブダペスト世界選手権Vのカタリナ・ジョンソン・トンプソン(英国)が初日を4055点のトップで折り返した。昨年は右肘回復のために七種競技を封印していたN.ティアム(ベルギー)が4007点で2位。ジョンソン・トンプソンの世界大会連覇か、それともナフィサトゥ・ティアムの五輪3連覇か。最終種目の800m(03:15)まで目が離せない。
女子10000m(3時55分)は28分54秒14の世界記録を保持するベアトリス・チェベト(ケニア)が5000mに続いての金メダルを目指す。日本勢は五島莉乃(資生堂)、小海遥(第一生命グループ)、高島由香(資生堂)が出場する。
男子400mハードル(4時45分)は45秒94の世界記録を持つカールステン・ワルホルム(ノルウェー)と世界大会で3連続のメダルを獲得しているライ・ベンジャミン(米国)が準決勝を好走。オレゴン世界選手権覇者のアリソン・ドス・サントス(ブラジル)も優勝争いに加わってくるのか。
フィールドの決勝種目は2つ。女子砲丸投(2時40分)は世界選手権を連覇中のチェイス・イーリー(旧姓、イーリー/米国)が予選で敗退。ブダペスト世界選手権2位で世界室内選手権覇者のサラ・ミトン(カナダ)に金メダルの大チャンスがめぐってきた。世界大会5連続でメダルを獲得中で五輪連覇を目指す鞏立姣(中国)も虎視眈々と狙っている。
男子三段跳(3時10分)は五輪連覇を目指すペドロ・ピチャルド(ポルトガル)、ブダペスト世界選手権覇者のユーグ・ファブリス・ザンゴ(ブルキナファソ)、世界歴代3位の18m18を持つヨルダン・ディアス・フォルト(スペイン)、昨年17m87のU20世界記録を樹立したジェイドン・ヒバート(ジャマイカ)らが激突。好記録での熱戦が期待される。
※文中の時間は日本時間
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.07.11
七種競技・熱田心 連覇へ「プレッシャーを力に変えたい」日本記録へ挑戦/日本選手権混成
2025.07.11
十種競技・奥田啓祐「まとめる練習してきた」3年ぶりVと自己新狙う/日本選手権混成
-
2025.07.11
-
2025.07.11
-
2025.07.11
-
2025.07.10
-
2025.07.10
-
2025.07.05
2025.06.17
2025中学最新ランキング【男子】
-
2025.06.17
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.07.11
アディダスから爆発的なスピードを生み出すことを目指したスパイク最新モデル「ADIZERO PRIME SP 4」が登場!
アディダス ジャパンは、1秒でも速いベストタイムを目指して走るランナーのためのランニングシリーズ「アディゼロ」より、100mなど短距離のレースで最速のパフォーマンスを発揮することを目指した、陸上用スパイク「ADIZERO […]
2025.07.11
七種競技・熱田心 連覇へ「プレッシャーを力に変えたい」日本記録へ挑戦/日本選手権混成
◇第109回日本選手権・混成競技(7月12、13日/岐阜・岐阜メモリアルセンター長良川競技場) 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権・混成競技を前日に控え、有力選手が会見に出席した。 女子七種競技で前回初優勝を飾 […]
2025.07.11
十種競技・奥田啓祐「まとめる練習してきた」3年ぶりVと自己新狙う/日本選手権混成
◇第109回日本選手権・混成競技(7月12、13日/岐阜・岐阜メモリアルセンター長良川競技場) 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権・混成競技を前日に控え、有力選手が会見に出席した。 男子十種競技で3年ぶり優勝を […]
2025.07.11
セメニャが勝訴 スイス最高裁に対し1370万円の支払い命令 欧州人権裁判所が権利侵害認定
女子800mで五輪、世界選手権を制したキャスター・セメニャ氏(南アフリカ)が起こしていた係争をめぐり、欧州人権裁判所(ECHR)はスイス連邦最高裁判所に対し、69,000ポンド(約1370万円)の支払いを命じる判決を下し […]
2025.07.11
【女子200m】村田愛衣紗(ナンバーワンクラブ・中2)24秒79=中2歴代7位タイ
鹿児島県中学通信が6月28日、県立鴨池陸上競技場で行われ、女子共通200m予選で村田愛衣紗(ナンバーワンクラブ)が中2歴代7位タイの24秒79(+1.5)をマークした。 村田は小学生から県内のクラブチーム、ナンバーワンク […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会