◇オレゴン世界陸上(7月15日~24日/米国・オレゴン州ユージン)5日目
オレゴン世界陸上5日目のイブニングセッションに行われた女子走高跳決勝。4人が2m02に挑む大熱戦は、この高さを1回でクリアしたエラノア・パターソン(豪州)が世界大会初の金メダルを手にした。
屋外ベストにあと1cmの1m98を3回目で成功したパターソンは、屋外では自身初の大台となる2m00も2回目でクリア。この時点では、2m00を一発で越えたエレナ・ヴァッロルティガーラ(イタリア)がトップ、同じ2回目での成功だったヤロスラワ・マフチフ、イリーナ・ヘラシュチェンコに次ぐ4位だった。
だが、スピードに乗った助走から自己ベストの2m02を鮮やかに1回で成功したことで、流れを一気に自分のものにした。この高さを2回目に越えたマフチフとの一騎打ちとなった2m04は、試技順が先のマフチフが3回目を失敗した時点で優勝が決定。パターソンは大歓声を浴びながらを最終跳躍を終えると、マットの上で感無量の表情を見せた。
「ビッグパフォーマンスができるとは思っていたけど、今夜、これだけの素晴らしい選手たちと同じように跳べるなんて思ってなかった。私がチャンピオンだなんて信じられない」
2013年のU18世界選手権を制している26歳。15年北京世界陸上で8位、昨年の東京五輪では5位入賞を果たすと、今年3月の世界室内選手権ではマフチフとの優勝争いに敗れたものの初の2m00成功で銀メダルを獲得と、着実に力をつけてきた。今季は、屋外初戦が6月30日のダイヤモンドリーグ・ストックホルム大会だったものの、そこで1m96をクリアして優勝。今季2戦目にして、自身初の世界一をつかんだことになる。
豪州勢は、パターソンと同年代のニコラ・オリスラガースが昨年の東京五輪で銀メダル、今大会も5位に入賞している。欧州勢が中心だった同種目の勢力図を、南半球から大きく書き換えそうな勢いだ。
2月末からロシアからの軍事侵攻を受け続ける母国に希望をと臨んだマフチフだったが、2大会連続の銀メダルに。それでも、頂点をバーに合わせられなかったものの2m04は高さは十分。V候補筆頭としての実力は示した。
18歳で出場した前回のドーハ大会は、33年ぶりU20世界新となる2m04をクリアして銀メダルを獲得。逸材として注目を集め、昨年の東京五輪でも銅メダルを手にした。3月の世界室内選手権には戦火を逃れて出場し、金メダルに輝いている。
今大会も米国の観客から大声援を受け、予選からバーを次々と1回でクリアしていったが、決勝は2m00、2m02ともに1度ずつ失敗したことが響いた。
■女子走高跳上位成績
1位 エレノール・パターソン(豪州) 2m02
2位 ヤロスラワ・マフチフ(ウクライナ) 2m02
3位 エレナ・ヴァッロルティガーラ(イタリア) 2m00
4位 イリーナ・ヘラシュチェンコ(ウクライナ) 2m00
5位 ニコラ・オリスラガース(豪州) 1m96
〃 サフィナ・サドゥライェワ(ウズベキスタン) 1m96
7位 カルメン・ブラウス(エストニア) 1m96
8位 ナデジュダ・ドゥボヴィツカヤ(カザフスタン)1m96
◇オレゴン世界陸上(7月15日~24日/米国・オレゴン州ユージン)5日目
オレゴン世界陸上5日目のイブニングセッションに行われた女子走高跳決勝。4人が2m02に挑む大熱戦は、この高さを1回でクリアしたエラノア・パターソン(豪州)が世界大会初の金メダルを手にした。
屋外ベストにあと1cmの1m98を3回目で成功したパターソンは、屋外では自身初の大台となる2m00も2回目でクリア。この時点では、2m00を一発で越えたエレナ・ヴァッロルティガーラ(イタリア)がトップ、同じ2回目での成功だったヤロスラワ・マフチフ、イリーナ・ヘラシュチェンコに次ぐ4位だった。
だが、スピードに乗った助走から自己ベストの2m02を鮮やかに1回で成功したことで、流れを一気に自分のものにした。この高さを2回目に越えたマフチフとの一騎打ちとなった2m04は、試技順が先のマフチフが3回目を失敗した時点で優勝が決定。パターソンは大歓声を浴びながらを最終跳躍を終えると、マットの上で感無量の表情を見せた。
「ビッグパフォーマンスができるとは思っていたけど、今夜、これだけの素晴らしい選手たちと同じように跳べるなんて思ってなかった。私がチャンピオンだなんて信じられない」
2013年のU18世界選手権を制している26歳。15年北京世界陸上で8位、昨年の東京五輪では5位入賞を果たすと、今年3月の世界室内選手権ではマフチフとの優勝争いに敗れたものの初の2m00成功で銀メダルを獲得と、着実に力をつけてきた。今季は、屋外初戦が6月30日のダイヤモンドリーグ・ストックホルム大会だったものの、そこで1m96をクリアして優勝。今季2戦目にして、自身初の世界一をつかんだことになる。
豪州勢は、パターソンと同年代のニコラ・オリスラガースが昨年の東京五輪で銀メダル、今大会も5位に入賞している。欧州勢が中心だった同種目の勢力図を、南半球から大きく書き換えそうな勢いだ。
2月末からロシアからの軍事侵攻を受け続ける母国に希望をと臨んだマフチフだったが、2大会連続の銀メダルに。それでも、頂点をバーに合わせられなかったものの2m04は高さは十分。V候補筆頭としての実力は示した。
18歳で出場した前回のドーハ大会は、33年ぶりU20世界新となる2m04をクリアして銀メダルを獲得。逸材として注目を集め、昨年の東京五輪でも銅メダルを手にした。3月の世界室内選手権には戦火を逃れて出場し、金メダルに輝いている。
今大会も米国の観客から大声援を受け、予選からバーを次々と1回でクリアしていったが、決勝は2m00、2m02ともに1度ずつ失敗したことが響いた。
■女子走高跳上位成績
1位 エレノール・パターソン(豪州) 2m02
2位 ヤロスラワ・マフチフ(ウクライナ) 2m02
3位 エレナ・ヴァッロルティガーラ(イタリア) 2m00
4位 イリーナ・ヘラシュチェンコ(ウクライナ) 2m00
5位 ニコラ・オリスラガース(豪州) 1m96
〃 サフィナ・サドゥライェワ(ウズベキスタン) 1m96
7位 カルメン・ブラウス(エストニア) 1m96
8位 ナデジュダ・ドゥボヴィツカヤ(カザフスタン)1m96
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.30
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第63回「アフリカへの恩返しで大輪の花」
2025.11.28
青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表
-
2025.11.29
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.30
世界陸上34年ぶり決勝の中島佑気ジョセフ「どん底からあきらめずにやってきた1年」来年の目標は…
月陸Onlineが2022年に創設した「GetsurikuAwards」。選手、ファン、メディア投票で決定する「今年最も輝きを放ったアスリート」に贈る「Crystal Athlete」には、男子400mの中島佑気ジョセフ […]
2025.11.30
【高校生FOCUS】女子やり投・鈴木彩夏(大体大浪商高3)国スポで高校歴代5位「今までにない感覚でした」
FOCUS! 高校生INTERVIEW 鈴木彩夏 Suzuki Ayaka 大体大浪商3大阪 活躍している高校生を紹介するこのコーナー。今回は女子やり投の鈴木彩夏選手(大体大浪商高3大阪)です。今季はインターハイ、U20 […]
2025.11.30
広島経大が2年ぶりV 6区・藤井奏汰が劇的逆転! 環太平洋大が25秒差の2位/中国四国学生駅伝
第69回中国四国学生駅伝が11月30日、山口市民会館前をスタート、同市のリフレッシュパーク第三駐車場をフィニッシュとする、6区間53.5kmのコースで行われ、広島経大が2時間42分21秒で2年ぶり22回目の優勝を果たした […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025