HOME 国内、世界陸上

2022.07.15

25年世界陸上の東京開催決定 尾縣会長「スポーツの進化、魅力を伝えたい」
25年世界陸上の東京開催決定 尾縣会長「スポーツの進化、魅力を伝えたい」

2025年世界選手権の東京開催が決まったことを受け、日本陸連の尾縣貢会長と東京都の潮田勉副知事が、15日に開幕する世界選手権の開催地・米国オレゴン州ユージンで会見に臨んだ。

現地の午前中の世界陸連(WA)カウンシル会議によって開催地が決定。13時頃にWAセバスチャン・コー会長から直接、尾縣会長へ電話が入ったという。そこでは昨年の東京五輪を含めた国際大会や、招致活動について評価。尾縣会長は「関係者にご尽力に感謝します」と述べ、「歴史に残る世界陸上にしたい」と語る。

広告の下にコンテンツが続きます

世界選手権の開催は91年東京、07年大阪に次いで日本で3回目。これは国別では単独最多となる。昨年の東京五輪は無観客開催だったこともあり、「多くの観客の前で」(尾縣会長)と開催への準備を進める。

開催時期について、WAは「8月末」を希望しているが、「アスリートの安全と記録が出る」と日本陸連は「9月中旬」での開催を目指している。また、常設されていないサブトラック問題について「織田フィールドや東京体育館を活用」していく見込みだ。マラソン・競歩についても東京での実施を目指す。

東京五輪が終え、中心として牽引してきた選手が疲労困憊となったり、若手アスリートが競技生活を終えたりするなどもあったが、尾縣会長は「2025年が決まって大きな目標ができた。ベテランが引っ張り、若手が成長し、今まで一番強いチームジャパンを作り上げてほしい」と期待を寄せる。

2025年世界選手権の東京開催が決まったことを受け、日本陸連の尾縣貢会長と東京都の潮田勉副知事が、15日に開幕する世界選手権の開催地・米国オレゴン州ユージンで会見に臨んだ。 現地の午前中の世界陸連(WA)カウンシル会議によって開催地が決定。13時頃にWAセバスチャン・コー会長から直接、尾縣会長へ電話が入ったという。そこでは昨年の東京五輪を含めた国際大会や、招致活動について評価。尾縣会長は「関係者にご尽力に感謝します」と述べ、「歴史に残る世界陸上にしたい」と語る。 世界選手権の開催は91年東京、07年大阪に次いで日本で3回目。これは国別では単独最多となる。昨年の東京五輪は無観客開催だったこともあり、「多くの観客の前で」(尾縣会長)と開催への準備を進める。 開催時期について、WAは「8月末」を希望しているが、「アスリートの安全と記録が出る」と日本陸連は「9月中旬」での開催を目指している。また、常設されていないサブトラック問題について「織田フィールドや東京体育館を活用」していく見込みだ。マラソン・競歩についても東京での実施を目指す。 東京五輪が終え、中心として牽引してきた選手が疲労困憊となったり、若手アスリートが競技生活を終えたりするなどもあったが、尾縣会長は「2025年が決まって大きな目標ができた。ベテランが引っ張り、若手が成長し、今まで一番強いチームジャパンを作り上げてほしい」と期待を寄せる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.20

東京世界陸上代表・小池祐貴と中島ひとみが人気番組「逃走中」に参戦! 自慢のスプリントで逃げ切りなるか

東京世界選手権代表で男子短距離の小池祐貴(住友電工)と女子100mハードルの中島ひとみ(長谷川体育施設)が、フジテレビの人気番組「逃走中」に出演することが発表された。 小池は19年に100mで9秒98をマーク。今季は5月 […]

NEWS 川口桃佳が自己記録に迫る5000m15分26秒59 3年ぶりの15分30秒切り/日体大女子長距離競技会

2025.12.20

川口桃佳が自己記録に迫る5000m15分26秒59 3年ぶりの15分30秒切り/日体大女子長距離競技会

12月20日、神奈川県横浜市の日体大健志台陸上競技場で第26回日体大女子長距離競技会が行われ、5000m4組では川口桃佳(ユニクロ)が15分26秒59で1着となった。 川口は11月のクイーンズ駅伝で、1区を務め5位と好走 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/日大・山口彰太「万全の状態で本戦を」 2度目の舞台は往路で勝負

2025.12.20

箱根駅伝Stories/日大・山口彰太「万全の状態で本戦を」 2度目の舞台は往路で勝負

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 1年目はケガや長期離脱 「こうすれば良かった、という後悔が一切ない走 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/最後のエース区間へ意欲を燃やす神奈川大・宮本陽叶 あこがれのOBに「やっと記録で追いつけた」

2025.12.20

箱根駅伝Stories/最後のエース区間へ意欲を燃やす神奈川大・宮本陽叶 あこがれのOBに「やっと記録で追いつけた」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 エース区間で苦戦も悲観せず 神奈川大のエース・宮本陽叶(4年)が最後 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/30年ぶりの総合優勝狙う中大 トータル10区間で「新たな“1”を」

2025.12.20

箱根駅伝Stories/30年ぶりの総合優勝狙う中大 トータル10区間で「新たな“1”を」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 11月に表れた取り組みの成果 前回大会を5位で終えた中大は、1年後の […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top