HOME 国内

2024.06.27

鵜澤飛羽が連覇へ予選20秒57トップ通過 飯塚翔太、上山紘輝は20秒4台で順当/日本選手権
鵜澤飛羽が連覇へ予選20秒57トップ通過 飯塚翔太、上山紘輝は20秒4台で順当/日本選手権

24年日本選手権200m予選を1着で通過した鵜澤飛羽

◇第108回日本選手権(6月27日~30日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)1日目

パリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権の1日目が行われ、男子200m予選は連覇を狙う鵜澤飛羽(筑波大)、そして、飯塚翔太(ミズノ)、上山紘輝(住友電工)のブダペスト世界選手権代表3人は順当に翌日の決勝へ進出した。

広告の下にコンテンツが続きます

予選1組には、飯塚と上山が同組に。コーナーを抜けてリードしていた上山を、フィニッシュ直前に飯塚がわずかかわし、20秒46(+0.6)のトップ。0.01秒差で上山が続いた。

「並んだ時に『抜かしたい』と思って、最後の30mは気持ちで振り絞りました」と飯塚。決勝に向けて「もう一つ上の段階に向けて、まだ足りない」。ワールドランキングでは出場資格を得られる位置におり、3位以内に入れば4大会連続の五輪に大きく近づく。

上山は「久しぶりに気持ち良く走れてスッキリしました。普通に走れば20秒4くらい出る。感覚もいいので明日は勝ちにいきたい」と笑顔を見せた。

前回王者の鵜澤は予選2組を20秒57(+0.7)の1着。前半は外側にいた宇野勝翔(オリコ)がリードするも、「もともと武器でやっている」というラストで抜け出してフィニッシュした。

広告の下にコンテンツが続きます

5月のセイコーゴールデングランプリで転倒して脳震とうと診断され、2週間は練習をストップ。その影響もあり、「身体が重かった」と話すが、それは織り込み済み。「今日は着順を取れれば。明日どうにかします」と語った。

決勝は2日目の20時30分にスタート。鵜澤は6レーン、飯塚が8レーン、上山が9レーンに入った。

◇第108回日本選手権(6月27日~30日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)1日目 パリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権の1日目が行われ、男子200m予選は連覇を狙う鵜澤飛羽(筑波大)、そして、飯塚翔太(ミズノ)、上山紘輝(住友電工)のブダペスト世界選手権代表3人は順当に翌日の決勝へ進出した。 予選1組には、飯塚と上山が同組に。コーナーを抜けてリードしていた上山を、フィニッシュ直前に飯塚がわずかかわし、20秒46(+0.6)のトップ。0.01秒差で上山が続いた。 「並んだ時に『抜かしたい』と思って、最後の30mは気持ちで振り絞りました」と飯塚。決勝に向けて「もう一つ上の段階に向けて、まだ足りない」。ワールドランキングでは出場資格を得られる位置におり、3位以内に入れば4大会連続の五輪に大きく近づく。 上山は「久しぶりに気持ち良く走れてスッキリしました。普通に走れば20秒4くらい出る。感覚もいいので明日は勝ちにいきたい」と笑顔を見せた。 前回王者の鵜澤は予選2組を20秒57(+0.7)の1着。前半は外側にいた宇野勝翔(オリコ)がリードするも、「もともと武器でやっている」というラストで抜け出してフィニッシュした。 5月のセイコーゴールデングランプリで転倒して脳震とうと診断され、2週間は練習をストップ。その影響もあり、「身体が重かった」と話すが、それは織り込み済み。「今日は着順を取れれば。明日どうにかします」と語った。 決勝は2日目の20時30分にスタート。鵜澤は6レーン、飯塚が8レーン、上山が9レーンに入った。

日本選手権男子200m決勝のスタートリスト

2レーン 髙須楓翔(早大) 3レーン 松井健斗(関西大) 4レーン 西裕大(MINT TOKYO) 5レーン 宇野勝翔(オリコ) 6レーン 鵜澤飛羽(筑波大) 7レーン 水久保漱至(宮崎県スポ協) 8レーン 飯塚翔太(ミズノ) 9レーン 上山紘輝(住友電工)

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.07

【竹澤健介の視点】「日本一」を決める選手権として見応えある勝負 井川龍人の1500m選手に劣らぬスパート光る/日本選手権

7月6日に行われた第109回日本選手権最終日の男子5000m決勝。井川龍人(旭化成)が13分37秒59で初優勝を飾った。2008年北京五輪5000m、10000m代表の竹澤健介さん(摂南大ヘッドコーチ)に、レースを振り返 […]

NEWS 【高平慎士の視点】鵜澤飛羽の出足に見えた「記録と戦いに行く」意思表示 ラスト20mの修正が19秒台&ファイナルへのカギ/日本選手権

2025.07.07

【高平慎士の視点】鵜澤飛羽の出足に見えた「記録と戦いに行く」意思表示 ラスト20mの修正が19秒台&ファイナルへのカギ/日本選手権

7月6日に行われた第109回日本選手権最終日の男子200m決勝。鵜澤飛羽(JAL)が日本歴代4位の自己ベストに並ぶ20秒12(±0)で3連覇を飾った。2008年北京五輪男子4×100mリレー銀メダリストの高平慎士さん(富 […]

NEWS 日本陸連オフィシャルトップパートナーにアシックスジャパン 25年度協賛企業が決定

2025.07.07

日本陸連オフィシャルトップパートナーにアシックスジャパン 25年度協賛企業が決定

日本陸連は7月7日、25年度の協賛企業を発表した。今年度は「オフィシャルトップパートナー」のアシックスジャパンをはじめ、12社より協賛を受ける。 アシックスジャパンは日本代表のオフィシャルウェアを契約。「オフィシャルメジ […]

NEWS 110mHで内定の泉谷駿介「すべて東京世界陸上のための過程と言えるように」 右下肢のケガは順調に回復中

2025.07.07

110mHで内定の泉谷駿介「すべて東京世界陸上のための過程と言えるように」 右下肢のケガは順調に回復中

東京世界選手権の代表選考会となる第109回日本選手権を終えた翌日の7月7日、日本代表記者会見が都内で開かれ、代表内定している選手たちが登壇した。 男子110mハードルを13秒22(+0.8)で優勝して内定した泉谷駿介(住 […]

NEWS 200mの鵜澤飛羽 悲願のファイナルへ「しっかり練習したい」七夕の願いは…

2025.07.07

200mの鵜澤飛羽 悲願のファイナルへ「しっかり練習したい」七夕の願いは…

東京世界選手権の代表選考会となる第109回日本選手権を終えた翌日の7月7日、日本代表記者会見が都内で開かれ、代表内定している選手たちが登壇した。 日本選手権を3連覇した男子200mの鵜澤飛羽(JAL)。「内定できて一安心 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top