2022.12.16
激戦の千葉を勝ち抜いた酒井根、九州勢も有力
これまで全国最多となる23回の入賞を誇るのが千葉。今年勝ち抜いた酒井根も上位候補だ。出場選手中3000mランキングで7位の8分45秒53の記録を持つ伊藤悠ノ介(3年)など、スピードが武器だ。一気に頂点もあり得る。
山形十には3000mで中学歴代2位の8分15秒21を持つ、全中5位の菅野元太(3年)という大エースがいる。爆発力で前回の21位から大幅アップなるか。
九州勢も勢いがある。福岡は中止になった2年前を挟んで7大会連続出場を果たしていた曽根を抑えた湯川が初出場。3000m8分台を持つ津上輝大(3年)、宗像琢馬(3年)がチームの軸だ。20年ぶりの出場となる下益城城南(熊本)も、8分台の星野礼人(3年)と坂井咲太郎(3年)と2人を擁する。
今大会はBS日テレで初めてテレビ生中継されることも決定。湖国で決まる中学駅伝“日本一”の行方は?
次のページ 出場選手1500m&3000mランキング
連覇狙う桂、初出場の平岡に注目
最も注目されるのは前回優勝の桂(京都)。チームを牽引するのは前回2区区間賞の福島命(3年)だ。3000mの記録では8分47秒99を持つ福島を含め、上位6人が9分20秒を切っている。前半で上位につけていれば、2年連続3回目の優勝に近けるだろう。 打倒・桂の一番手となりそうなのが、初出場の平岡(兵庫)か。近畿大会では平岡が桂に勝利している。注目は3年生の新妻遼己・昂己の双子ランナー。全中3000mでは2、4位と全国トップクラスの走力を持つ。近畿大会では1区・遼己、6区・昂己で区間賞とロードでも強さを発揮。初出場・初優勝なるか。 前回2、3位の高田(福島)と中能登(石川)も全国へ駒を進めてきた。高田はメンバーが総入れ替えとなったが、東北大会では4連覇と力はある。中能登は前回4区区間4位の酒井崇史(3年)がエース。北信越大会ではその酒井を欠いて優勝するなど、総合力も上がってきた。 次のページ 激戦の千葉を勝ち抜いた酒井根、九州勢も有力激戦の千葉を勝ち抜いた酒井根、九州勢も有力
これまで全国最多となる23回の入賞を誇るのが千葉。今年勝ち抜いた酒井根も上位候補だ。出場選手中3000mランキングで7位の8分45秒53の記録を持つ伊藤悠ノ介(3年)など、スピードが武器だ。一気に頂点もあり得る。 山形十には3000mで中学歴代2位の8分15秒21を持つ、全中5位の菅野元太(3年)という大エースがいる。爆発力で前回の21位から大幅アップなるか。 九州勢も勢いがある。福岡は中止になった2年前を挟んで7大会連続出場を果たしていた曽根を抑えた湯川が初出場。3000m8分台を持つ津上輝大(3年)、宗像琢馬(3年)がチームの軸だ。20年ぶりの出場となる下益城城南(熊本)も、8分台の星野礼人(3年)と坂井咲太郎(3年)と2人を擁する。 今大会はBS日テレで初めてテレビ生中継されることも決定。湖国で決まる中学駅伝“日本一”の行方は? 次のページ 出場選手1500m&3000mランキング出場選手ランキング
1500m 3.55.32 新妻 遼己(平岡3兵庫) 3.55.70 新妻 昂己(平岡3兵庫) 3.57.07 菅野 元太(山形十3山形) 4.00.34 貝原 悠里(塚越3神奈川) 4.02.15 林 和輝(小松島3徳島) 4.02.39 鶴 優希(小林3宮崎) 4.02.47 加藤 結羽(三雲3三重) 4.03.19 長尾 優汰(金山3岐阜) 4.04.15 伊藤悠ノ介(酒井根3千葉) 4.04.67 前田 結人(今市3大阪) 3000m 8.15.21 菅野 元太(山形十3山形) 8.16.78 新妻 遼己(平岡3兵庫) 8.24.27 新妻 昂己(平岡3兵庫) 8.35.15 加藤 結羽(三雲3三重) 8.39.00 貝原 悠里(塚越3神奈川) 8.43.40 鶴 優希(小林3宮崎) 8.45.53 伊藤悠ノ介(酒井根3千葉) 8.45.62 内田 涼太(西諫早3長崎) 8.46.72 前田 結人(今市3大阪) 8.47.99 福島 命(桂3京都)
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
Latest articles 最新の記事
2025.05.21
女子200m君嶋愛梨沙がアジア選手権辞退 代表の入れ替えはナシ
日本陸連は5月21日、韓国・クミで行われるアジア選手権の代表選手1名の出場辞退を発表した。 女子200mの君嶋愛梨沙(土木管理総合)が辞退し、「ケガのため」としている。なお、これによる代表選手の入れ替えや追加招集はない。 […]
2025.05.21
コニカミノルタが新ユニフォーム発表!白とブルーで「夜明け」をイメージ 東日本実業団でお披露目
宇賀地強監督のコメント全文をチェック! リニューアルにあたり、ユニフォームをご提供いただきましたHOKA®社をはじめ、多くの方々のご協力に心より感謝申し上げます。 当陸上競技部は、今年の元日のニューイヤー駅伝への出場を逃 […]
2025.05.20
トーエネックの河合拓巳が引退 ニューイヤー駅伝に2度出場「充実した競技生活を送ることができました」
5月20日、トーエネックは所属する河合拓巳が退部したことを発表した。 河合は26歳。愛知・豊橋工高から本格的に走りはじめ、3年時には県高校駅伝1区3位の実績を残す。大学は駿河台大に進み、1年目から箱根駅伝の予選会のメンバ […]
2025.05.20
サニブラウンが渡米 世界陸上まで4ヵ月切り「危機感足りない」日本選手権に向け転戦予定
男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が5月20日、拠点とする米国へと向かうにあたり取材に応じた。 18日のセイコーゴールデングランプリについては「左ハムストリングスの付け根の張りがあった」ことで棄権。「ウ […]
Latest Issue
最新号

2025年6月号 (5月14日発売)
Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定
Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析