東洋大の谷川嘉朗コーチが、同大学の女子長距離監督を兼任することが大学関係者への取材でわかった。
43歳の谷川コーチは熊本市商高から1998年に帝京大に進学。当時新興校だったチームの中で主力として活躍し、2年目から箱根駅伝で1区6位、2区5位、4区6位の走りで3年連続シード権獲得に貢献した。卒業後はコニカに入社し、現在東洋大の男子長距離監督を務める酒井俊幸氏とチームメイトに。2009年に酒井氏が東洋大の監督に就任すると、同じくして同大学のコーチに就任。以来、14年間酒井監督を傍で支え続けた。
東洋大女子長距離部門は2012年に永井聡前監督を中心に強化がスタートし、13年に全日本大学女子駅伝初出場。16年にはブダペスト世界選手権マラソン代表の佐藤早也伽(現・積水化学)らを擁して8位に入った。21年に連続出場が「8」でストップしたものの、昨年は2年ぶりに復活出場(21位)を果たしている。
女子長距離は現在、群馬県邑楽郡板倉町にある板倉キャンパスを拠点にしているものの、2024年からは朝霞キャンパスに移転することが決まっている。男子の拠点である川越キャンパスに近くなることもあり、谷川氏は女子長距離監督をメインにしつつも、今まで通りに男子の練習も見るという。
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