2023.01.31
日本陸連は「日本グランプリシリーズ2023」のシリーズ要項などを発表した。
加盟大会は例年春に行われる織田記念や静岡国際など全部で18大会。加盟大会はグレード(G)1、2、3の3段階に分けられ、グレードによって賞金額やポイントが異なる。
最も格付けの高いG1は織田記念、静岡国際、木南記念、Athletics Challenge Cupの4大会。これらは世界陸連(WA)のコンチネンタルツアー・ブロンズに位置する「Cカテゴリー」となる。G2の「Dカテゴリー」が兵庫リレーなど3大会、Eカテゴリーが7大会。G3(Fカテゴリー)が4大会となる。
各大会の日程、会場、実施種目についても発表。例年、多くのトップ選手が本格シーズンインを迎える4月29日の織田記念は、男女100m、110m(100m)ハードル、やり投などが実施される。5月4日のゴールデンゲームズinのべおかでは男女10000mが行われる。
今年の日本選手権が12月に行われることもあり、このレースがブダペスト世界選手権やパタヤ・アジア選手権、杭州アジア大会の代表選考会に位置づけられた。会場が調整中だった新設大会のTOKYO Spring Challenge 2023は4月22日に国立競技場で行われる。
また、今回新たに種目を限定しない「総合ランキング」を設定。種目を問わず上位3大会のパフォーマンスポイントを合計したランキングで争われ、総合ランキングの男女各1名を「シリーズチャンピオン」=「陸上界で最も強いアスリート」として表彰する。グレードによって獲得できる順位ポイントが異なる。
日本グランプリシリーズは2018年にスタートしたサーキットで、指定大会を対象に年間を通じてポイントにより争われる。ポイントは「記録ポイント」「順位ポイント」「特別ポイント」から「パフォーマンスポイント」を算出。昨年は男子が村竹ラシッド(順大)、女子は田中希実(豊田自動織機)が年間チャンピオンに輝いている。
■2023年日本グランプリシリーズ加盟大会一覧
4月8日 第31回金栗記念選抜陸上中長距離大会2023 (熊本総合)G2 4月16日 吉岡隆徳記念 第77回出雲陸上競技大会 (浜山・島根)G3 4月22日 TOKYO Spring Challenge 2023(東京・国立競技場)G2 4月22、23日 第71回兵庫リレーカーニバル 4月16日 (神戸総合・兵庫)G2 4月29日 第57回織田幹雄記念国際陸上競技大会 (広島広域)G1 5月3日 第38回静岡国際陸上競技大会 (小笠山総合・静岡)G1 5月4日 第34回ゴールデンゲームズ in のべおか (延岡・宮崎)G3 5月5日 2023水戸招待陸上 (水戸・茨城)G3 5月6、7日 第10回木南道孝記念陸上競技大会 (YS長居・大阪)G1 6月25日 2023布勢スプリント(布勢総合・鳥取)G2 7月1日 2023オールスターナイト陸上 (実業団・学生対抗陸上競技大会) (平塚・神奈川)G2 7月9日 第36回南部忠平記念陸上競技大会(札幌厚別・北海道)G2 7月29日 Athlete Night Games in FUKUI 2023 (福井)G2 7月29、30日 第20回田島直人記念陸上競技大会 (維新公園・山口)G2 8月6日 富士北麓ワールドトライアル2023 (富士北麓・山梨)G2 9月30日、10月1日 Athletics Challenge Cup 2023 (新潟スタジアム) G1 10月20、21日 TWOLAPS MIDDLE DISTANCE CIRCUIT in TOKYO 2023 (駒沢・東京)G3 12月上旬 ディスタンスチャレンジ2023 (調整中)G2 ※一部種目では日本選手権がポイント対象大会となる
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.06.11
2025.05.28
女子10000mがレース途中で異例の中断!! 大雨と雷の影響も選手困惑/アジア選手権
2025.05.16
2025高校最新ランキング【女子】
-
2025.06.04
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.06.16
100mH・石原南菜が13秒33!地元で高校歴代2位・U18日本新・高2歴代最高の激走/IH北関東
◇インターハイ南関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場)最終日 広島インターハイ出場を懸けた南関東地区大会の最終日の4日目が行われ、女子100mハードルで石原南菜( […]
2025.06.16
クレイ・アーロン竜波が800m1分46秒31! ポートランドのレースで6年ぶり自己ベスト更新
6月15日に米国・ポートランドで行われたポートランド・トラックフェスティバルの男子800mで、クレイ・アーロン竜波(ペンシルベニア州立大)が1分46秒31の自己ベストで5位に入った。 クレイのこれまでの自己ベストは、神奈 […]
2025.06.16
女子400mHサザーランドが52秒46の全米学生新V 女子3000m障害レンゴールは今季世界最高の8分58秒15/全米学生選手権
6月11日から14日、米国オレゴン州ユージンで全米学生選手権が開催され、女子400mハードルではS.サザーランド(ミシガン大/カナダ)が52秒46の全米学生新で優勝を飾った。 サザーランドは昨年のパリ五輪では7位に入って […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会