2022.12.04
12月4日、熊本県甲佐町で第47回熊本甲佐10マイルロードレースが行われ、男子国際10マイルの部でベナード・コエチ(九電工)が44分04秒の世界最高タイムで優勝を飾った。
コエチはケニア出身、来日5年目の23歳。レースでは3km過ぎにジョナサン・ディク(日立物流)とともに飛び出すと、間もなくディクも引き離して、5km以降は独走状態に。下り基調となる後半ではさらにスピードアップし、後続をさらに引き離してフィニッシュした。44分04秒は2005年にハイレ・ゲフルセラシェ(エチオピア)が樹立した世界最高記録の44分24秒を大幅に塗り替えるタイムだった。
日本勢がエントリーされた男子一般の部では難波天(トーエネック)が日本歴代3位となる45分50秒でトップ。45分54秒で2位の西研人(大阪ガス)、45分47秒で3位の野中優志(大阪ガス)もそれぞれ歴代5位、歴代6位タイと好タイムで続いた。
学生勢では國學院大が快走し、8位に入った中西大翔が46分09秒と学生歴代2位のタイムでフィニッシュ。12位の山本歩夢も46分16秒と同歴代3位と結果を残した。このほか、東京五輪3000m障害7位の三浦龍司(順大)は47分03秒で40位だった。
また、女子5kmには田中希実(豊田自動織機)が出場。中間点の折り返しから2位以下を引き離し、15分53秒で優勝を飾った。
■甲佐10マイルロード上位成績
●男子国際10マイル
1位 B.コエチ(九電工) 44分04秒
2位 J.ディク(日立物流) 45分47秒
3位 K.カンディエ(三菱重工) 45分49秒
●男子一般10マイル
1位 難波 天(トーエネック) 45分50秒
2位 西 研人(大阪ガス) 45分54秒
3位 野中優志(大阪ガス) 45分57秒
4位 古賀淳紫(安川電機) 46分05秒
5位 相葉直紀(中電工) 46分07秒
6位 二岡康平(中電工) 46分08秒
7位 大塚祥平(九電工) 46分09秒
8位 中西大翔(國學院大) 46分09秒
●女子5km
1位 田中希実(豊田自動織機) 15分53秒
2位 酒井美玖(肥後銀行) 16分21秒
3位 堤好 伽(肥後銀行) 16分25秒
4位 秋山祐妃(肥後銀行) 16分42秒
5位 菊地梨紅(肥後銀行) 16分42秒
6位 中島愛華(京セラ) 16分43秒
7位 坂川恋露(鹿児島銀行) 16分44秒
8位 松下茉由(肥後銀行) 16分45秒
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.07.11
七種競技・熱田心 連覇へ「プレッシャーを力に変えたい」日本記録へ挑戦/日本選手権混成
2025.07.11
十種競技・奥田啓祐「まとめる練習してきた」3年ぶりVと自己新狙う/日本選手権混成
2025.07.11
セメニャが勝訴 スイス最高裁に対し1370万円の支払い命令 欧州人権裁判所が権利侵害認定
-
2025.07.11
-
2025.07.11
-
2025.07.10
-
2025.07.10
-
2025.07.05
2025.06.17
2025中学最新ランキング【男子】
-
2025.06.17
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.07.11
七種競技・熱田心 連覇へ「プレッシャーを力に変えたい」日本記録へ挑戦/日本選手権混成
◇第109回日本選手権・混成競技(7月12、13日/岐阜・岐阜メモリアルセンター長良川競技場) 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権・混成競技を前日に控え、有力選手が会見に出席した。 女子七種競技で前回初優勝を飾 […]
2025.07.11
十種競技・奥田啓祐「まとめる練習してきた」3年ぶりVと自己新狙う/日本選手権混成
◇第109回日本選手権・混成競技(7月12、13日/岐阜・岐阜メモリアルセンター長良川競技場) 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権・混成競技を前日に控え、有力選手が会見に出席した。 男子十種競技で3年ぶり優勝を […]
2025.07.11
セメニャが勝訴 スイス最高裁に対し1370万円の支払い命令 欧州人権裁判所が権利侵害認定
女子800mで五輪、世界選手権を制したキャスター・セメニャ氏(南アフリカ)が起こしていた係争をめぐり、欧州人権裁判所(ECHR)はスイス連邦最高裁判所に対し、69,000ポンド(約1370万円)の支払いを命じる判決を下し […]
2025.07.11
【女子200m】村田愛衣紗(ナンバーワンクラブ・中2)24秒79=中2歴代7位タイ
鹿児島県中学通信が6月28日、県立鴨池陸上競技場で行われ、女子共通200m予選で村田愛衣紗(ナンバーワンクラブ)が中2歴代7位タイの24秒79(+1.5)をマークした。 村田は小学生から県内のクラブチーム、ナンバーワンク […]
2025.07.11
十種競技アジア銅の奥田啓祐が3大会Vなるか 七種競技は熱田心が連覇狙う/日本選手権混成
◇第109回日本選手権混成競技(7月12、13日/岐阜・岐阜メモリアルセンター長良川競技場) 男子十種競技と女子七種競技のナンバーワンを決める日本選手権・混成競技が今週末に開催される。会場は前回同様・岐阜。走・跳・投の総 […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会