HOME 国内

2022.11.30

3000m障害・石澤ゆかりが今季で引退 18年アジア大会入賞1月ラストランで今後は社業に従事
3000m障害・石澤ゆかりが今季で引退 18年アジア大会入賞1月ラストランで今後は社業に従事

女子3000m障害で18年アジア大会代表の石澤ゆかり(日立)が今季で現役引退することがチームへの取材でわかった。

石澤は1988年生まれの34歳。茨城出身で中学時代はバスケットボール部だったが、駅伝にも出場していた。鉾田一高で陸上を始め、茨城大までは中距離が専門。2011年にエディオンに加入して徐々に距離を延ばすと、18年に3000m障害に挑戦した。

同年、最初のレース(4月)で10分23秒36をマークすると、5月には10分10秒54。6月の日本選手権では9分53秒22で初優勝を飾った。ジャカルタで行われたアジア大会では8位入賞を果たしている。

広告の下にコンテンツが続きます

19年アジア選手権でも代表入り。20年12月の日本選手権では当時日本歴代4位となる9分48秒76(現日本歴代7位)をマークして優勝。昨年8月に地元企業でもある日立へ移籍した。今年は日本選手権5位、全日本実業団対抗を制している。11月の全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)では2区を務めていた。

1月15日の都道府県対抗女子駅伝と、地元茨城の勝田マラソン(1月29日)へ出場予定。引退後は社業に従事しつつ陸上の普及に携わっていくという。

エリート街道ではなかったが、遅咲きながら果敢な種目転向で日本代表にまでなった存在感のあるランナーだった。

女子3000m障害で18年アジア大会代表の石澤ゆかり(日立)が今季で現役引退することがチームへの取材でわかった。 石澤は1988年生まれの34歳。茨城出身で中学時代はバスケットボール部だったが、駅伝にも出場していた。鉾田一高で陸上を始め、茨城大までは中距離が専門。2011年にエディオンに加入して徐々に距離を延ばすと、18年に3000m障害に挑戦した。 同年、最初のレース(4月)で10分23秒36をマークすると、5月には10分10秒54。6月の日本選手権では9分53秒22で初優勝を飾った。ジャカルタで行われたアジア大会では8位入賞を果たしている。 19年アジア選手権でも代表入り。20年12月の日本選手権では当時日本歴代4位となる9分48秒76(現日本歴代7位)をマークして優勝。昨年8月に地元企業でもある日立へ移籍した。今年は日本選手権5位、全日本実業団対抗を制している。11月の全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)では2区を務めていた。 1月15日の都道府県対抗女子駅伝と、地元茨城の勝田マラソン(1月29日)へ出場予定。引退後は社業に従事しつつ陸上の普及に携わっていくという。 エリート街道ではなかったが、遅咲きながら果敢な種目転向で日本代表にまでなった存在感のあるランナーだった。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.17

クイーンズ駅伝「クマ対応」出没時間によって開催・中止を本部で決定 広瀬川沿い、1区の松島町、利府町内を警戒

一般社団法人日本実業団陸上競技連合は11月17日、全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城/11月23日)における「クマ対応」を発表した。 頻発するクマによる被害を鑑みての対応。松島町の文化交流館前のスタート地点 […]

NEWS 長谷川体育施設が日本陸連のオフィシャルサポーティングカンパニーに “協働”と“共創”目指す

2025.11.17

長谷川体育施設が日本陸連のオフィシャルサポーティングカンパニーに “協働”と“共創”目指す

日本陸連は11月17日、新たな協賛企業として、スポーツ施設総合建設業の長谷川体育施設(本社・東京都世田谷区/仁ノ平俊和社長)が決定したと発表した。11月からの契約で、カテゴリーとしては「オフィシャルサポーティングカンパニ […]

NEWS 男子は東京世界陸上5000m11位のキプサング、女子はアメバウが制覇 そろってツアー2勝目/WAクロカンツアー

2025.11.17

男子は東京世界陸上5000m11位のキプサング、女子はアメバウが制覇 そろってツアー2勝目/WAクロカンツアー

世界陸連(WA)クロスカントリーツアー・ゴールドの第4戦「クロス・インターナショナル・デ・ソリア」が11月16日、スペイン北部のソリアで開催され、男子(8km)はM.キプサング(ケニア)が23分10秒で優勝した。 キプサ […]

NEWS 女子砲丸投・鞏立姣が現役引退 世界選手権2連覇含む8大会連続メダル獲得

2025.11.17

女子砲丸投・鞏立姣が現役引退 世界選手権2連覇含む8大会連続メダル獲得

女子砲丸投の五輪・世界選手権金メダリストの鞏立姣(中国)が現役を引退することがわかった。 鞏立姣は東京五輪で金メダルを獲得している36歳。世界選手権では2017年ロンドン、19年ドーハ大会で2連覇している。 18歳で初出 […]

NEWS 佐久長聖2時間4分57秒で27連覇 長野東1時間8分10秒でV17 地区代表は2年連続で長野日大&新潟一/北信越高校駅伝

2025.11.16

佐久長聖2時間4分57秒で27連覇 長野東1時間8分10秒でV17 地区代表は2年連続で長野日大&新潟一/北信越高校駅伝

北信越高校駅伝が11月16日、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムを発着とする駅伝周回コースで行われ、男子(7区間42.195Km)は佐久長聖(長野)が2時間4分57秒で27連覇を決めた。女子(5区間21.0975Km) […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top