東京世界選手権の代表選考会となる第109回日本選手権を終えた翌日の7月7日、日本代表記者会見が都内で開かれ、代表内定している選手たちが登壇した。
男子400mハードルで代表に内定した井之上駿太(富士通)は「代表の内定をいただいて、うれしさよりは安堵感のほうが勝っているというのが今の率直な気持ちです」と語った。
法大4年時の昨年9月の日本インカレで48秒46を出して参加標準記録(48秒50)を破っていたため、日本選手権で3位以内に入れば世界選手権代表に内定だった。48秒99で3位に食い込んだ。「世界を相手に戦えるということにすごく今はワクワクしています。本大会では日本記録の更新と決勝進出というところを目標に頑張りたいなと思っています」
大阪・平田中ではジュニア五輪200m2位。京都・洛南高に進んでからもロングスプリントをメインで活躍した。法大に入学してから本格的に400mハードルに取り組み始め、今年5月のアジア選手権で4位に入るなどトップハードラーへと駆け上がってきた。
本番と同じ国立競技場での日本選手権を終え、「昨日のレースでも応援していただいて、非常に観客のみなさんに背中を押していただけた実感が自分の身体にまだ染みついています」と話し、「世界陸上でさらに観客のみなさんも増えて、もっともっとさらに背中を押してもらえると考えるとすごくワクワクしています」と心を躍らせる。
調整期間は約2ヵ月ある。「まずはしっかり練習を積むことを軸に考えています」。だが、日本選手権に合わせていたこともあり、「圧倒的に試合数が足りていないことが課題としてあります。実戦形式のようなかたちで、国内で2、3試合ほど転戦できればと考えています」とプランを明かす。
七夕にちなみ、短冊に「世界陸上のスタートラインに笑顔で立てますように」と願いをしたためた。「自国開催ですし、今からでは想像できないプレッシャーや不安に襲われると思います」とした上で、「『自分ならできる』と自信を持って笑顔でスタートラインに立てるように最大限の準備をこれからしていきたいです」。23歳の世界への挑戦が本格化していく。
東京世界選手権は9月13日から21日まで、東京・国立競技場をメイン会場に行われる。
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