2022.10.17
オレゴン世界選手権の男子100mで日本人初の決勝進出を果たしたサニブラウン・アブデル・ハキーム(タンブルウィードTC)が、パートナーシップ契約を締結しているプーマ・ジャパン株式会社の本社(東京都品川区)を訪れて凱旋報告会を行った。
練習拠点とする米国で日本初の100m決勝進出という快挙を成し遂げたサニブラウン。同社の萩尾孝平・代表取締役社長から花束の贈呈があり、世界選手権やスパイク開発の秘話が披露された。
世界選手権を振り返り、「緊張する自分と落ち着かせようとする2人の自分がいた」とサニブラウン。ただ、「日頃からメダルを取っているような選手と練習しているので、そういう舞台に立っても過度に緊張せず準備ができました」と言う。
ただ、ファイナルについては「達成感は一瞬だけ。メダルを取るのが決まるレース。近いようで遠かった」と言い、「出し切った部分はあるが悔しいのが一番」だと振り返る。
その快挙をアシストしたのが着用する同社のスパイクで、米国ボストンのラボから「何度も練習場に来てくださってフィッティングのセッションをしてきました」とサニブラウンは言う。特に「反発が返ってきて、それを組み込んだ走りができました」と感謝する。
トークセッションの後はプーマ契約のサッカー日本代表・堂安律(フライブルク)からのサプライズメッセージ動画もあり、普段からサッカー観戦するサニブラウンも「ものすごくうれしい」と笑顔を見せた。最後には同社の社員と記念撮影に収まった。
サニブラウンは今後の目標について「競技人生はまだまだこれからだと感じましたし、ここからが本当のスタート。来年の世界選手権、24年のパリ五輪、その次の東京世界選手権に向けて日々練習していって、メダル、金メダル、世界記録へと頑張っていきたいです」と意気込みを語った。

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