立命館大学は11月29日、アシックスジャパン株式会社、英語コーチング「プログリット(PROGRIT)」を展開している株式会社プログリットと連携し、学生アスリートの英語力向上と世界最高峰のスポーツ教育を体験する「Ritsumeikan-Global Athlete Program」を始動することを発表した。
男女陸上競技部をはじめ重点強化クラブ7部から、指導者の推薦があった応募者から選抜された3名が、第1期生としてプログラムを受講する。
選ばれたのは男子陸上競技部主将で日本インカレ男子十種競技2連覇中の川元莉々輝(3年)、女子陸上競技部前主将の松尾季奈(4年)、ラグビー部学生ストレングス&コンディショニングコーチの岩田駿亮(3年)の3名。
立命館大学の仲谷善雄学長は、「世界で活躍し、将来の日本スポーツ界を担う人材を育成することを目的に始動することになりました」とプログラムの趣旨を説明。3人の選考理由については、「高い意識を持って、世界に挑戦する明確な意志があること。また、そういうレベルの選手である」と説明した。
「多様な学びの機会の創造」を目指す立命館大学は、1983年に総合スポーツ政策を策定するなど、早くから、「スポーツを学びと成長の場」(仲谷学長)と捉えるなど重要な位置づけとしてきた。
その中で、2017年にはアシックスジャパンと包括的交流連携協定を締結。人材育成・交流、社会貢献活動の促進、研究・開発の高度化など、「未来人材を育成するというビジョンが合致し、立命館大学とアシックスだからこそできることを、地域を巻き込んでやってきました」と同社の小林淳二社長は話す。
今回のプログラムは、その取り組みの一環。2021年に学校法人立命館における職員の英語力向上について連携していたプログリット社の協力を得て、実現に至ったという。同社の岡田祥吾社長は、「英語ができないことが一つの原因になって、自身のパフォーマンス、潜在能力を発揮でない選手がいます。世界を常に選択肢に入れて活動するグローバルアスリートが生まれてほしい」と思いを語った。
両社とともにこのプログラムで目指すのは、「世界で活躍し、スポーツ界の未来を切り拓くイノベーション人材の育成」だ。
第1期のプログラム期間は2022年12月から23年3月末までで、最初の段階として目標設定、課題認識など動機づけを目的とした事前研修からスタートする。
次に、海外挑戦の障壁になりがちな英語を身につけるためにプログリットを受講。そして、3月には米国フロリダ州への短期留学を行う。そこでは、プロテニスプレイヤーの錦織圭も学んだIMGアカデミーに1週間滞在し、同校が開発した「アスリート&パーソナル・デベロップメント・プログラム」を体験。また、フロリダ州立大学の見学や、学生との交流も予定されている。
「グローバルアスリート」への第一歩に臨む3人は、それぞれ次のように抱負を述べた。
「海外で活躍するために、試合だけでなく、練習拠点にするということを考えていたので、今回のプログラムのことを聞いて、『ここや!』と思って応募しました。IMGに行くことも楽しみですが、英語を学べることが楽しみ。期間は限られているので、自分からつかみにいくという姿勢で臨みたいです」と川元。来年は日本インカレの3連覇や、ワールドユニバーシティゲームズ出場を目指していく。
「海外でトレーニングをしたいという思いはずっとありましたが、費用面など学生には簡単にできません。その機会を与えていただいたことに感謝しています。海外に行きたいという思いが先にあり、そのためには英語力が必要。新しいことにチャレンジして、いろいろなことを発見し、グルーバルな選手になれるようにがんばります」と松尾。卒業後はフレスコに所属し、個人やリレーで世界を目指していく。
岩田も「同世代の人とアメリカで学べることにワクワクしています。アメリカというスポーツ科学の最先端の現場を肌で感じて、いろいろなことを吸収したい。将来は海外を拠点に活動することも視野に入れているので、基礎汰なる英語力を身につけたいです」と話した。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2026.02.16
【女子棒高跳】伊藤来莉(大砂土中1埼玉) 3m60=中1最高
2026.02.16
【女子棒高跳】髙橋美優(観音寺中部中3香川) 3m74=中学歴代9位
-
2026.02.16
-
2026.02.16
2026.02.15
【大会結果】第6回全国大学対校男女混合駅伝(2026年2月15日)
-
2026.02.10
-
2026.02.12
-
2026.02.15
2026.01.31
青学大・黒田朝日は「コンディション不良に近い」MGC獲得が「第一目標」/別大毎日マラソン
-
2026.02.01
-
2026.01.18
-
2026.02.15
Latest articles 最新の記事
2026.02.16
日本マラソン界のホープ・平林清澄、世界に向けた挑戦! パワーアップの源となるレース前のルーティーンとは―
昨季まで國學院大學の主力として大学駅伝界を沸かせた平林清澄(ロジスティード)は、社会人になり〝冬眠〟期間を経てパワーアップした走りを披露している。狙ったレースを外さないのが平林。学生時代から食事等に人一倍気を使ってきたが […]
2026.02.16
【女子棒高跳】伊藤来莉(大砂土中1埼玉) 3m60=中1最高
令和7年度第47回群馬県室内棒高跳記録会が、2月15日に群馬県吉岡町の棒高跳専用室内施設「ベルドーム」で行われ、女子高校・一般棒高跳で中学1年生の伊藤来莉(大砂土中1埼玉)が3m60の中1最高記録を更新した。これまでの中 […]
2026.02.16
【女子棒高跳】髙橋美優(観音寺中部中3香川) 3m74=中学歴代9位
香川室内跳躍競技会が2月7日、8日に香川県観音寺市の市立総合体育館で行われ、7日の中学女子棒高跳で髙橋美優(観音寺中部中3)が3m74の中学歴代9位の記録で優勝した。 髙橋のこれまでのベストは昨年の県中学通信でマークした […]
2026.02.16
キピエゴンが10km29分46秒で快勝 !「マラソンへの第一歩」
モナコ・ランが2月15日に開催され、女子ロード10kmで1500mの世界記録保持者F.キピエゴン(ケニア)がで29分46秒をマークした。 キピエゴンは五輪・世界選手権で8つの金メダルを獲得している32歳。ロード種目は23 […]
2026.02.16
三段跳・ロハスが14m95!23年以降の自己最高、アキレス腱断裂の大ケガからようやく復調へ
スペイン国内のクラブ室内選手権が2月14日にバルセロナで開催され、女子三段跳に世界記録保持者のY.ロハス(ベネズエラ)が出場し、今季世界最高の14m95をマークした。 ロハスは22年に15m74の世界記録を樹立した30歳 […]
Latest Issue
最新号
2026年3月号 (2月14日発売)
別府大分毎日マラソン
大阪国際女子マラソン
矢田みくにインタビュー
追跡箱根駅伝