HOME 海外

2023.03.27

米国人女性が48時間走で世界新記録樹立! 2日間で435.336kmを走破

3月24日から26日にかけて、豪州・キャベラでシュリ・チンモイ48時間トラックフェスティバルが行われ、米国人女性のカミーユ・ヘロンが400mトラックを1088周し、435.336kmの世界記録を樹立した。これまでの世界記録は今年2月にジョー・ザクルゼヴスキー(英国)がマークした411.458kmだった。

ヘロンは米国オクラホマ州出身の41歳。学生時代からマラソンに取り組み、国際ウルトラランナーズ協会(IAU)が主催する50km、100km、24時間走の3つのタイトルを獲得した唯一のランナーとしても知られ、ウルトラマラソンに関する世界記録を多数保持している。

今回のレースでは42.195kmを3時間30分25秒、100kmは8時間49分41秒で通過。24時間が終了した時点では239.2kmを走っており、ザクルゼヴスキーの記録を3kmほど上回っていた。

広告の下にコンテンツが続きます

ヘロンは10分から20分程度の仮眠を数度挟みながらもトラックを走り続け、45時間でザクルゼヴスキーの記録に到達すると、残りの3時間でさらに記録を更新。東京から滋賀県甲賀市までに相当する距離を走りきった。

次ページ 【動画】ヘロンのレース中とフィニッシュ後の様子

3月24日から26日にかけて、豪州・キャベラでシュリ・チンモイ48時間トラックフェスティバルが行われ、米国人女性のカミーユ・ヘロンが400mトラックを1088周し、435.336kmの世界記録を樹立した。これまでの世界記録は今年2月にジョー・ザクルゼヴスキー(英国)がマークした411.458kmだった。 ヘロンは米国オクラホマ州出身の41歳。学生時代からマラソンに取り組み、国際ウルトラランナーズ協会(IAU)が主催する50km、100km、24時間走の3つのタイトルを獲得した唯一のランナーとしても知られ、ウルトラマラソンに関する世界記録を多数保持している。 今回のレースでは42.195kmを3時間30分25秒、100kmは8時間49分41秒で通過。24時間が終了した時点では239.2kmを走っており、ザクルゼヴスキーの記録を3kmほど上回っていた。 ヘロンは10分から20分程度の仮眠を数度挟みながらもトラックを走り続け、45時間でザクルゼヴスキーの記録に到達すると、残りの3時間でさらに記録を更新。東京から滋賀県甲賀市までに相当する距離を走りきった。 次ページ 【動画】ヘロンのレース中とフィニッシュ後の様子

ヘロンのレース中とフィニッシュ後の様子

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.26

【学生長距離Close-upインタビュー】全日本大学駅伝1区区間賞の志學館大・中村晃斗 「結果にこだわっていきたい」

学生長距離Close-upインタビュー 中村 晃斗 Nakamura Akito 志學館大3年 「月陸Online」限定で大学長距離選手のインタビューをお届けする「学生長距離Close-upインタビュー」。54回目は、志 […]

NEWS 熊本信愛女学院高の元監督・山口和也さん死去 五輪1万m7位・川上優子さん、世界陸上マラソン4位・飛瀬貴子さんらを指導

2025.11.26

熊本信愛女学院高の元監督・山口和也さん死去 五輪1万m7位・川上優子さん、世界陸上マラソン4位・飛瀬貴子さんらを指導

熊本信愛女学院高(熊本)の元陸上競技部監督で、長年多くのランナーを育てた山口和也さんが11月23日、病気のため亡くなった。71歳。 1980年に同校に赴任した山口さん。当時の日本女子長距離は黎明期であったが、山口さんは高 […]

NEWS 世界クロカンU20代表選考会エントリー確定 インターハイ&国スポV新妻遼己や本田桜二郎ら 女子は細見芽生、真柴愛里

2025.11.26

世界クロカンU20代表選考会エントリー確定 インターハイ&国スポV新妻遼己や本田桜二郎ら 女子は細見芽生、真柴愛里

日本陸連は11月26日、第46回世界クロスカントリー選手権(2026年1月10日/米国・タラハシー)の男女U20日本代表代表選考会(11月30日/京都)の確定エントリーリストを発表した。 男子は当初エントリーしていた24 […]

NEWS パリ五輪4×400mR金のウィルソンが地元のメリーランド大に進学決定

2025.11.26

パリ五輪4×400mR金のウィルソンが地元のメリーランド大に進学決定

男子短距離のQ.ウィルソン(米国)がメリーランド大へ入学することが発表された。 ウィルソンは2008年生まれの17歳。23年ごろから400mで頭角を現し、同年の米国室内選手権で優勝するなど注目を浴びた。今年6月には400 […]

NEWS 男子3000m障害・ジャガーが現役引退 リオ五輪銀、ロンドン世界陸上銅など活躍 「別れの時が来た」

2025.11.26

男子3000m障害・ジャガーが現役引退 リオ五輪銀、ロンドン世界陸上銅など活躍 「別れの時が来た」

2016年リオ五輪の男子3000m障害で銀メダルに輝いたE.ジャガー(米国)が引退を表明した。 ジャガーは35歳。ジュニア時代には中長距離でU20世界選手権1500m7位などの成績を収め、シニアでは3000m障害で世界的 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top