HOME 駅伝

2023.04.03

旭化成に全日本、箱根区間賞の葛西潤、早大の井川龍人、國學院大の中西大翔らが入社 高卒・長嶋幸宝を加え6人が新戦力加入
旭化成に全日本、箱根区間賞の葛西潤、早大の井川龍人、國學院大の中西大翔らが入社 高卒・長嶋幸宝を加え6人が新戦力加入

旭化成に入社した6人(チーム提供)

旭化成陸上部は4月3日、ホームページを更新し、新たに6人の選手が入部したことを発表した。

チームでは3月中に昨年の全国高校駅伝1区区間賞の長嶋幸宝(兵庫・西脇工高出身)が入社したことを報告していたが、新たに葛西潤、井川龍人、中西大翔、加藤大誠、山田真生の大卒5人が加わる。

創価大出身の葛西は、学生時代に主軸として活躍。昨年の全日本大学駅伝2区で31分12秒の区間新で区間賞を獲得し、1月の箱根駅伝でも7区区間賞と駅伝で快走を重ねた。トラックでも10000m28分21秒72のベストを持ち、名門でさらなる飛躍を期する。

早大から進む井川は、熊本・九州学院高時代の18年都道府県対抗男子駅伝1区で区間賞を獲得。インターハイでも5000mで日本人最上位の5位入賞を果たし、国体も2位と早くから全国トップクラスで活躍。翌19年には日本代表として世界クロスカントリー選手権にも出場した。大学では1年から箱根駅伝に出場。今年は3区に出場し、区間2位ながら9人抜きの力走で、チームのシード権獲得に貢献した。

中西は國學院大で主将を務め、ハーフマラソンは1時間1分22秒をマーク。アキレス腱の故障のため、今年の箱根駅伝出場は果たせなかったが、出雲では4区区間賞、全日本は3区6位と力のあるところを見せている。

加藤は鹿児島実高から明大に進学。箱根駅伝には4度出場し、関東インカレのハーフマラソンにも出場した。3年時の箱根駅伝予選会では日本人2番目となる個人9位。1時間2分47秒の自己新で走破した。

ただひとり、関西の立命大から入社した山田は5000m13分49秒35がベスト。3年時の関西学生駅伝では7区で区間新記録を樹立している。

広告の下にコンテンツが続きます

これまで多くのマラソンランナーを輩出した名門・旭化成。全日本実業団駅伝では最多25回の優勝を誇るが、今年の大会では故障者が相次ぎ、8年ぶりに入賞を逃す16位と苦戦した。新たな戦力とともに、王座復権を目指していく。

旭化成陸上部は4月3日、ホームページを更新し、新たに6人の選手が入部したことを発表した。 チームでは3月中に昨年の全国高校駅伝1区区間賞の長嶋幸宝(兵庫・西脇工高出身)が入社したことを報告していたが、新たに葛西潤、井川龍人、中西大翔、加藤大誠、山田真生の大卒5人が加わる。 創価大出身の葛西は、学生時代に主軸として活躍。昨年の全日本大学駅伝2区で31分12秒の区間新で区間賞を獲得し、1月の箱根駅伝でも7区区間賞と駅伝で快走を重ねた。トラックでも10000m28分21秒72のベストを持ち、名門でさらなる飛躍を期する。 早大から進む井川は、熊本・九州学院高時代の18年都道府県対抗男子駅伝1区で区間賞を獲得。インターハイでも5000mで日本人最上位の5位入賞を果たし、国体も2位と早くから全国トップクラスで活躍。翌19年には日本代表として世界クロスカントリー選手権にも出場した。大学では1年から箱根駅伝に出場。今年は3区に出場し、区間2位ながら9人抜きの力走で、チームのシード権獲得に貢献した。 中西は國學院大で主将を務め、ハーフマラソンは1時間1分22秒をマーク。アキレス腱の故障のため、今年の箱根駅伝出場は果たせなかったが、出雲では4区区間賞、全日本は3区6位と力のあるところを見せている。 加藤は鹿児島実高から明大に進学。箱根駅伝には4度出場し、関東インカレのハーフマラソンにも出場した。3年時の箱根駅伝予選会では日本人2番目となる個人9位。1時間2分47秒の自己新で走破した。 ただひとり、関西の立命大から入社した山田は5000m13分49秒35がベスト。3年時の関西学生駅伝では7区で区間新記録を樹立している。 これまで多くのマラソンランナーを輩出した名門・旭化成。全日本実業団駅伝では最多25回の優勝を誇るが、今年の大会では故障者が相次ぎ、8年ぶりに入賞を逃す16位と苦戦した。新たな戦力とともに、王座復権を目指していく。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.12.15

中学駅伝の頂点目指して48チームが対決! 女子11時10分、男子12時15分号砲/全中駅伝

◇第32回全国中学校駅伝(12月15日/滋賀・希望が丘文化公園 男子6区間18km、女子5区間12km) 第32回全国中学校駅伝が12月15日、滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。都道府県大会を […]

NEWS 編集部コラム「仕事納めって、なに?」

2024.12.14

編集部コラム「仕事納めって、なに?」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]

NEWS 京山・石原万結は5区 神村学園・瀬戸口恋空は2年連続1区 大沢野も長森結愛、黒川志帆が3km区間に/全中駅伝・女子

2024.12.14

京山・石原万結は5区 神村学園・瀬戸口恋空は2年連続1区 大沢野も長森結愛、黒川志帆が3km区間に/全中駅伝・女子

第32回全国中学駅伝は12月15日、滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。14日には開会式が行われ、併せて区間エントリーも発表された。 女子は1区、5区が3km、2区から4区までは2kmの5区間1 […]

NEWS 京山はエースの玉川彩人が3区 坂は8分台トリオを前半に配置 鶴ヶ島藤は植松遼がアンカー/全中駅伝・男子

2024.12.14

京山はエースの玉川彩人が3区 坂は8分台トリオを前半に配置 鶴ヶ島藤は植松遼がアンカー/全中駅伝・男子

第32回全国中学駅伝は12月15日、滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。14日には開会式が行われ、併せて区間エントリーも発表された。 史上初の2年連続男女優勝を目指す京山(岡山)は全中3000m […]

NEWS 第5回大学対校男女混合駅伝の出場校が決定! 大東大、環太平洋大、亜細亜大、早大が初出場!! 2月16日に大阪・長居で開催

2024.12.14

第5回大学対校男女混合駅伝の出場校が決定! 大東大、環太平洋大、亜細亜大、早大が初出場!! 2月16日に大阪・長居で開催

12月12日、関西学連は25年2月16日に開催される第5回全国大学対校男女混合駅伝の出場チームを発表した。 同大会は2021年に大学駅伝では国内初の男女混合レースとして誕生。これまでは「全国招待大学対校男女混合駅伝」とい […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top