2023.04.21
◇2023日本学生個人選手権(2023年4月21~23日/神奈川・レモンガススタジアム平塚)
ワールドユニバーシティゲームズの代表選考会を兼ねた日本学生個人選手権の1日目が行われた。
最初の決勝種目となった男子円盤投は、北原博企(新潟医療福祉大)が優勝した。これが全国初タイトル。「じわじわきます。うれしいですね」と笑顔がこぼれた。
絶好の向かい風が吹くなか、2回目に52m19を投げた北原。昨年出した自己記録52m01を更新した。「自己記録を出した後も、総合的に投げが良かったわけではないですがコンディションに合わせた投げができて記録を伸ばせました」。3回目に53m08、4回目には54mオーバー(54m04)をマークする。
優勝を決めた6回目には54m91。「いつもは(上に)ふかしてしまうのが課題でしたが、今日はライナー性に投げられました」と納得の表情を浮かべる。
大会前の自己記録から2m90cmも更新。さらに、「ずっと見てきた人たち」という山下航生(九州共立大院)、飛川龍雅(東海大院)らを抑えたことに、「一緒に戦うのもすごいことと思っていた方々ですが、2年間準備してきて本気で勝負できるところまできました。うれしいです」と充実感にあふれていた。
新潟・開志国際高時代に円盤投を始め、卒業間際には高校歴代5位の55m36(1.75kg)をマークしている逸材だが、あと一歩タイトルには届かなかった。「今年は日本選手権と日本インカレの2つで外さないように。今日の記録を安定できるようにしたいです」と意気込みを語った。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
-
2024.12.12
-
2024.12.12
-
2024.12.11
2024.12.07
不破聖衣来が10000mに出場し12位でフィニッシュ 完全復活へ実戦積む/エディオンDC
-
2024.11.24
-
2024.11.20
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.12.12
日本GPシリーズチャンピオンは福部真子と筒江海斗!種目別800mは落合晃&久保凛の高校日本記録保持者コンビがV、女子1500m田中希実が4連覇
日本グランプリ(GP)シリーズ2024のシリーズチャンピオンが発表され、男子は400mハードルの筒江海斗(ST-WAKO)、女子は100mハードルの福部真子(日本建設工業)と、ともにパリ五輪のハードル種目代表が初の栄冠に […]
2024.12.12
世界陸連が6つの世界記録を承認 川野将虎が男子35km初代世界記録保持者に
12月11日、世界陸連は5月から10月にかけて誕生した世界記録を正式に承認したことを発表した。 10月27日の日本選手権35km競歩(山形・高畠)で、川野将虎(旭化成)が樹立した2時間21分47秒も世界記録として認定。同 […]
2024.12.12
月刊陸上競技2025年1月号
Contents W別冊付録 箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望 大会報道 福岡国際マラソン 吉田祐也 日本歴代3位の激走 涙の復活劇 全日本実業団対抗女子駅伝 JP日本郵政グループ 4年ぶりV 地域実業団駅伝 中学 […]
Latest Issue 最新号
2024年12月号 (11月14日発売)
全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会