HOME 国内、世界陸上、日本代表
其田健也、松田瑞生らブダペスト世界陸上マラソン代表に男女6人 高岡氏「メダル、入賞を狙える」
其田健也、松田瑞生らブダペスト世界陸上マラソン代表に男女6人 高岡氏「メダル、入賞を狙える」

ブダペスト世界選手権マラソンに選ばれた6名

日本陸連は3月27日に理事会を開き、その後にオンラインで会見を開いてブダペスト世界選手権のマラソン代表を発表した。

男女各3名ずつで、男子は其田健也(JR東日本)、山下一貴(三菱重工)、西山和弥(トヨタ自動車)、女子は松田瑞生(ダイハツ)、加世田梨花(ダイハツ)、佐藤早也伽(積水化学)が選ばれている。松田は昨年のオレゴン世界選手権に続いてマラソンでは2大会連続代表入り、17年ロンドン大会は10000mで出場しており通算3回目の代表となる。
その他は初代表。

広告の下にコンテンツが続きます

会見に出席した日本陸連の高岡寿成・中長距離・マラソンシニアディレクターは選考に当たり「選考基準に則って選考基準の上位から出場意思確認した」と言う。男子・其田、女子・松田についてはJMCシリーズのシリーズⅡチャンピオンが内定と決まっており、そのまま代表に決まった。

山下は東京マラソンで2時間5分51秒(日本歴代3位)で日本人トップ(7位)、西山は大阪マラソンで2時間6分45秒の初マラソン日本最高記録で日本人トップの6位だった。

加世田は昨年のベルリンマラソンで7位(日本人1位)となり2時間21分55秒マーク。佐藤も同レースで日本人3番手の9位に入り2時間22分13秒だった。

10月15日にパリ五輪代表選考会マラソングランドチャピオンシップ(MGC)を控えることもあり、「ベストなメンバーが組めるか不安でした」と高岡ディレクター。それでも、「多くの選手が出場意志を示してくれて、レベルの高い選で臨めます。メダル、入賞を狙えるメンバーだと思っている」を評価。また、5人が初出場ということもあり、「若い選手も多いので、将来を担ってほしいメンバーとして送り出したい」と期待を込めた。

広告の下にコンテンツが続きます

なお、補欠については後日発表される。ブダペスト世界選手権のマラソンは8月19日から27日の日程で開催され、マラソンは女子が26日、男子は最終日となる27日、いずれも朝7時にスタートする。

次ページ ブダペスト世界選手権代表選手のプロフィールをチェック!

日本陸連は3月27日に理事会を開き、その後にオンラインで会見を開いてブダペスト世界選手権のマラソン代表を発表した。 男女各3名ずつで、男子は其田健也(JR東日本)、山下一貴(三菱重工)、西山和弥(トヨタ自動車)、女子は松田瑞生(ダイハツ)、加世田梨花(ダイハツ)、佐藤早也伽(積水化学)が選ばれている。松田は昨年のオレゴン世界選手権に続いてマラソンでは2大会連続代表入り、17年ロンドン大会は10000mで出場しており通算3回目の代表となる。 その他は初代表。 会見に出席した日本陸連の高岡寿成・中長距離・マラソンシニアディレクターは選考に当たり「選考基準に則って選考基準の上位から出場意思確認した」と言う。男子・其田、女子・松田についてはJMCシリーズのシリーズⅡチャンピオンが内定と決まっており、そのまま代表に決まった。 山下は東京マラソンで2時間5分51秒(日本歴代3位)で日本人トップ(7位)、西山は大阪マラソンで2時間6分45秒の初マラソン日本最高記録で日本人トップの6位だった。 加世田は昨年のベルリンマラソンで7位(日本人1位)となり2時間21分55秒マーク。佐藤も同レースで日本人3番手の9位に入り2時間22分13秒だった。 10月15日にパリ五輪代表選考会マラソングランドチャピオンシップ(MGC)を控えることもあり、「ベストなメンバーが組めるか不安でした」と高岡ディレクター。それでも、「多くの選手が出場意志を示してくれて、レベルの高い選で臨めます。メダル、入賞を狙えるメンバーだと思っている」を評価。また、5人が初出場ということもあり、「若い選手も多いので、将来を担ってほしいメンバーとして送り出したい」と期待を込めた。 なお、補欠については後日発表される。ブダペスト世界選手権のマラソンは8月19日から27日の日程で開催され、マラソンは女子が26日、男子は最終日となる27日、いずれも朝7時にスタートする。 次ページ ブダペスト世界選手権代表選手のプロフィールをチェック!

ブダペスト世界選手権代表選手のプロフィールをチェック!

●男子 其田健也(そのた・けんや) JR東日本 1993年5月10日生まれ 青森・青森山田高→駒大 初出場 自己記録:2時間5分59秒(東京マラソン2023) 山下一貴(やました・いちたか) 三菱重工 1997年7月29日生まれ 長崎・瓊浦高→駒大 初出場 自己記録:2時間5分51秒(東京マラソン2023) 西山和弥(にしやま・かずや) トヨタ自動車 1998年11月5日生まれ 群馬・東農大二高→東洋大 初出場 自己記録:2時間6分45秒(大阪マラソン2023) ●女子 松田瑞生(まつだ・みずき) ダイハツ 1995年5月31日生まれ 大阪・薫英女学院高 3回目(17年ロンドン※、2022年オレゴン)※10000m代表 自己記録:2時間20分52秒(第41回大阪国際女子マラソン) 加世田梨花(かせだ・りか) ダイハツ 1999年3月2日生まれ 千葉・成田高→名城大 初出場 自己記録:2時間21分55秒(ベルリンマラソン2022) 佐藤早也伽(さとう・さやか) 積水化学 1994年5月27日生まれ 宮城・常盤木学園高→東洋大 初出場 自己記録:2時間22分13秒(ベルリンマラソン2022) ※プロフィールに誤りがありましたので修正しました

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.25

関東学連・原晋駅伝対策委員長 箱根駅伝の改革「裾野を広げてさらなる強化」 五輪イヤーが記念大会「世界を目指す」

関東学生陸上競技連盟の植田恭史会長や次呂久直子幹事長、原晋駅伝対策委員長ら6人が12月25日、東京都庁に小池百合子知事、神奈川県庁に黒岩祐治知事を訪問した。 この日発表された出場校の増加(通常開催計24チーム、記念大会計 […]

NEWS 箱根駅伝の出場チーム増が決定!記念大会も「改革」4年に一度の五輪イヤー、予選会は全国へ門戸拡大

2025.12.25

箱根駅伝の出場チーム増が決定!記念大会も「改革」4年に一度の五輪イヤー、予選会は全国へ門戸拡大

関東学生陸上競技連盟(関東学連)は12月25日、箱根駅伝における「記念大会改革」と「出走チーム数増加」について発表した。 2028年の第104回大会から、これまで5年に1回だった記念大会を五輪イヤーの4回大会ごとに変更。 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/前年より質・量ともに充実の山梨学大 主将の弓削征慶「今までより良い位置で走れる」

2025.12.25

箱根駅伝Stories/前年より質・量ともに充実の山梨学大 主将の弓削征慶「今までより良い位置で走れる」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 「山上り一本にかける」 箱根駅伝予選会の出場を回避した山梨学大のキャ […]

NEWS 箱根駅伝Stories/主将としてチームを牽引する立教大・國安広人 競技人生ラストラン「ずっと悔しい思いを持ってきた」

2025.12.25

箱根駅伝Stories/主将としてチームを牽引する立教大・國安広人 競技人生ラストラン「ずっと悔しい思いを持ってきた」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 華々しい記憶と挫折を経験 2023年の第99回大会で、立教大の55年 […]

NEWS ロンドン世界陸上代表・楠莉奈がTWOLAPSを“卒業”「良いメンバーに恵まれた」今後も競技継続の意向

2025.12.25

ロンドン世界陸上代表・楠莉奈がTWOLAPSを“卒業”「良いメンバーに恵まれた」今後も競技継続の意向

男子800m元日本記録保持者の横田真人氏が代表を務めるTWOLAPS TCのファン感謝祭が行われ、同チームでトレーニングしていた楠莉奈(積水化学)が「卒業」を発表した。 鍋島は1993年生まれの32歳で、高知県出身。高知 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top